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2015年9月 2日 (水)

「ひとつの言葉」覚書②~国立国会図書館「レファレンス協同データーベース」より

Photo Photo_2

さて、昨日に続いてですが、この「ひとつの言葉」を誰が書いたのか?


ネットを見ていたら、国立国会図書館の「オンラインサービス」の中の、「レファレ

ンス協同データーサービス」で、この「ひとつの言葉」がひっかかり・・・・・


「レファレンスサービス」は以前にも書きましたが、図書館で、「こんな事書いてあ

る本ありますか?」と尋ねると、図書館の司書さんが、該当の本を探し、紹介して

くれるサービスですが、国立国会図書館で公立図書館、大学図書館、学校図

館等のレファレンス事例を検索できるようにしたらしく、上がその画面です。


興味ある方は、国立国会図書館のホームページから、電子図書館を選べば、オ

ンラインサービスが出てきますから、その中で、「レファレンス協同データーベー

ス」をクリックして検索に「一つの言葉」で検索をすると、一番上から2つに該当

る事例が出て、上の写真になります。ちなみに「ひとつの言葉」では見つかりま

せん。「一つの言葉」です。に良く調べたなというくらい調べてあります。


まず、一つ目です。関係の所だけ、「一つの言葉(谷川俊太郎の作だと思う)と

いう詩をさがしている・・・・・教育関係の本で見た。」という質問ですが、それに対

しての回答ですが、クリックすると少し大きくなります。


要点は、ネットで掲載は多いが、出典、作者は分からないか、ふれてないのが大

半。映画の「寅さん」のセットにあった。「淀川長治の遺言」に「秋田のお坊さんか

ら聞いた言葉だよ」と言って、「一つの言葉を紹介した」。伊奈教雄の「風の声・竹

声」のなかで、夏休み子供を教えた事がある、と言うのが概略です。こちら

市川市の中央図書館の回答になります。

Photo_3

もう一つの質問は、「淀川長治の評伝『映画少年・淀川長治』の中に『秋田の蒔

田渓山というひとの詩であった』と書いてあり」、という事で、原著者の正確な情

を知りたいというもの。


回答としては、「蒔田」ではなく「藤田」ではないかということ、また、タクシー協会

の講演会で、この詩を紹介し、それは「誰か若い人」の詩である事が、藤田氏の

書著「鳥の歌ふたたび」に書いてあるということ。


なお、この藤田
渓山は、淀川長治の「秋田のお坊さんから聞いた言葉だよ」の、

お坊さんの事になるのですが・・・・下は回答の部分だけ載せました。

Photo_5

ここらあたりをヒントに、調べていったわけですが・・・・・


リファレンスの回答については、全くその通りなのですが、
明日は、今日出て来

た、伊奈教雄氏、藤田渓山氏、淀川長治氏について、もう少し詳しく検証など

を・・・・ホント、しつこい私。




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