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2015年7月5日 - 2015年7月11日

2015年7月11日 (土)

今が旬、「日本史」のお勉強

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雨も降って、外に出られず、少し本の整理でもと・・・


上の本は、コンビニで買った本。こんなの、コンビニで買う人あるのかな、と思っ

て、本屋さんにいったら、平積み、しかも二段。お値段は500円と少々。


中身は、「水戸黄門が全国を旅したというのはウソ」。これ、あたりまえ、ウチの

郷土誌にも載っていません。もちろんTVのロケも来ていません。


「江戸時代に『士農工商』という身分制度があったというのはウソ」「小便小僧が

導火線の火をけしたのはウソ」、オジサンは、チョロチョロとしか出ないから無理

ですが。「島原の乱が宗教戦争だったというのはウソ」。これについては、各説あ

り、一概に言えるものでは無いのですが・・・(これ、以前にも書いたかな?)


最近は、「古事記」の本が増えているみたいで

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ただ、「ウツシクニタマ」とか、「カムヤマトイワレビコ」とか、「イスケヨリヒメ」とか、

名前が覚えにくくて、ですね。


現在、日本史の見直しも行われているらしく、前に書いたように、鎌倉幕府は

1192(良い国作ろう)ではなく、1185(良い箱作ろう)であったとか、「藩」という

字は、江戸時代には正式にはなかったとかですね(これは以前に書いていま

す)。

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最近は、仏女(天女ではありません、仏像が好きな女の子です)が多くなったせ

いか、この手の本も増えました。

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面白いのですが、仏さまの名前と顔が覚えられなくて・・・・


チョット変わった感じで、真ん中の本、自衛官の方が、戦国・幕末の合戦を解説し

ています。「戦いの九原則」、「桶狭間の合戦」、「三方ヶ原の合戦」、「長篠の合

戦」等、主な合戦が書いてあります。


「本当に江戸の浪人は傘張りの内職をしていたのか?」「武士はなぜ腹を切るの

か」。まだ、まだ読んでないので、なんとも言えません。

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「昭和天皇実録」とともに、早く読みたいのですが、なにせ厚くて・・・


前にも書いたように、家康が、なぜ天皇にならなかったのか?井沢元彦著「学校

では教えてくれない日本史の授業」で書いていますが、徳川幕府は朱子学を取

り入れたそうで、朱子学では、主君には「王者」と「覇者」がおり、「覇者は力で天

下を取った人。「王者」は「徳」で天下を治める人。絶対的な忠誠を尽くす相手は

「覇者」ではなく「王者」である。その「王者」が「天皇」だと考えます。


「つまり、朱子学を厳密に学ぶと、力で天下を取った徳川将軍家ではなく、万世

一系の歴史を持つ天皇こそ、忠誠を尽くすべき真の王者だ、ということになるの

です。」という事で、言われれば「ナルホド」です。

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下の右の本「本能寺の変431年目の真実」。作者は「明智残党狩りの手を逃れ

 た光秀の子・於寉丸(おづるまる)の子孫」の「明智憲三郎」氏。

 
下の左の本、表紙の写真、覚えておられますか、「フルベッキの写真」です。知ら

ないかたは、「ウィキペディア」で調べて下さい。面白いですよ。

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という事で、いつか読もうと思って買った本ですが、完読したのが2,3,冊。あと

は、積ん読(つんどく)ですが、ボケないうちに、読もうとは思っているのですが・・

と思っていたら、以前、紹介した本もありますね。ボケが始まったのかな?


先ほど書いたように、日本史の見直しが変わって来ていて、オジサンが習った頃

とは違いがあり、各本読めば、勉強になります。勉強するなら、今が「旬」でしょ

う。







2015年7月10日 (金)

「華表」の鳥居~南串山町八幡神社・千々石町野田神社

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先日、千々石の天満宮の鳥居に「華表」と彫ってあり、「華表」とは鳥居の事です

