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2016年3月11日 (金)

「囲碁」★人間vsコンピューター~これからどうなるコンピューター 

Img_20160311_0003

とにかく、ビックリしました。


チェスでコンピューターと人間が対戦したのが1996年。伝説のチェスチャンピオ

ン、ガルリ・カスバロフ。相手はIBMコンピューターのディープ・ブルー。この時は

カスバロフが3勝1敗2引き分け。翌1997年はディープ・ブルーの2勝1敗3引き

分けで、コンピューターの勝利。


将棋界においては、昨年の第4回の「電王戦」において、やっと棋士側が3勝2敗

で勝利することができました。


チェスはマス目が8×8=64、将棋は9×9=81。チェスは相手の駒を取って

も、使えませんが、将棋は相手の駒を取ると、その駒を自分の駒として使える事

ができ、それだけソフトのプログラミングが複雑になるわけです。両方とも、相手

の王を取れば勝ちとなります。


これに比べ、囲碁は19×19=324の目があり、将棋、チェスに比べれば、かな

り盤面が広く、ルールも、簡単に言えば陣取り合戦で、お互いの石を戦わせつつ

自分の地を広く取った方が勝ちになりますが、自分の石が取られそうになって

も、「そっち上げるから、こちら僕貰うよ」と、非常に大局観が必要となり、コンピュ

ーターが人間に勝てるのは20年ばかりかかるかな、と言われていたのですが、

早くも危うい状況。


棋士は韓国人のトップクラスのプロ棋士、李世ドル(石の下に
乙、私のパソコンで

は出ません)、相手は米グーグル傘下の人工知能開発ベンチャー「ディープマイ

ンド」(英国)の囲碁ソフト「アルファ碁」。李棋士については→こちらを参照

5戦を戦うそうですが、李棋士の2連敗。あとがありません。


以前、私も少々碁をやっていて、囲碁のソフトを買ってみたら、弱いこと弱いこと。

これじゃ、囲碁ソフトは無理だなと思っていたら、今日の記事。まさに、ぎょぎょぎ

ょと言うか、じぇじぇじぇと言うか、ビックリポンと言うか、晴天の霹靂でした。李棋

士にはあと3戦あるので、勝ってもらいたいものです。


さて、ここに2冊の本があります。

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「ロボットは東大に入れるか」は、まだ開発中のものであり、「全国センター模

試」の世界史B、日本史B、日本史B、政治・経済・国語(現代文・古文)、英語、

物理Ⅰ、数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学Bの解答の結果を、代々木ゼミナールの

先生が概評していますが、「東京大学合格には、センターは9割くらい欲しいとこ

ろですので、まだまだ勉強がたりません。」「東ロボくんの得点率は26,0パーセ

ントで、あまり出来はよくありませんでした。」「数学Ⅱ・Bは得点率が41パーセン

トで、出来はあまりよくありませんでした。」とか、まだまだみたいです。


「人工知能」はカバーに書いてあるように、「人類最悪にして最後の発明」というこ

とで、「最初に作られる賢い機械、およびそれに続いて作られる人間より賢い機

械は、最終的に我々の生活と融合することはなく、逆に我々を征服するというの

が本書の主張だ。」という厳しい観点から書かれています。


考えれば、人間がやることをロボットがやるようになり、株の取引もコンピュータ

ーで、コンマ何秒でおこなっており、まさに、人間が征服されているような感じがし

ます。デスクワークでは、PC無しでは考えられなくなりました。


「ロボット」というと、アイザック・アシモフの「われはロボット」に、ご存じの「ロボット

工学の三原則」というのがあり、第一条に「ロボットは人間に危害を加えてはなら

ない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならな

い。」というのがありますが、今や戦場において、人工知能を持ったロボットが敵

か味方を見分け攻撃する時代。「ロボット工学の三原則」は昔の話になりました。


コンピューター、ロボットが人類にバラ色の世界をもたらすか、人間世界を滅ぼし

ていくか、要は開発者の考えでどうなるかなのですが、見えない未来です。


(参考・文引用:「長崎新聞」「ロボットは東大に入れるか~新井紀子」「人工知能

 ~ジェイムス・バラット」、ウィキペディアより)




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