「おやすみ、ロジャー★魔法のぐっすり絵本」~カール=ヨハン・エリーン著
この本の最初、「本書の読み方の手引き」にこう書いてあります。
「【注意】運転をしている人のそばで絶体に音読しないこと」。
すぐに寝る子もいますが、なかなか寝ないで、苦労している保護者の方もいる
と思います。この本、表紙の帯に書いてあるように、「たった10分で、寝かしつ
け!」と書いてあるので、買って来ましたが、考えると、我が家には小さい子供
がいるわけじゃなし・・・
あらすじは、ロジャーの兄弟が、いつもより早く眠ってしまいますが、ロジャーだ
けは眠たくなりません。そこで、おかあさんうさぎは、「あくびおじさん」に会いに行
くことを提案します。
途中、「おねむのカタツムリさん」とか、「ウトウトフクロウさん」に会いますが、「あ
くびおじさん」の所へ行って。また、帰りがけに、「おねむのカタツムリさん」や「ウ
トウトフクロウ」に会い、家に帰って無事眠る事ができます。
本は絵も描いてありますが、絵を見せるより、お話しを聞かせるほうが良いとの
ことです。
本には、普通の文字、色文字、太字がありますが、太字は、言葉や文を強調して
読む所。色文字は、ゆっくり、静かな声で読む所。
で、読み方の手引きを読むと、「内容はリラクゼーションを目的とした心理学のテ
クニックに基づいて・・・・」とあり、作者の経歴を見ると、「行動心理学者。スウェ
ーデンの大学で講師を務める。心理学と行動科学の知識をいかして本書『おや
すみ、ロジャー』を執筆」したそうで、普通の絵本とは少し異色だと言えます。
訳者の、三橋美穂さんは「快眠セラピスト。日本睡眠学会正会員」で、寝具メーカ
ーの研究部長を経て独立をされています。
読んでいると、「足首を楽にして」、「足全部を楽にして」、「おなかと背中を楽にし
て」、「両手を楽にして。ほら、どんどん両手が石みたいにおもくなってきたわ
よ」。という所などは、催眠術のテクニック、また、自律性の訓練の時に使う技術
で、作者の経歴からすると納得出来るところです。
さて、せっかく買ったものの、どうして試してみようかと・・・思いついたのが、自分
で、指示通りに読んでみて録音し、寝る時に聞いてみてどうなるか?
で、どうなったかというと、録音している途中で、寝てしまいました。この本、どうも
子供より、大人の方が先に眠ってしまうのではないかと・・・・・
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