が、珍しくもあり、あちらこちら、神社を見る時は気にかけていたのですが。こちら

を→クリック二つばかり、見つかりました。


左は、南串山町の八幡神社。「貫」以外、「笠木」、「島木」、「柱」とも、三本継ぎ。

左の方の柱に「松平主殿頭領分」(多分間違いないと思います)。

「主殿頭(トノモノカミ)」は「主殿寮」の長官です。


島原藩は、有馬家から、幕府領を経て、松倉家が二代続き、その後、高力家が

二代、次が、松平(深溝)家が、忠房、忠雄、忠俔(ただみ)、忠刻忠祗(ただま

さ)と続き、継いで戸田家が二代、再び松平家になり、忠恕(ただひろ)、忠馮(た

だより)、忠侯(ただよし)、忠誠(ただなり)、忠清忠淳忠愛(ただちか)、忠和

と続きます。下線の部分、官位が全部、「從五位下、主殿頭」になっています。


官位については、説明が面倒臭いというより、私が良く理解できていないので、

各自、自習して下さい。という事で、「主殿頭」だけでは、いつの時代かは分から

ないわけです。


さて、柱の右、「八幡宮 御宝前石華表」と刻んであります。

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上の写真の右側は、千々石町の野田神社。左側は無記名。右に「石華表一基」

のみ、文字が薄くなっているので、彫りが分かる所だけ、白線でなぞってみまし

神社については、村の氏神で、郷土誌を見ても分かりませんでした。

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左が、中国の「華表」。右は、インドの「トーナラ」。これも、鳥居の起源の一説に

あるものです。

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             (「ウィキペディア」より)


わざわざ「『石』華表」と彫ってあるからには、「石」でない、「華表」あったのでは

ないかと思っているのですが・・・・


鳥居の起源については、「分からない」というのが、現実みたいで、何冊か本を

読みましたが、明確なことは、ついに分かりませんでした。しかし、なぜ、この「華

表」というのが、「鳥居」と繋がるのか、もう少し調べたいと思っています。






2015年7月 9日 (木)

暑くって!「週刊誌」!

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梅雨時で、梅雨の晴れ間かと思ったら、暑い!暑い!、冬生まれの私には、こた

え、「日頃暑さもつのります・・・」といったところで、まして、昨日は勉強会で、ブロ

グを一回パスしました。が、今日も暑い!暑い時は、難しいことは考えずに、「週

誌」でも、というところで・・・


安倍総理のことは、もちろん両誌とも取り上げています。「安部ニッポンが走り始

めた『いつか来た道』」「気がついてみると、確かに・・・・安倍総理の周りにはなぜ

「おバカ」が集まるのか」


「安保法案」が問題になっており、「文化芸術懇話会」で、百田氏の発言やら、マ

スコミ弾圧が問題になりましたが、同日、首相とは距離を置く、「過去を学び『分

厚い保守政治』をめざす若手議員の会」が、安保法案反対論の漫画家・小林よ

しのり氏を呼んでの勉強会を、「国会空転」を理由に中止させたそうです。


「緊急寄稿 小林よしのり『わしを呼ぶなと圧力をかけた自民党の劣化はもう止

まらない』」。小林よしのり氏、言動をみていると、右翼と思っていたのですが、意

外とまともですね。


「安保法案」、何の事やら理解できないところが多いという方が多く、安倍総理

は「国民に分かりやすく説明を・・・」を言っていますが、「NHKは安保法案を批判

する参考人が出席する国会審議をことごとく中継せず・・・・」、また、放送局を呼

びつけたり、これが、「分かりやすく・・・・」なんですかね?


