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2016年1月30日 (土)

これは「名文」かな?~ラッキーチェリー豆の説明文の事

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誰だか忘れましたが、思っていることの100のうち10喋れれば上等だ、10喋る

うちの1つが書ければ上等だ、と聞いた覚えがあります。


要するに、頭の中で100の事を考え、それを1つでも文章にできれば上々だ、と

いう事でしょう。私も、毎日シコシコとブログを書き、読み返してみて、これで、は

して、考えている事が通じたのか、誤字脱字があるなとか、どれが主語で、ど

が述語だろうか、と反省することしきりです。
                  
             

さて、上の写真は、島原名産の「ラッキーチェリー豆」で、カミサンがどこからか貰

ってきたもの。多分、長崎、島原に来られた方は、お土産に買われた方もおられ

ると思います。


で、ヒマだから裏をみると、「ラッキーチェリー豆」の説明が書いてあって、読んで

みると、昭和レトロ調の文章で、分かりやすく、なかなか面白ので、ご紹介を・・

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写真では分かりにくいので、書き写してみると。



豆をつくりつづけて百有余年の店


       豆のひとりごと

 わたしは「ラッキーチェリー豆」と名付けられておりますが、本体は「そら豆」でご

ざいます。

 わたしが名付けられるまでの過ごし方を申しますと、まず皮を剥いでもらって水

漬けにしてもらいます。それから油で揚げられて水飴、生姜、砂糖などを煮合わ

せた衣をきせてもらいます。

 「藤田のラッキーチェリー豆」と特に申しますわけは優良「そら豆」を使用されて

いますから自慢じゃないが生まれつきがすでに良い、つまり素質がよいというわ

けです。

      特 製 の こ ろ も

 わたしを仕上げる衣は揚げ油が植物油であること、精製砂糖のあっさりした甘

みが舌ざわりがよく溶けるところなどが特長でこれが島原名産の寵児とされるわ

けでございます。それから日持ちの良いことが重宝がられ湿気さえ避ければ変

質することなく、いつまでも茶の間に、旅のおともにはべることができます。



何気なく食べているお菓子ですが、作り方がよく分かり、少しばかり自信がみえら

れ、思いが通じる、いい文章ではないかと思います。


さて、ここで?チェリーといえば「サクランボ」また、「サクラの木」のことですが、な

ぜ、「チェリー豆」というのか。これは、藤田チェリー豆総本店のホームページに

書いてあって・・・

先代が大正三年佐賀県鹿島市で、そら豆を油で揚げ今でいう「フライビンズ」の

 ようなものを「いかり豆」、砂糖をまぶしたものを「サンライス豆」と呼んでいたそう

 ですが、大正十年、鹿島中学の英語の先生が「鹿島の旭が丘」は桜の名所だか

ら、チェリー豆としたらどうか」ということで、「チェリー豆」になったそうです。

なお、大正十四年に本拠地を島原に移したそうです。


という事で、皆さんのところの名産品の説明書も読まれてはいかがでしょう?意

外と面白いものがあるかも、ですよ。

なお、うに豆、のり豆、黒糖豆もありますので、こちらへお越しの時は、お土産に

どうぞ。


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