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2015年7月22日 (水)

「劉邦 下巻」発売~宮城谷昌光著

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「劉邦 中巻」でご紹介した写真と同じようですが、「劉邦 中」が「劉邦 下」にな

っています。


7月20日発売で、Amazonに予約していた本が届いて、昨日やっと読み終わり

ました。


下級官吏だった劉邦の率いる兵も、「五国の兵が落陽をでた。あわせて56万

という兵力である。そのなかで官軍が最も大きいとみれば、劉邦の下に20万を

超える兵がいたと思ってもよいだろう」。長崎県の人口が6月1日現在で、

1,376,194名ですから、約半分。いかに、大部隊か分かります。劉邦もそれ

なりに、人物が出来てきます。もっとも、あの国では「白髪三千丈」と、なんでも大

げさに言いますから・・・・


「劉邦」といえば「項羽」との戦いですが、結果はお分かりの通り、「劉邦」の勝利

になりますが、宮城谷氏は劉邦と項羽について次のように表現しています。


「かれら(劉邦)が項羽の賊将とちがうところは、自分の頭をつかって戦っている

ということである。別のいいかたをすれば、かれらの目は、横にも後にもついてい

る。項羽の属将は、命令を果たせない場合の処罰をつねに恐れ、命令の遂行に

必死で、独自の発想をもたず、まえしか視ていない。項羽の下では良将が育た

ない所以である。」


「史記本紀 項羽本紀第7」の最後では次のようにまとまられています。

「自ら功伐(戦勝の功)をほこり、私智を振るっていにしえを師とせず、その為すと

ころをもって覇王の業と信じ、力征をもって天下を経営しようとすること五年、つ

いにその国を滅ぼし、身を東城に歿しながら、なおおのれの非を悟らず自らを責

めず、『天がわれを滅ぼすのであって、兵を用いるのは罪ではない』としたのは

とあやまりではなかろうか。」(注:項羽のことです)


読んで見て、勤めている時の上司を思い出しましたが、まさに、陳舜臣氏が書く

ように、「この本に登場する人物は、中国人の典型ではなく、洋の東西を問わ

ず、人間の典型でもあり、人間を知るためにも『史記』(注:劉邦と項羽の話は

記に載っています)は優れた本である。」


自分の目を養うために、是非、読んで見てください。そういえば、最近は、どこか

の首相と項羽が重なって見えるのですが・・・天がわれを滅ぼさなくても、民(た

み)が滅ぼしますヨ。


(文引用;「劉邦~宮城谷昌光著」「史記本紀Ⅰ~ちくまぶんげい文庫」より)




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