なお、先ほど,地方版のニュースをやっていましたが、長崎県議会が、「安保法

案」の早期成立をするよう議決したそうです。日本で、一番最初だそうです。こ

れだから、本当に長崎県人は○○と言われますネ。一部の人間のために・・・


再度、「バリウム検査は危ない」。「鼻から挿入する細くてしなやかな経鼻内視鏡

は、『内視鏡は苦しい』というイメージを一新。発見率もバリウム検査の三倍以上

と報告される」そうですから、胃ガン検診を望まれる方は、お医者さんと、ご相談

の上に診察を。


「47都道府県『自虐ネタ』甲子園」。なにかと思ったら、「山梨県・海がないのに寿

司店数ナンバーワン」、「岐阜県・”県の父”と仰ぐ信長は愛知出身でした」、「三

重県・天むすも味噌カツも名古屋にとられた!」、我が長崎は、「長崎県・『精霊

し』はヤンキーのハイテンション祭り」。ヤンキーだけではなく、「オジサン」のほ

うが「ハイテンション」ですよ。少し、ツッコミが薄い記事でした。


「7・15法改正『エロ本所持』容疑であなたを逮捕する」。「7月15日、改正児童

ポルノ禁止法の猶予期間が過ぎ、児童ポルノの単純所持が処罰の対象にな

る。」


今までは、18歳以下の児童ポルノを提供した人が処罰されていましたが、以後

は、持っているだけで逮捕されるということです。


皆さん方のなかには、宮沢りえのヌード写真集「Santa Fe」をお持ちの方もある

と思いますが、宮沢りえさん、あの時17歳でしたから、あの写真集をお持ちの

方、「逮捕する」ということになりますので、今のうちにご処分を。なお、本の売り

上げが155万冊ですから、155万人を逮捕、取り調べ、裁判、刑務所送り、とい

うと、日本はどうなるんでしょう。


なお、自分の子供、孫と一緒に風呂に入ったり、水着の写真では「逮捕されるこ

とはまずないだろう」、という事ですが、法律は拡大解釈をしたり、おかしな裁判

官もいますから、ご注意を。


「『どうか息子を頼む』、親バカ・石原慎太郎 橋下徹に頭をさげた」。まあ、親父

も、息子もいい歳ですが・・・橋下さん、なんで、こんなところに出てくるんですか

ね。「政界引退」を言ったはずなんですが、また、二枚舌かな?


「もうコレステロールは、気にしなくていい『一日タマゴ3個』で 痩せた ○った 

毛が生えた!」。最近、病院で話をしていると、コレステロールのクスリを処方さ

れている方が多いようですが・・・お医者さんと相談をして・・・「カロリー過多には

注意」


「『オキシトシン○E○』で最高の快楽をあなたに」。「オキシトシン」と言うから、ま

たクスリかと思ったら、全然違うんですね。目からウロコでした。「身体が痙攣して

しまう」、「もう離れられない」、「絡み合い、高め合う」、「生命で悦びが満たされ

る」。ホントかな?機会があったら試してみようかな?相手が見つかればです

が。


最近はすごい進歩ですね。「いま最も売れている○E○ GOODS(グッズ) 

2015 80アイテム」。男女のグッズ、両方載せてありますが、スゴイナ。私も一

つ買ってみるか。


犬と猫の写真と値段が載せてありますが、一番高いのが、体高23センチ以下の

「ティーカッププードル」、なんと2,000,000円。ウチの一年分の食費以上。買

う人いるんですかね?


以上、興味のある方は、週刊誌をお買い下さい。








2015年7月 7日 (火)

「昭和天皇玉音放送」~川上和久(解説・著)

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7月に入りましたが、8月6日が広島市、8月9日は長崎の原爆の日。8月15

が終戦の日(終戦記念日の表記もあり)。


特に、終戦の日に近づくと、「玉音放送」を、皇居前とか、学校の生徒がラジオを

前に聴く場面がありますが、放送では「朕(ちん)深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状

ト・・・・」の最初の場面か、「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ビ難キヲ忍ビ・・・・」の所だけ放送

があって、考えれば全文読んだことがありませんでした。

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    (「国立公文書館デジタルライブラリー」より)


上が原文ですが・・・

見ていただきたいのが、真ん中のページ、赤丸の所。最初は、「爆彈ヲ使用シ惨

害ノ・・・」になっていますが、「使用シ」と「惨害」の間に、「テ頻ニ無辜ヲ殺傷シ」

と、挿入されており、当時、天皇陛下の詔書といえば、一字一句間違いがあっ

はならないものですが、いかに切迫した中で、急いで文章が推敲されたかが、

われます。


文章の推敲についての話は、「玉音放送の原稿=『終戦の詔書』は誰がつくった

か」の所に書いてあります。


下が、昭和20年8月14日の「官報」。号外で出ていますが、左が「詔書」、右が

「内閣国喩」。

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    (「国立国会図書館デジタルコレクション」より)


天皇陛下(昭和天皇です)では、「敵ハ新ニ残虐ナル爆彈ヲ使用・・・・」ですが、

「内閣国喩」では、「遂ニ科學史上未曾有ノ破壊力ヲ有スル新爆彈ノ用ヒラル

ニ至リ戰爭ノ仕法ヲ一變セシメ・・・・」とあり、これ原爆の事ですが、私の爺様

原爆で跡形も無くなってしまい、このあたりを読んで行くと、感慨深いものがあ

ます。


さて、実は私、このラジオ放送、「玉音放送」だけかとおもったら、そうではなく、そ

の後も「玉音放送」に関する放送があり、「玉音放送」のみでは、内容が良く分か

らなかった人も、この解説を聞いて、日本が負けたことを分かった人がいたそう

す。


本書によれば、「玉音放送」の前後として、

1、予告放送

  1945年8月14日午後9時のニュースと、15日7時21分のニュースで予告。

2、1945年8月15日のニュース放送(全6回)

