「ひとつの言葉」覚書②~国立国会図書館「レファレンス協同データーベース」より
さて、昨日に続いてですが、この「ひとつの言葉」を誰が書いたのか?
ネットを見ていたら、国立国会図書館の「オンラインサービス」の中の、「レファレ
ンス協同データーサービス」で、この「ひとつの言葉」がひっかかり・・・・・
「レファレンスサービス」は以前にも書きましたが、図書館で、「こんな事書いてあ
る本ありますか?」と尋ねると、図書館の司書さんが、該当の本を探し、紹介して
くれるサービスですが、国立国会図書館で公立図書館、大学図書館、学校図書
館等のレファレンス事例を検索できるようにしたらしく、上がその画面です。
興味ある方は、国立国会図書館のホームページから、電子図書館を選べば、オ
ンラインサービスが出てきますから、その中で、「レファレンス協同データーベー
ス」をクリックして検索に「一つの言葉」で検索をすると、一番上から2つに該当
する事例が出て、上の写真になります。ちなみに「ひとつの言葉」では見つかりま
せん。「一つの言葉」です。実に良く調べたなというくらい調べてあります。
まず、一つ目です。関係の所だけ、「一つの言葉(谷川俊太郎の作だと思う)と
いう詩をさがしている・・・・・教育関係の本で見た。」という質問ですが、それに対
しての回答ですが、クリックすると少し大きくなります。
要点は、ネットで掲載は多いが、出典、作者は分からないか、ふれてないのが大
半。映画の「寅さん」のセットにあった。「淀川長治の遺言」に「秋田のお坊さんか
ら聞いた言葉だよ」と言って、「一つの言葉を紹介した」。伊奈教雄の「風の声・竹
の声」のなかで、夏休み子供を教えた事がある、と言うのが概略です。こちら
は市川市の中央図書館の回答になります。
もう一つの質問は、「淀川長治の評伝『映画少年・淀川長治』の中に『秋田の蒔
田渓山というひとの詩であった』と書いてあり」、という事で、原著者の正確な情
報を知りたいというもの。
回答としては、「蒔田」ではなく「藤田」ではないかということ、また、タクシー協会
の講演会で、この詩を紹介し、それは「誰か若い人」の詩である事が、藤田氏の
書著「鳥の歌ふたたび」に書いてあるということ。
なお、この藤田渓山は、淀川長治の「秋田のお坊さんから聞いた言葉だよ」の、
お坊さんの事になるのですが・・・・下は回答の部分だけ載せました。
ここらあたりをヒントに、調べていったわけですが・・・・・
リファレンスの回答については、全くその通りなのですが、明日は、今日出て来
た、伊奈教雄氏、藤田渓山氏、淀川長治氏について、もう少し詳しく検証など
を・・・・ホント、しつこい私。
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