「決戦!本能寺」~伊東潤・他著
このシリーズ、第3弾になります。「決戦!関ヶ原」、「決戦!大坂城」、今回は
「決戦!本能寺」。
作者は、伊東潤氏が「覇王の血」で「織田信房」、矢野隆氏が「焔の首級」で「森
蘭丸」、天野純希氏が「宗室の器」で「島井宗室」、宮本昌孝氏が「水魚の心」で
「徳川家康」、木下昌輝氏が「幽斎の悪采」で「細川幽斎」、葉室麟氏が「鷹、翔け
る」で「斎籐利三」、沖方丁氏が「純白(しろ)き鬼札」で「明智光秀」を書いていま
す。
本能寺の変はご存じだと思いますが、日本の歴史の謎の一つで、なぜ明智光秀
が織田信長に謀反をおこしたのか。
ウィキペディアを見ても、怨恨説、野望説、恐怖心説、理想相違説、将軍指令説
/室町幕府再興説、朝廷説、四国説、イエズス会説、諸将軍黒幕説等諸説あ
あり、何と、明智光秀は生き延び、徳川家康の幕僚、「南光坊天海」になったとい
う説まであり、ここまで来ると、何が何だか分かりません。
小説の方は、この諸説に沿ったものもありますが、読んでみて自分で考えるのも
楽しみの一つ。
ちゃんと分かりやすく、付録に図面もつけてありますから、これ分かりやすくて良
いですね。
さて、第四作目は、「川中島の戦い」で「山本勘助」が主人公になるみたいです
が、これは募集小説になる様子で、自作未発表、四百字詰め原稿60枚以内、
賞は「2016年5月刊行予定の『決戦!川中島』に掲載。当該作の著作分印
税。」だそうです。皆さんも応募されては如何。〆切りは2016年1月末日。
「第1回『決戦!小説大賞』」だそうです。詳しくは本の巻末をご覧下さい。
数年前、ウチもカミサンに謀反を起こそうと思っていたのですが、既に見透かさ
れ、処分を受けました。謀反を起こすのは難しいですよ。
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