  ・午前7時21分(9分間の放送)

  ・正午(37分半):「終戦を告げる放送」(「玉音放送」「内閣告喩」を含む

  ・午後3時(40分間):(40分間)「終戦を告げる放送」

  ・午後5時(20分間)

  ・午後7時(40分間):「終戦を告げる放送」「大詔を拝して」含む

  ・午後9時(18分間)

3、「玉音放送」を含む「戦後を告げる放送」の全放送内容(上の正午の放送)

  1、正午の時報

  2、NHK 和田信賢アナウンサー:「ただいまより重大なる放送があります。

    全国の聴取者の皆さま、ご起立をお願いします。」

  3、情報局総務・下村宏:「天皇陛下におかせられましては、全国民に対し、

    畏くも御自ら大詔(だいしょう)を宣(のたま)わらせ給うことになりました。

    これよりつつしみて玉音をお送り申します」

  4、「君が代」(レコード放送)

  5、「玉音放送」(レコード録音による放送)

  6,「君が代」

  7、下村宏:「つつしみて天皇陛下の玉音放送をおわります」

  (以下、和田アナウンサー)

  8、和田アナウンサーが大詔の説明

  9,和田アナウンサーによる「詔書」(注:「玉音放送」と同文)の奉読

  10,「謹んで詔書の奉読を終わります」

  11、「内閣告喩を申し上げます」

  12,内閣告喩の奉読

以下、ポツダム宣言、ソ連の参戦、「カイロ宣言」「終戦決定と午前会議の経過」

等の説明があったそうです。


この本には、最初に「玉音放送」のNHKの音源が最初に入っていますが、これは

聞きやすいものでした。


なお、上の、3、に関しては、本書では「発掘新音源を収録しています。」とあり、

3の所の12のまでは、CDに収録されていますが、YouTubeで「終戦放送」で検索

ると聴かれます。たぶん、CDもこれを使ったものだと思われます。


さて、今や戦争を経験した人も少なくなり、
(ウチの父はビルマ戦線で捕虜になり

奇跡的に生きて帰ってきましたが、生存している時に、もっと話を聞いておけばと

悔やんでいます)戦争の悲惨さを語る人が、少なくなってきました。


世界も、日本も、きな臭くなってきた時代、もう一度、この「玉音放送」を聴いてい

だきたいと思います。


注:「玉体」は天皇陛下のお体(古語辞典~小学館刊)のことですから、「玉音」は

天皇陛下のお声の事になります。念のために。


なお、この「玉音放送」のレコードのことは、「日本の一番長い日」に出ていた記

憶があるのですが、NHKでも何十年か前に特集でやっていたような・・・・



(引用・図版:「国立国会デジタルコレクション」「国立公文書館デジタルライブラリ

        ー」「昭和天皇玉音放送~川上和久(解説・著)」より)


 




2015年7月 6日 (月)

「子供の名前が危ない」~命名研究家・牧野恭仁雄著

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ニュースを見ていたら、リクルーティングスタジオとやらで、「2015年 赤ちゃん

け上半期トレンドベスト100」を発表したとか、ベスト10だけみると・・・


「心春」、「陽翔」、「心愛凜」、「碧」、「杏柚」、「惺梛」、「蒼音」、「葵」、「大翔」、

「湊斗」。読めますか?


