「全国アホバカ分布考」~松本修著★百田尚樹さんの事
「百田尚樹」さんの小説は、あまり肌が合わないので、一冊しか読んでいませ
ん。最近、アホな発言をし、バカな言い訳で報道され、「百田尚樹」という名をマス
コミで聞いて、小説以外でもどこかで、聞いたなと?
ふと、思い出したのが、左の調査報告書と、右の本、右の本は、左の調査をもと
にしたもの。
朝日放送の「探偵ナイトスクープ」(長崎でも時々放映したことがあります)で視聴
者からきた質問を取り上げ、それを調査し、放映していますが、ある時、次のよう
な質問が来たそうです。読んだのは、ウチの近所の南島原市出身の、岡部まり
さん。
「私は大阪生まれ、妻は東京出身です。二人で言い争うとき、私は『アホ』とい
い、妻は『バカ』と言います。耳慣れない言葉で、お互いに傷つきます。ふと東京
と大阪の間に、『アホ』と『バカ』の境界線があるのではないか?と気づきました。
地味な調査で申しわけありませんが、東京からどこまでが『バカ』で、どこからが
『アホ』なのか、調べてください。」
という事で、全国的に調査をし、私の勤務先にもこの調査用紙がきて、どういう
わけか、私に「書いといて」と ![]()
簡単なアンケートなので、ホイホイと書いて送ったら、数ヶ月後、調査報告書が
送られて来たのですが、チラと見て、柳田國男の「蝸牛考」の証明だなと。
「蝸牛考」→こちらをクリック
ところが、この調査結果が、なんと「日本方言研究会」(文部省管轄下の国立国
語研究に本部を置く:注・1991年現在)で高く評価を受け、発表までし、貴重な
資料だということで、「皆様からのご回答は整理分類・研究の上、後日すべて日
本語研究の総本山ともいうべき『国立国語研究所』(文部省・文化庁管轄下)に
寄贈させていただきます。
従ってそのご回答は日本の言語・民俗の貴重な資料として、1000年先はおろ
か、日本という国家の存続する限り、永遠に、大切に保存されることになりま
す。」、ということで、私の回答も、「日本という国家の存続する限り」、保存される
わけです。永遠に私の名前が、公的機関に残っているということです。スゴイナ。
さて、この報告書が来て、2,3年たって、本が出版され、平成8年に文庫になっ
ていますが、私が買ったのが文庫本。読んで見て、裏話の苦労がよく分かりまし
た。
この本読んで、十数年たちますが、「百田尚樹」の名前を聞いて、ヒョッとしたら
と、本を調べたら、載ってました。まだ、ボケてませんネ。ボケたフリはしますが、
都合の悪い時は・・・![]()
「構成陣を率いるのは、会議中無駄口ばかり叩いている百田尚樹である。彼は
昭和五十一年から四年間、私がディレクターをしていた『ラブアタック!』の”みじ
めアタッカー”として、全国に知られる学生のスーパースターだった。その当時か
ら抜群のアイディアマンだったが・・・・いつの間にかこの世界に入ってしまったの
である。」
「彼はまた見上げるべき趣味人で、最近はコイン手品に凝っている。会議中にも
練習を止めようとせず、失敗ばかりしては大きな音を立てさせてコインをあたりに
散らばらせ、みんなの顰蹙をかっていた。それでもディレクターが彼を重んじるの
は、その鋭いアイデアのひらめきが千金にあたいするからである。」
「さらに同じ郷土愛から、分布図が間違っているから訂正せよ、と抗議する人々
も少なくなかった、百田君の杜撰(ずさん)な分布図づくりがかえって幸いしたも
ので、これは貴重な発見だった。」
「フルトベングラーを熱愛するクラシック・ファンの百田君は、言葉の響きにまで言
及してとどまるところを知らなかった。異常なまでの『アホウ』の褒めっぷりであ
る。」、とまだ「百田尚樹」氏が登場しますので、ファンの方はご一読を。
なお、この本、言葉の伝播に「北前船」を考えついたり、「突然、日本古代史が出
てきて、探偵陣はいっせいに『おおっ』と声をあげた。言葉が現在の『県』や江戸
時代の『藩』によって区切られるのではなく、古代以来の『国』によって分けられ
ているという指摘に、実は私もおどろいた」、という感じで、言語学というと難しそ
うですが、面白く、ナルホドと言う本です。ご一読を。
文庫本の後書きは、俵万智さんが書いていますが、「特に、構成作家の百田くん
と日沢くんは、折にふれて登場し場面を生き生きとさせてくれる。」と褒めていま
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