「江戸川乱歩猟奇漫画館」~江戸川乱歩没後50年企画
先日、「江戸川乱歩妖美劇画館」を紹介しましたが、本屋を覗くと、「江戸川乱歩
猟奇漫画館」というのが置いてあり、こちらも「江戸川乱歩50周年企画」です。
「江戸川乱歩妖美劇画館」が8月7日発行で、「少年画報社」。「江戸川乱歩猟奇
漫画館 第2弾」が8月24日(今日は8月15日ですが・・)発行で、こちらは「(株)
実業之日本社」。第1弾は1月24日に発行になっているようですから、こちらが、
第一弾は少し早いという事になります。
「江戸川乱歩猟奇館」は、2冊発刊されていましたが、第1弾は誰かが買っていっ
たのか、第2弾しか置いてなく、右の写真になりますが、第1弾は「屋根裏の散歩
者」、「陰獣」、「ひとでなしの恋」が含まれているようですが、作画が、なんと、あ
の「エコエコアザラク」の古賀新一氏。後日、入手する予定ですが・・早く読みた
い。
第2弾が「地獄の道化師」と「黄金仮面」。こちらは、「明智小五郎」が出て来きま
すが、「江戸川乱歩妖美劇画館」ほどは猟奇的でなく・・・・
明智小五郎といえば、「少年探偵団」ですが、まだ、「黄金仮面」に、「小林少年」
がチラッと出てくるくらいです。
「黄金仮面」は江戸川乱歩によれば、「フランスの侠盗アルセーヌ・リュパンを日
本の東京に引っぱって来て、我が明智小五郎と戦わせてみたいと思った」という
ことで、書いたものだそうです。なお、リュパンは「ルパン」のことであり、「ルパン
三世」とは関係ありません 。
「地獄の道化師」は、作画が関谷ひさし氏。えらく、車が描き込んであるなと思っ
たら、「趣味の車をテーマにした『少年NO.1』、『イナズマ野郎』などでレーサー
漫画を・・・」とあるので、お手のものでしょう。
「青空文庫」をいつも利用し、これ、著作権(没後50年だったかな)フリーになっ
たのを、掲載していますが、絶版で入手できない本も読めて、便利にしています
が、「海野十三」、「坂口安吾」、「久生十蘭」、「夢野久作」とか、たくさん入って
いるのですが、「江戸川乱歩」が入ってないので、なぜかな、と思ったら、今年が
没後50年で、著作権がまだ切れてなかったんですね。今後、多分どっと掲載さ
れると思いますので、期待をしている次第です。
ただ、漫画以外の書籍で「江戸川乱歩没後50周年記念」という企画は、見かけ
ないようで、なぜでしょう。亡くなられたのが、7月28日だから、今からかな?
なお、Kindleが使える方は、そちらの方がお安いようで・・・・
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