「おかんメール」~「おかんメール」制作委員会編
携帯電話を持たない方は、ほとんど、いなくなりましたが、メールを打つとなると、
特に中年女性は苦手なようで・・・
「おかんメール」は、昨年の5月出版で、随分売れたみたいですが、買うのを忘れ
て、昨日、公民館図書室に行ったら置いてあったので、借りてきたもの。
お母さんからの、思わず笑って吹き出すメールやら、メモ、弁当の写真まで載っ
ていて、おかげで今日は暑いのを忘れることが出来ました。面白いのを、少しご
紹介を。
■「from:母 sub:あのね 本文:携帯わすれているよ!」
・忘れた携帯に、メルしてどうなるんでしょう。
■「母:体調大丈夫?」
「俺:腹痛い。大丈夫じゃない。」
「ん?生理痛?薬飲んで、お腹あったかくして、布団で丸くなりなさい」
・もちろん、「俺」は男なんですが・・・
■「きょうは竹でにつしゃびょうになって○○(同居している姉)におこられた。デ
モは竹毎していた螺鈿わきつかない。」
・これ考えましたね。畑仕事をして、日射病になり、車に携帯を入れっぱなし
にしていた事を、お姉さんに怒られ、息子さんにメルしたもの。
多分、「今日畑で日射病になって○○に怒られた。でも畑事していたら電話
気づかない」、でしょう、多分。
■「結婚します」
・夫が亡くなり8年。町内の草刈りで、小雨でもやるという事で、町内一斉メー
ルで送信したそうですが、「決行します」を「結婚します」の打ち間違え。「母の
携帯は、丸一日鳴り続けた」そうです。
■「かれ、できたよ」
・夫を亡くして、16年。母65歳。「かれ」ではなく「カレー」だったそうです。
■「部屋片付けていたらコンドーム見つけたよ・・・・・・」
・娘宛てです。私なら、オロオロするだけでしょうが、さすが、「おかん」。
■「買い物にいくならついでにソースカッテキテネ。カタカナシカデナクナッチャッ
タノヨ。カエッテキタラオシエテネ。」
・途中でカタカナでしか出来なくなったのでしょうが、使い始めは、良くやるこ
とで。
■「今からシ°ャスコ行くけど何食べたい?」
・「ジャスコ」でしょうが、「°」が打てなかったのかな?
■「おじいちゃん終わった」
・亡くなったのではありません。「手術」が終わったとの事。
とまあ、やり取りのメールもありますが、「おかん」の愛情がよく分かり、面白いの
ですが、あまり書くと読む時の面白さがなくなるので・・・夏の暑さを忘れる二冊で
した。
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