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2015年10月21日 (水)

春画は「わいせつ物」か「日本の文化」か

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今日も、週刊誌ネタをと思っていたのですが、面白い記事があり、

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「春画は『わいせつ物』か『日本の文化』か」。週刊ポストの記事。現在、「春画

展」の開催が水青文庫で12月23日まで、開催しているらしいのですが、長崎ま

で持ってこいよ・・・・・何でも東京中心にするなよ・・・と叫びたいのですが・・・・

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以前なら、考えられないこと事でしたが・・・・


で、日本の「わいせつ文書」について、立花隆著「アメリカ性革命報告」に、詳しく

書いてありますが、長くなるので、立花氏のまとめを書くと1957年の「四畳半

の下張」裁判で、東京高裁での判決において、「客観的にみたときに、その支

的効果がむしろ性についての真摯な思想的表明にあって好色的興味に訴えるも

のではないと評価されるようなものはわいせつ文書あたらない」ということになっ

たそうです。


さて、ポストによると、10月8日号の「週刊文春」で、春画のカラーグラビアを掲

た発行元の文藝春秋が「編集上の配慮が欠いた点があり、読者の皆様の

信頼を裏切ることになった」として「編集長の3カ休養」を発表したのだ。という

ことだそうですが、これについて、有識者のコメントが載せてあり、


「時代を経て芸術とみなされるようになった~鹿島茂氏(フラン
ス文学者)」、「ポ

トなら良いが文春なら問題だ~呉智英(評論家)」、「春画がわいせつに当たら

ない法的根拠~小林節(憲法学者)」、「春画がポルノだといけないのか~小谷

野敦(比較文学者)」、「春画が描く性愛は、人間の営みの根源だ~山下裕二(美

術評論家)」、「性を『下品』の枠に貶めるのは女性差別だ~ろくでなし子(アーテ

ィスト)」、「アメリカの雑誌に掲載するのは難しい~ロバートキャンベル(日本文

学者)」


今日の新聞を見ていたら、

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というのが載せてあり、週刊誌4誌の編集者が、警視庁から「わいせつ図画頒

布」に当たるとして、口頭注意を受けたそうですが、これは、春画自体は違法な

「わいせつ図書」ではないが、他のヌード写真が、わいせつ性があるということ

で、確かに最近、大股開きで、お!と思ったのが数点ありました。


なお、

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真面目に春画の解説をした本で、もちろん絵の方もそのまま載っていますが、前

書きに「しかし『春画とは何か』という問いは、むなしいとまでは言わないが、春画

にはそぐわないもののように思われる。春画は『火除け』『虫除け』『弾除け』など

の護符とされたり、『花嫁道具』としての性教育書だったり、あるいは『夫婦和合』

のためのお守りだったり、また時に、『あてがき』の必携品であったりと、あれでも

ありこれでもありといった多方面の性格を持ち、何かで概念規定をはかっても、

一つの概念ではとらえきれるものではない。」なお、「春画は当時『笑い絵』とも呼

ばれ、人間誰しもに宿る性の欲望を率直に肯定しつつ、性にまつはる喜怒哀楽

を笑ひのうちに包みこんでゐる。そこにはタブーと荒廃に分裂した現代の我々の

心をもなごませる世界が広がってゐる。」とも書かれています。


なお、私、某藩の姫君の『花嫁道具』としての大きな屏風を見せてもらったことが

ありますが、これは立派なもので、立派といっても、あそこではなく春画が見事な

もので、あのときは、あまりの豪華さに立つものも立ちませんでした・・・・


ある元校長先生から、教科書で教えている歴史は、本当の歴史ではないと言わ

れたことがありました。教科書には、我々庶民の営みが書かれてないからです。

春画も我々庶民の営みであり、歴史の一つだと思います。タブー視されないで、

この方面からの研究も必要なことを感じます。


せっかくなので、週刊誌から一つ気になるのを。

「いざというとき出なかった『生命保険』『医療保険』。

生命保険は多くの人がかかられているようですが、「検査入院では出ない」「ごく

簡単な手術では出ない」「持病の悪化では出ない」「すぐ治ると三大疾病特約の

給付金が出ない」「自殺では出ない」「泥酔して道に寝ていて車にひかれたら出

ない」等々。会社によって違いがありますから、自分の保険の契約書をもう一度

ご確認を。
 







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コメント

春画を見ようと思ったら図書館で「別冊太陽」を借りるのがいいと思いますね
http://ssiimm.livedoor.biz/archives/51857296.html
この「肉筆春画」以外にも数冊発行されていますが絵は大きくきれいですしいですし、解説も詳しく書かれています・・・何より無料で見ることが出来ます(^^)

