早くも「真田丸」~NHK大河ドラマ
来年の1月10日からの放映ですが、早くも解説本が出ていました。
「真田丸」といっても、ご存知ない方もおられると思いますが、大坂冬の陣におい
て、真田幸村が築いた、大坂城の出城で、「いい仕事してますね」という城です。
「真田丸」については、2,3、早くも本が出ていて、この本には出演者の紹介、対
談、真田家をめぐる歴史、あらすじが第13話分まで載せてあります。
ドラマ中において、かなりCGなど最先端の技術を駆使するようで、撮影に邪魔に
なるような物体は消すことが出来るようですが、昔、某大監督が、時代劇を撮る
時、「あの、電柱が邪魔だから切ってこい」という話など思いだし・・・・
ついでに思い出したのが、真田十勇士、猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道、
三好伊三入道、穴山小助、由利鎌之助、筧十蔵、海野六郎、根津甚八、望月六
郎。おじ(い)さん達は知ってるのですが、若い人はどうかな?
この物語においては、「真田幸村」ではなく、「真田信繁」の名前を使っています
が、これについては、後の「豆知識」で説明をしてあり、ザッと書けば戦国時代武
将は改名することが多い(徳川家康も初名は松平元信)そうですが、「信繁」の署
名は残っているが、「幸村」の署名は存在していないそうです。
寛永12(1672)年の軍記物語「難波戦記」に初めて「幸村」の名前が出て来る
そうで、「信繁」に当たる名前がすべて「幸村」になっており、これ以降、絵双紙、
講釈本などで「幸村」の名前で出てくるそうです。大坂城での戦いの戦死前に「幸
村」に改名したのではないか、との説もあるようですが、どうもハッキリとはしてい
ないみたいです。
ドラマでは「信繁」で統一してありますから、作者の三谷幸喜氏のこだわりで、で
きるだけ史実を尊重しようという態度なのかな?
戦国時代といえば、調略、裏切り、取引等々あり、まさに、裏の裏を読んで、その
また裏をかくという事で、なにがどうした、という事がありますから、一応、前もっ
て本を読んでおいた方が、良いのではないかと、思う次第で存じ候。
(参考・引用:「真田丸 前編」~NHK出版より)
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