「おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんな いきもの事典」~今泉忠明監修 イラスト・下間文恵・徳永明子・かわむらふゆみ著
暑いので、あちらこちら行く気にもなれず、本屋さんと図書館と家と墓掃除に行くばかりの毎日。
今日は本屋さんに行ってみると、上の本が置いてあり、児童用の図書のところですから、子ども用でしょうが、題をみて、おや?何かな、と少し読んだら面白く、思わず買ってしまいました。
で、読むとこれが興味深く、子ども用というより大人用じゃない、という感じで、あっというまに完読。中身は
こんな感じで、絵と文が面白く、2,3紹介すると
■ワニが口を開く力は おじいちゃんの握力に負ける
ワニというと、人間を襲いオッカナイ感じですが、噛みつく力は「口全体で小型のトラックくらいの重さをかけられるので、たいていのものはかみくだいてしまいます。」だそうですが、「ところが口を開ける力はびっくりするほど弱く、たったの30㎏ほど、日本人の平均的なおじいちゃんが片手でおさえこめるほど、弱い力しかでません。」ということですが、悪い大人の方は、動物園に行って実験しないようにしましょう。
■アライグマは食べ物をあらわない
「アライグマ」の意味、考えたことがありませんでしたが、アライグマは目が悪く、餌を捕まえるとき、前足を水つっこみ、石の下などを手探りでさがす様子が、まるで洗っているように見えるので、「アライグマ」。
ところが、動物園で飼育されているアライグマは、必要ないのに食べ物を水で洗うそうですが、「その理由はよくわかっていませんが、ヒマすぎてやることがないから、というのがおおむね有力な説のようです。」だそうです。
■コウテイペンギンは2か月間、足の上で卵を温め続ける
南極大陸は、マイナス60℃にもなるそうですから、卵はそのまま地面にはおいておけず、「メスがうんだ卵をオスは足の上にのせます」ということだそうですが、「こうしてオスは、メスが海で食べ物をとってくるまでの2か月間、何も食べず、寒さに耐えて、じっと卵を温め続けるのです。」ということで、なんとなく、日本のお父さんの哀愁を感じます。
あまり書くと、営業妨害になるので、タイトルだけ少しばかり・・・・
■ダチョウは脳みそが目玉より小さい
■ホッキョクグマの毛がぬけると、肌は黒い
■ウナギの体が黒いのはただの日焼け
■サイの角は、ただのいぼ
■スカンクはおならがくさいほどモテる
■ウサギは自分でうんこを肛門から直(じか)に食べる
■イルカは眠るとおぼれる
■コアラはユーカリにふくまれる猛毒のせいで一日中寝ている
■バクはおしりを水につけないとうんこが出ない
■マグロは24時間泳ぎ続けないと窒息する
■ラッコは食べ続けないとこごえ死ぬ
■シマリスのしっぽはかんたんに切れるが、再生はしない
■一匹オオカミは弱い
■カメムシは、自分のにおいがくさすぎて気絶する
とまあ、他にもあるのですが、目からウロコの話がたくさん載せてあるので、ウンチク好きな方はご一読を。子どもと動物園に行く前に、一読して説明すると、子どもから尊敬されるかもですよ。
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