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2016年1月14日 (木)

ダーウィンとミミズ

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「種の起源」を書き、進化論で有名なダーウィンの最後の著作が、「ミミズの作用

による肥沃土の形成とミミズの習性の観察」。


日本語訳で、「ミミズと土」。この本、お近くの図書館には置いてないので、読ん

ではいませんが・・・

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ダーウィンは28歳の時から、途中、中断をしますが、亡くなるまでミミズの研究と

観察をしたそうです。


きっかけは、おじの家の牧草地に連れて行かれた時、「何年も
前に地面にまか

れた炭殻やレンガのかけらが、今では芝の下7~8センチの地中に埋もれている

ところを見せた。ミミズが糞を積み上げたせいで、長年のうちに、ここまで深く埋

没したのだとおじはいう。」という事だったそうです。


普通、ミミズというと釣りの餌か、ミミズが沢山いるから畑が肥えている。という程

度しか考えず、ミミズに頬ずりするほど可愛いと思う人は、まずいないでしょう。


「ダーウィンのミミズの研究は」、ダーウィンがどんな風にミミズを観察し、研究し

ていったかを書いていますが、作者は、なんとダーウィンが研究をした牧草地ま

で行って、実際に掘ったそうです。絵本ですが、少し大きな理科好きの子供な

味を持つと思います。


「ミミズの話」は、ダーウィンの話を紹介しながら、ミミズの生態、種類(なんと1メ

ートルのミミズもいるそうです)、外来種のミミズが森林に被害をもたらしたこと、

ユリの花の香の体腔液を持つミミズ等も書きながら、将来ミミズの商品化、家畜

の蓄糞処理、下水処理、環境浄化へのミミズの利用も紹介をしています。


が、作者は家庭菜園をやっており、「ミミズコンポスト」でミミズを飼って利用して

いますが、家庭菜園家としての目でミミズをよく観察しています。家庭菜園をして

いる方は、この本読めば、目からウロコでしょう。


なお、「ミミズコンポスト」は市販もあるようですが、ネットで検索すると自作の方

法がたくさん書いてあります。興味ある方は取り組みを。


私の家庭菜園も、ミカン畑だったところで、最初は掘るとミミズがイヤになるほど

出てきたのですが、だんだん少なくなってきたので、検討を考えています。ただ、

カミサンがですね、あれ見ると・・・


この本を読むと、木や花や草を見た時、その土の下にミミズがいる事を意識する

と思います。ネコや犬より、ミミズの方をペットにしようかな、と考えるでしょう。

ミミズは地球を救う!というのが感想でした。


(参考・文引用:「ダーウィンのミミズの研究」「ミミズの話」)








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