「囲碁」★人間vsコンピューター~これからどうなるコンピューター
とにかく、ビックリしました。
チェスでコンピューターと人間が対戦したのが1996年。伝説のチェスチャンピオ
ン、ガルリ・カスバロフ。相手はIBMコンピューターのディープ・ブルー。この時は
カスバロフが3勝1敗2引き分け。翌1997年はディープ・ブルーの2勝1敗3引き
分けで、コンピューターの勝利。
将棋界においては、昨年の第4回の「電王戦」において、やっと棋士側が3勝2敗
で勝利することができました。
チェスはマス目が8×8=64、将棋は9×9=81。チェスは相手の駒を取って
も、使えませんが、将棋は相手の駒を取ると、その駒を自分の駒として使える事
ができ、それだけソフトのプログラミングが複雑になるわけです。両方とも、相手
の王を取れば勝ちとなります。
これに比べ、囲碁は19×19=324の目があり、将棋、チェスに比べれば、かな
り盤面が広く、ルールも、簡単に言えば陣取り合戦で、お互いの石を戦わせつつ
自分の地を広く取った方が勝ちになりますが、自分の石が取られそうになって
も、「そっち上げるから、こちら僕貰うよ」と、非常に大局観が必要となり、コンピュ
ーターが人間に勝てるのは20年ばかりかかるかな、と言われていたのですが、
早くも危うい状況。
棋士は韓国人のトップクラスのプロ棋士、李世ドル(石の下に乙、私のパソコンで
は出ません)、相手は米グーグル傘下の人工知能開発ベンチャー「ディープマイ
ンド」(英国)の囲碁ソフト「アルファ碁」。李棋士については→こちらを参照
5戦を戦うそうですが、李棋士の2連敗。あとがありません。
以前、私も少々碁をやっていて、囲碁のソフトを買ってみたら、弱いこと弱いこと。
これじゃ、囲碁ソフトは無理だなと思っていたら、今日の記事。まさに、ぎょぎょぎ
ょと言うか、じぇじぇじぇと言うか、ビックリポンと言うか、晴天の霹靂でした。李棋
士にはあと3戦あるので、勝ってもらいたいものです。
さて、ここに2冊の本があります。
「ロボットは東大に入れるか」は、まだ開発中のものであり、「全国センター模
試」の世界史B、日本史B、日本史B、政治・経済・国語(現代文・古文)、英語、
物理Ⅰ、数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学Bの解答の結果を、代々木ゼミナールの
先生が概評していますが、「東京大学合格には、センターは9割くらい欲しいとこ
ろですので、まだまだ勉強がたりません。」「東ロボくんの得点率は26,0パーセ
ントで、あまり出来はよくありませんでした。」「数学Ⅱ・Bは得点率が41パーセン
トで、出来はあまりよくありませんでした。」とか、まだまだみたいです。
「人工知能」はカバーに書いてあるように、「人類最悪にして最後の発明」というこ
とで、「最初に作られる賢い機械、およびそれに続いて作られる人間より賢い機
械は、最終的に我々の生活と融合することはなく、逆に我々を征服するというの
が本書の主張だ。」という厳しい観点から書かれています。
考えれば、人間がやることをロボットがやるようになり、株の取引もコンピュータ
ーで、コンマ何秒でおこなっており、まさに、人間が征服されているような感じがし
ます。デスクワークでは、PC無しでは考えられなくなりました。
「ロボット」というと、アイザック・アシモフの「われはロボット」に、ご存じの「ロボット
工学の三原則」というのがあり、第一条に「ロボットは人間に危害を加えてはなら
ない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならな
い。」というのがありますが、今や戦場において、人工知能を持ったロボットが敵
か味方を見分け攻撃する時代。「ロボット工学の三原則」は昔の話になりました。
コンピューター、ロボットが人類にバラ色の世界をもたらすか、人間世界を滅ぼし
ていくか、要は開発者の考えでどうなるかなのですが、見えない未来です。
(参考・文引用:「長崎新聞」「ロボットは東大に入れるか~新井紀子」「人工知能
~ジェイムス・バラット」、ウィキペディアより)
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