「あ・ま・ざ・け」~飲む点滴
甘酒ですね。最近元気がなく、昨日の疲れを引きずったまま、という状態が続い
ておりまして、ア●●●ンなどを飲んでいましたが、錠剤なので何となく味気なく、
何かないかと、ふと思い出したのが「あまざけ」。
昔は、よく家で作っていて、最近はあまり見かけなくなっていたのですが、お店屋
さんに行ってみたら、各種有り、コンビニにまで置いてありました。調べてみると、
どこかのTVで放送があったらしく、今、流行っているみたいです。
発酵食品で、ビタミン豊富、低カロリー(100gで70~80カロリー程度)で、美
容、美肌効果、便秘効果もありとか(私、まだ美肌にはなっておりませんが・・・)。
ウィキペデアで見ると、「当時の江戸幕府は庶民の健康を守るため、老若男女を
問わず購入できるよう甘酒の価格を最高で4文に制限しており、武士の内職とし
ても甘酒造りが行われていた。」と書かれていますが、いつもの「近世風俗志(守
貞謾稿)」には「甘酒売り」として
「醴(あまざけ)売りなり。京坂は専ら夏夜のみこれを売る。専ら六文を一碗の価
とす。江戸は四時ともこれを売り、一碗八文とす。・・・」とありますが、当時、「温
うどん・そば各一碗価一六文。他食を加へたるものは、二十四文、三十二文等
なり。」ですから、甘酒が安かったことがうかがえます。
図がのせてあり
このような感じであったようです。
また、昭和46年発行、山本健吉編「最新俳句歳時記」(文藝春秋刊)には「・・・甘
酒売りの呼声は今ではあまり聴かれなくなったが、海水浴場などでは甘酒屋を
見かけることが多い。」とあり、この頃まで、甘酒屋さんがあったことがうかがえま
す。長崎では、あまりというより、私、見かけたことがありませんでしたが・・・・
甘酒は、酒粕で作る方法と、麹で作る方法があるようですが、上の写真は、麹で
作った方で、ノンアルコール、ノンシュガーで酔っ払うことはありませんが、一日
200mlが飲むのが目安だそうです。なお、米粒が入ったもの、サラサラのものが
あるので、お好みで。
今年の夏も暑くなりそうですから、夏バテ、暑気払いにお試しを。男性の方は甘
いのが苦手という人もいますが、「良薬は口に苦し」でなく、「良薬は口に甘し」で
我慢してお飲みください。なにせ、「飲む点滴」と言われているそうですから。
なお、自分で作ろうという方は、ネットでいろいろ作り方が載せてありますので、ご
参考に。
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甘いものが苦手な私は当然「甘酒」など口にしたいとも思いませんでしたが・・・一昨年の長崎くんちの「麹屋町」の庭見せ会場で振舞っていた末吉麹屋の「生甘酒」というのを戴いたところその美味しさにビックリしました
http://ssiimm.livedoor.biz/archives/51930620.html
投稿: 心づくし | 2016年5月 7日 (土) 21時09分
いつも情報ありがとうございます。
そういえば、長崎市にも「麹屋町」がありましたね。
長崎に行った時、寄ってみます m(_ _)m
投稿: sugikan | 2016年5月 7日 (土) 22時29分