なんでも見られる時代で、うれしくもあり、味気なくもあり・・・・
はやり、親に隠れて、ひっそり見た方が良いようで・・・

春画の展示は、永青文庫の少し前に福岡の市立美術館でありましたよ。
永青文庫の展覧会とは別物で、春画だけの展覧会ではなかったですが、18歳未満入場禁止のかなり広い展示室が春画のために割り当てられていました。
両方行きましたが、福岡は大変良かったですよ。クオリティの高い作品がゆったりと並び、続き物の春画も全点展示されていたし(永青文庫はひとつのシリーズの絵が2点くらいだけ。狭いから仕方ないのでしょうが)。あなたが以前ご覧になった屏風は松浦家伝来のものでしょうか?もしそうならば、恐らく公的な展覧会ではじめて展示されていました。別の大名家伝来の素晴らしい春画もありました。
取り上げられ方は確かに東京ほどではなかったようですが、なんでも「東京中心!」と叫ぶ前に、地方で行われている先進的な試みにも注目して頂きたいと思い、駄文を認めた次第です。

名無し様
両方見られたとは、羨ましいことで・・・
春画の展示は、こちらの美術館だったか、博物館だったかで、浮世絵展の中で、18禁の部屋で展示してあった記憶が薄くあります。

私が見たのは、平戸藩主のもので、某ホテルの地下に、厳重に保管してあったものです。なお、仄聞したところ、平戸藩主の別邸(現某旅館)にもあるとか。
骨董品は、売り買いがあり、現物を見ないとなんとも言えません。

私も東京に7年住み、美術館、博物館にはかなり通いました。福岡の博物館、美術館は長崎から、毎月見に行っていました。

東京の上野をみただけでも、上野の森の美術館、東京美術館、国立西洋美術館、東京藝術大学美術館、東京国立博物館、国立国会図書館、国際こども図書館等々あります。他の地区の施設を数えれば、どれくらいあるのでしょう。

当市には、500名程度の多目的ホールが二つあるばかりです。もちろん、貴重品の作品は展示する施設はありません。絵画の専門の学芸員はもちろんいません。

展覧会に行くたびに、写真で見た物と本物の違いにはいつもビックリしたものです。特に、子供には小さい時から本物をと思っています。こちらで見れるのは、県展くらいのものです。という事で、いつも「東京中心反対!」と叫んでいるものです。

この状態では
>地方で行われている先進的な試みにも注目して頂きたい
というのは当市では無理でしょう。なお、こちらから見ると、福岡も都会です。

もっとも、問題なのは行政で、財政難のおり、いつも最初に予算を削られるのは、文化面です。

こちらも、駄文で失礼・・・・

みんな!
春画の展覧会が開催されてたこと知ってる?
2015年9月19日(土)〜12月23日(水・祝)まで永青文庫というところで『春画展』が開催されてたんだ。
でも、今回の展覧会では、18歳未満は入場が禁止されてたんだ。
>18歳未満の入館は禁止されています
>※受付にて、年齢の分かるものをご提示いただく場合があります。身分証明書等をご持参ください。
http://www.eiseibunko.com/shunga/
>SHUNGA 春画展
逆だろう!
何をやっとるか!!
18歳未満でも春画を見れるようにして頂きたい。
2015年12月24日17時20分
「春画展」広報事務局に抗議文をメールしておきました!
抗議文の文面は以下のとおり。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7659/smt/statements/smt20151224a.pdf
m9(゚∀゚)Идиот!> номенклату́ра
נומנקלטורה עמלק
Ceterum autem censeo, Nomenklaturam esse delendam.

永青文庫の件、新聞にも出てましたね。
まあ、頑張ってください。

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