「こころ、こはる、など」、「はると、ひなた、など」、「しえり」、「あおい、しおん、な

 ど」、「あゆ」、「せな」、「あおと、あおね、など」、「あおい、そら、など」、「だいと、

ひろお、など」、「みなと、あると、など」、です。


21位に「結月(ゆるる)」が入っていますか、これ、「ゆるる」とよめるんですか

ね?というと、読んで良いんです。


戸籍法第50条に、「子の名前には、常用平易な文字を用いなければならな
い。

2 常用平易な文字の範囲は、法務省令でこれを定める」とありますが、「名前

正しい読み方にしなさい」という条文はないそうです。


昔、「悪魔」ちゃんという名をつけて、社会問題になったことがありますが、この本

によると、判決(平成6年2月1日・家庭裁判所)を読んでみて実に面白く。


1,悪魔という名は命名権の乱用で違反である

2、こういう名の場合、出生届は受理すべきではなかった

3、市が戸籍の名前を抹消したのは違法である。戸籍法施行規則に従って悪魔  

  の名を戸籍に記載させよ。

意味が分かる人いますかネ。


さて、この本の作者、「命名研究家」となっていますが、姓名判断の占い師ではな

く、名前付けで悩む方の相談にのって、「10万件を超える名づけの相談をお受

けし、100万を超える候補のお名前にコメントをさしあげてきました。」そうです。


話は横に入りますが、姓名判断は当たりません。私、中学校の時から姓名判断

の本を読んで研究しました。この本にも流派がいろいろ書いてありますが、例え

ば、「くさかんむり」、「『艸』は『すべての植物』を表す。冠のときは、「艹」「艹」から

構成される漢字のためにたてる。」(「漢字海」~三省堂)となっていますから、

「花子」の「花」を、7画で読む流派と、8画で読む流派があるわけで、同じ文字で

も、1画違えば、吉画になったり、凶画になったりしますから、あまり、当てにはな

らないという事で、私、姓名判断家になることを止めた事情があります。            


この本の書いてあることは、「ひとつ目の法則は、名前自体で本人の生き方が

まることはないが、親の無意識のなかにある感覚は子供の生き方に大きく影

響していくこと、そして、ふたつめの法則は、名前の流行は世相をあらわすという

ことです。」という観点から書いてあります。


ふたつ目からいうと、「勝利」、「勇」、「武」、「勲」、「進」などは、
アメリカと戦争を

繰り広げていた時代の前後に多く、「茂」、「実」、「稔」、「豊」は食糧難の時代。


「久子」、「千代」は「無病」や「長寿」を願い、医者がいなかった頃、大正から昭和

の前半までが多かったそうです。


明治時代は、強く生きるように、女性にまで「とら」とか「くま」をつけたそうです。

要するに、「名前にあらわれる世相とは『その時代に強く求められながらも、手

に入り難いもの』」・・「この時代の欠乏感が名前を通してみえてきます。」というこ

とです。


さて、平成に入って、名前にある傾向があるそうで、麻、穂、咲、陸、空、花、海、

菜、桜等が多く・・・・これは、動物、植物、季節等の大自然をあらわす言葉で、い

ま私たちが、何に「欠乏感」をもっているかわかりますね。


さて、最初の方ですが、子供の名前を、どうつけようが大人の自由ですが、これ

も、「子供の人格形成で重要なのは、名前そのものではなく、名付けた時の親の

気持ちなのです」ということで、健、康、生、寿、久、などを付ける方は、自身が子

供のとき、大病をした人、家族、親類に若死にされている人がいる、という方がじ

つに多く、「健康を願って」ではなく、「病気を恐れて」の名付けになっている、とい

うことだです。


「その字自体が本当に気に入って使うなら問題ありませんが、不安を打ち消すた

めに、まじない的にその字を使った場合は、不安の方が現実になってしまうこと

が多いのです。それは少々危ない名付けになりますよ」と助言して入るそうで

す。


「父親の字をいれたい」方。「無意識のうちに『親子のきずなが長く続くだろうか』

という不安があった場合、その強い執念が仇となり、きずなが切れてしまうことが

多くみられます。」ということで、奥様のアイディアでしたら構いません、だそうで

す。


なお、珍奇な名前については、「『カッコいい』生き方ができていないという欠乏感

をかかえている人が非常に多いのです。』『自分はこうでありたかった』『自分に

はこれがない』という無力感が働いています。その結果、ことさら名づけの基本を

無視して脱線し、『世の中の常識に左右されない』『自分の個性を発揮して名付

けている』という逸脱した形をとることになるのです。」


ところで、珍奇な名前を付けられると、就職の時でも、採用側は、カナをふらない

と読めないようでは名前では、仕事上支障ができ、「まず、そんな名前の者から

落としていく」という、人事担当者も入るそうです。


私の知った方にも「ちかく」という名前の方がおられ、「千鶴」と書きますが、まあ、

良い読み方ですが、「ちづる」とは読んでも、「ちかく」とは読みませんね。ご自

身、入学する時、その他の時にも、女の子の名簿に入れられて困ったそうです。


作者は名付けの際にたいせつなこととして

1,自分の本音を大切にすること

2、子供と社会の人を大切にし、難点のない名前にすること

をあげています。


私の知っている女の子に、「親が、ありふれた名前を付けた」と不満を持っている

娘がいますが、「鈴木」は日本で一番多い姓、「一郎」なんて、どうでもいいや、

という感じの名、でも、「鈴木一郎」なんて、素晴らしい人がいるじゃない、と言

いるのですが・・・これから、子供の名前を考えられる方、必読の書です。


(「子供の名前が危ない」~牧野恭仁雄著より)


