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2016年6月14日 (火)

「センゴク権兵衛 第2巻」~宮下英樹著

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「センゴク権兵衛 第2巻」です。第1巻が3月ですから、3か月ぶりです。なお、最終ページのPRによると、第3巻は9月発売予定だそうです。

NHKでも秀吉が北条攻めを始めたようですが、こちらは、紀州攻めになります。秀吉軍10万人。千石堀城を始め諸城を攻め落とし、根来寺に向かいますが、雑賀・根来衆は逃亡をし、なんなく進出します。

ただ、信長が叡山を焼いたように、秀吉も根来寺を焼くかどうか。「悪僧を討つは許されど 伽藍を焼かば世の支持は得られまい」という事ですが、結局、焼きは払ってしまいます。

ここにいたって、ゴンベエの重要な家臣、根来出身のソバカスこと、津田杉ノ坊妙算が、灰燼に帰した根来の里を元に戻したく、ゴンベエの元を離れます。ここらが、この巻の見どころ。

さて、根来攻めの際、山に放置されていた「安珍清姫」の鐘を見つけ、合戦の時に使う「陣鐘」として使っていることも描かれています。

根来を攻め落とした、秀吉勢は「太田城」攻めにかかり、ここを主力とし、湯田氏を3000名で攻めていき、センゴク権兵衛は水軍として参加をするわけですが・・・


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湯田氏は、秀吉の統制に反感を持ち、秀吉に降伏し「不自由な極楽」を選ぶか、秀吉と戦って「自由な地獄」を選ぶかですが、「自由な地獄」を選びます。
センゴク権兵衛には思わぬ落とし穴があるような・・・・




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