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2016年6月 4日 (土)

「仁義なき聖書ものがたり」~架神恭介(文)★芸術新潮6月号

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「聖書」といえば、「旧約聖書」と「新約聖書」がありまして、恥ずかしいことに、昔は「旧訳聖書」と「新訳聖書」と思っておりまして、「旧訳聖書」は文語体、「新訳聖書」は口語体と思っていたのですが・・・・・

こちらは、島原・天草の乱、隠れキリシタンの事があり、少しは聖書でも読もうかと思っていたのですが、手持ちの聖書を読んでも眠くなるばかりで、手短な入門書でもないかと思ったら、「芸術新潮」さん、意外な「特集 特別聖年記念」という事で、第1部が「ザ・旧約聖書ストーリーズ」。第2が「聖書と美術ー禁断の図像史」。

第一部が19のストーリーで説明してあり、例えば「02 アダムとエバ」の最初の所「『お、おどりゃ、なにしようるんじゃ!』『だってえ、旨そうじゃったけえ・・・』そう言うと、妻エバ(イブ)は手に持った果実をアダムに差し出してきた。ごくり・・・とアダムが喉をならす。確かに旨そうである。・・・・・」といった調子で書かれていますが、解説の所に簡略に説明がしてあり、「『善悪を知る木の実』の効果は一体何なのか。よく言われるのが、『本来神の専売特許である善悪倫理基準を定める権利を、勝手に行使できるようになる』・・・・」と要点はきちんと押さえて書いてあります。全部書くと長くなるので、題目だけの紹介で。

01 天地創造~神(ハヤウェ)の劇的ビフォーアフター
02 アダムとエバ~楽園追放のよくわからない真相
03 カインとアベル~神のえこひいきが招いた人類最初の殺人事件
04 ノアの箱舟~マジ勘弁、神の気まぐれリセット
05 バベルの塔~多言語発生!意思疎通崩壊的大混乱!!
06 ソドムとゴモラ~悪逆無法都市、最後の日
07 イサクの犠牲~忠義の人アブラハムにふりかかる、ためしてガッテンby神
08 ヤコブとエサウ~そんなのあり!!兄を出し抜くズルい弟
09 ヨセフの出世~ドッキリ作戦で兄たちに意趣返し
10 モーセの召命~中間管理職はつらいよ
11 出エジプト~紅海パッカーン!されどモーセの苦闘は続く
12 エリコ攻略戦~イスラエル軍最強伝説
13 サムソンとデリラ~神のマッチポンプ作戦をいろどる勇者と美女
14 ダビデとゴリアテ~巨漢を倒した鉄砲玉は美少年
15 バト・シェバ~ダビデ王のゲス不倫
16 ソロモン王とシェバの女王~金満男とセレブ女の邂逅

17 アハブ王~賢帝に着せられた”歴代最悪”の汚名のナゼ
18 バビロン捕囚~南国滅亡、その時預言者は・・・・・・・
19 エステル~極悪非道の”美談”を演出した美貌の王妃

あと、2部の「聖書と美術」はかなり、●ロい絵が載っていますのでお楽しみを。

さて、読んでみて、大体の外郭は分かったので、旧約聖書を少し読んでみようと思うのですが、途中に「教えて!旧約聖書!」という部分があり、「そもそも旧約聖書は、いつ、どうやってできたのですか?」「旧約聖書をざっくり一言でいうと?」「なぜ、キリスト教でも旧約聖書を用いるのですか?」など分かりやすく書いてありますが、旧約聖書には矛盾が多いらしく、「むしろ『聖書に書かれていることはすべて真実』としてはいけないという態度が聖書の冒頭で示されている、あまりまじめに読まないでネ、と古代の書き方で表現したととればいいと思います。」という事で、気軽に読んでみますか。

しかし、読んでみて、神さんは不可解なもので、うちのカミサンも不可解なことが多いのですが・・・





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