2015年7月 5日 (日)

「ところてん」の歴史

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毎年、ご登場の「ところ店」屋さんです。昨年は、お店の方が骨折してお休みで、

しい夏でした。今年は、7月4日からオープンしました。

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いつもと変わらず、水で冷やしておいて、「天付き」で突いて押し出せば、細長い

「ところてん」になります。今は、ストアー、コンビニでパックに入って売ってありま

すから、このような風景もいずれなくなるでしょう。


さて、「心太」と書いて「ところてん」と読みますが、ふと、どうしてだろうかと?何で

も疑問を持つことは良いことですが、今日一日潰してしまいました。


まず、辞書から引くと(日本国語大辞典~小学館刊)

①海藻のてんぐさを煮とかして、その煮汁をこし、型に流して冷やし固めた食品。

ところてん突きで突き出し、醤油や酢をかけ、・・・・・


と、まあ当たり前の事が書いてあり、そのあと、好色一代男、談義本・艶道通鑑、

等の文例が書いてあり


②海藻、「てんぐさ(天草)の異名」
とあり、その後


*本朝食鑑(1697)三「凝海藻 古訓ニ古古呂布止(こころふ
今読登古呂天

(トコロテン)」とありこれは探し出せませんでした。(返り点は省略します)


*和漢三才図会(1712)九七「石花菜(トコロテン)〈略〉按石花菜今云止古呂低

牟(ところテン)」

和漢三才図会はありました。正徳2年(1712)に書かれたものです。

Img_20150704_0003

確かに「石花菜」と書いて、横に「ところてん」と書いてあります。「俗云心太」。


あと、「語誌」として、「十巻本和名抄ー9」に、「大凝菜 揚氏漢語抄云大凝菜(古

々呂布度)本朝式伝凝海藻(古流毛波 俗用心太読与大凝菜同)」とあるという

ことで、探したらありました。こちらは、承平年間(931~938年)に編纂。

Img_20150704_0004_2

確かに、「大凝菜」横に、「コゝロフト」。


という事で、辞典の結論として、「凝海藻で作った食品を平安時代にはコルモハ

といい、俗に心太の字をあてて、ココロフトと称していたのである。・・・・このココロ

トが室町時代にはココロテイと読まれるようになり・・・ココロテイが更になまって

、いつしかココロテン、さらにはトコロテンになったと思われる。」とあります。


*なおまたこの「凝海藻」の文字は古くは大宝令の賦役令にあらわれる。「延喜

式-42・東西市司」には「心太鄽」(この「鄽」が探せなくて、辞書にも、PC変換で

もでなく、編と旁をを逆にすれば「てん」と読み、「すまい、屋敷、店舗、店」になる

のですが・・・)下が「延喜式で「心太」の文字が見えます。これは平安中期、905

年から編纂を始め、927年に改正をし、967年の施行されたものだそうです。

実物ではなく、活字で編纂されたものですが・・・「心太」の文字が見えます。

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もう一冊「寒天・ところてん読本~松橋鐵治郎著」を読んでいたら、要略して書き

ますが、万葉かなが使われ始めた時代から平安時代、テングサは「凝海藻」と書

かれ、仮名文字が無い時代で、「古留毛波」とかいてコルモハと読み、俗に「心

太」の二字をこれに当てココロフトと呼び、ここから、ココロタイ→ココロテンにな

り、トコロテンに転化したとされる。とありました。まあ、よく分からないところもあ

るのですが・・・学者先生が、仰せになっておられるので・・・


江戸時代の、「ところてん売り」だそうです。

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   (「近世風俗志」より)

という事で、ところてんは何百年という歴史を持ち、今度食べる時には、歴史を味

わいながら、お召し上がり下さい。


なお、文書の写真は、「国立国会図書館デジタルコレクション」を使わせていただ

きました。このコレクション、古い文書もあり、読むと面白いですよ。


ところで、「ト
コロテン」を凍結乾燥したものが「寒天」です。






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