「こちら葛飾区亀有公園前派出所」最終回
「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が40周年を迎え終了になりました。40年前といえば、1976年(昭和51)になります。
今日が最終回の出版という事で、皆買いに来るな、と急いで本屋さんへ行ったら、うっこづんでありましたが、だれも見るものもなくという状態で(田舎だから)簡単に買えました。(うっこづむ、東京の方言でいえば、たくさん積んである)。単行本は入荷なし。
1976年というと、私が社会に出てしばらくでしたが、あの頃は、少年マガジン、少年チャンピオン、少年サンデー、少年ジャンプ、少年キングがあり、ビッグコミック、プレイコミック等々、毎週15冊マンガを読んでいて、「こち亀」が載った時は、作者名が「山止たつひこ」となっており、当時「がきデカ」で有名だった「山上たつひこ」さんが名前を変えて出したのかな?とは思ったのですが、画風が違い、作者名をもじったのだと思ったのですが、いつの間にか「秋山治」になっていたことを覚えています。
そのうち、仕事も忙しくなり、読まなくなって数十年。
左が、1976年、「少年ジャンプに」に4月期「Y・J(ヤングジャンプ)賞入選作品」の作品、右が今週号ですが、両さんの顔が随分変わっているのが分かります。
水戸黄門、男はつらいよなど、毎回、同じようなストーリーですが、誰だったか、水戸黄門は最後に印籠を出し、男はつらいよは最後に振られる、と同じように安定して、その安定感が良いんじゃないか、といった人がいましたが、こち亀も多分そのジャンルに入るのではないかと思います。
1976年といえば、意外といろいろなことがあり、「徹子の部屋」が放送開始、ロッキード事件、アップルコンピューターの設立、「四畳半襖の下張り」の罰金判決、日清食品の「U.F.O」「どん兵衛きつねうどん」の発売、アントニオ猪木とモハメド・アリの異種格闘技戦、モントリオールオリンピック、ピンク・レディーの「ペッパー警部」、王選手の715本塁打、およげたいやきくんのヒット、太田裕美の「木綿のハンカチ」、山口百恵の「横須賀ストーリー」、桜田淳子の「夏にご用心」、山口くんちのツトム君、イルカの「なごり雪」等々書けばきりがありませんが、元気な時代だったような記憶があります。
さて、秋本治氏は最後に次のように書いています。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」連載終了によせてー
あの生真面目でいい加減な両さんが
40年間休まず勤務したので、この辺で
有給休暇を与え、休ませてあげようと思います。
作者にとっての両さんは
「あの子は悪いから付き合ってはダメよ!」と
注意されたのに、
誘われてしまった悪友のような存在ですね(笑)
でも、そのおかげで数えくれないほどの話を
描くことができました。
両さんの悪い事に走ってしまう部分も含め、
人間的な面を描けた気がします。
あまりにも長期の作品なので、終了しても
その物語は自分の中の時間では
まだ動き続けているみたいです。
だからまたいつか・・・・
逢えることを信じつつ。
読者のみなさま、本当に長い間
ご愛読ありがとうございました
2916年9月 秋山治
とは、書いてありますが、有給休暇で、まだ退職したわけではなさそうなので、ひょっとしたら、皆さんの町の派出所に、異動してくるかもですよ・・・
水戸黄門、男はつらいよなど、毎回、同じようなストーリーですが、誰だったか、水戸黄門は最後に印籠を出し、男はつらいよは最後に振られる、と同じように安定して、その安定感が良いんじゃないか、といった人がいましたが、こち亀も多分そのジャンルに入るのではないかと思います。
1976年といえば、意外といろいろなことがあり、「徹子の部屋」が放送開始、ロッキード事件、アップルコンピューターの設立、「四畳半襖の下張り」の罰金判決、日清食品の「U.F.O」「どん兵衛きつねうどん」の発売、アントニオ猪木とモハメド・アリの異種格闘技戦、モントリオールオリンピック、ピンク・レディーの「ペッパー警部」、王選手の715本塁打、およげたいやきくんのヒット、太田裕美の「木綿のハンカチ」、山口百恵の「横須賀ストーリー」、桜田淳子の「夏にご用心」、山口くんちのツトム君、イルカの「なごり雪」等々書けばきりがありませんが、元気な時代だったような記憶があります。
さて、秋本治氏は最後に次のように書いています。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」連載終了によせてー
あの生真面目でいい加減な両さんが
40年間休まず勤務したので、この辺で
有給休暇を与え、休ませてあげようと思います。
作者にとっての両さんは
「あの子は悪いから付き合ってはダメよ!」と
注意されたのに、
誘われてしまった悪友のような存在ですね(笑)
でも、そのおかげで数えくれないほどの話を
描くことができました。
両さんの悪い事に走ってしまう部分も含め、
人間的な面を描けた気がします。
あまりにも長期の作品なので、終了しても
その物語は自分の中の時間では
まだ動き続けているみたいです。
だからまたいつか・・・・
逢えることを信じつつ。
読者のみなさま、本当に長い間
ご愛読ありがとうございました
2916年9月 秋山治
とは、書いてありますが、有給休暇で、まだ退職したわけではなさそうなので、ひょっとしたら、皆さんの町の派出所に、異動してくるかもですよ・・・
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