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2015年6月 9日 (火)

「温泉(うんぜん)」から「雲仙」へ その二

2

さて、昨日、長崎県衛生公害研究所(環境保健研究センターの旧名称)から発行

の「雲仙・小浜温泉誌」(1989年・平成元年版)を精読していたら、詳しく書いて

あるのですが、長くなるので、かいつまんで書くと


明治44年(1911年)3月31日付、県告示第200号で4月1日より「県営温泉公

園」とする旨の公示がおこなわれています。


その後、昭和2年に「日本新八景」山岳の部で1位に入賞。

昭和3年に「史跡名勝天然記念物法」に基づき、名勝地に指定。


なお、その間、「『雲仙』は古くから峰の湯という事で『温泉(うんぜん)』の文字が

使われいた。昭和2年の日本新八景指定でも『温泉(うんぜん)岳』であり、昭和

3年の名勝指定でも『温泉(うんぜん)岳』であった。但し文人墨客のあいだでは

でに『雲仙』が使われていたし、『温泉(うんぜん)温泉』では他県の人々には

用しないので、昭和2年の県議会でも論議された。昭和2年に8月に県は門司

道管理局に対し『雲仙』の使用を正式に通知した。

『温泉温泉』が『雲仙公園』になったのは国立公園指定以後である。」とありま

す。


門司鉄道管理局に「雲仙」の使用を通知したのは、多分、旅行案内等の表記に

「温泉」から「雲仙」に変更するような目的があったと思います。


なお、昭和9年に国立公園になるまでは、「県営温泉公園」で昭和9年から「国立

雲仙公園」になりますから、昭和2年頃から、「雲仙(うんぜん)」が使われはじ

め、昭和9年から正式に「雲仙」に変わったのではないかと思われます。考えて

みれば、他県の人には「温泉温泉」では、どこのことか分かりませんね。


なお、国立公園指定の経過につては、「九州では雲仙か阿蘇か」という状態で、

紆余曲折を辿りながら、「昭和7年9月、国立公園委員会制定小委員会が候補

地12ヶ所を選定、翌10月委員会総会で可決した」そうで、昭和9年3月内務省

によって正式に国立公園の指定をうけます。下はその時の官報で、

Photo

四角のところ、「内務省告示 國立公園法第一条ノ規定ニ依リ左ノ通區域ヲ定メ

雲仙國立公園ヲ指定ス其ノ區域ヲ表示シタル圖面ハ内務省及長崎縣、其ノ町村

圖ハ左記町村役場ニ備付ケ縦覧ニ供ス」と書いてあり、縦覧場所として、下段

「長崎県南高来郡 島原町、杉谷村、三会村、大三東村、湯江村、多比良村、

黒村、神代村、西郷村、森山村、山田村、千々石町、小濱町、北串山村、南串

村、北有馬村、西有家町、有家町、堂崎村、布津村、深江村、安中村」と書い

あり、最後に「昭和九年三月十六日 内務大臣 男爵 山村達男」とあります

が、「男爵」がいいですね。お笑いの「髭男爵」ではありません。


ところで、今日、地元の若い人と話をしていて、「昔、温泉(おんせん)と書いて、

ウンゼンと読むの知っている?」「え!ウソ」という事で、元気無くしました・・


遅くなったので、今日はここまでで、明日は、しつこく蛇足の話です。おつきあい

のほどを・・・・( ̄▽ ̄)


忘れていました。一番上の写真、国立公園の内定を祝った時の時の写真だそう

ですが、説明には「多分島原駅前ではないかと思われる。」と書いてあります。


雲仙で、昭和7年に開かれた「雲仙國立決定紀年祝賀 島原郷土史料展覧會」

の写真です。

 Photo_3 Photo

もう一つおまけに、当時の長崎駅の写真です。

Photo_4

下に、「Nasaki Railway Station」と書いてあります。



(参考・引用・写真:「雲仙・小浜温泉誌~編集・長崎県衛生公害研究所 発行・

小浜町」「雲仙~雲仙岳後援会・昭和2年発行★国立国会図書館デジタルコレク

ション」より)



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コメント

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私は、あなたの好きな若い娘ではありませんが、
毎日欠かさず見ている、今様にいえば、熱心なサポーターです。

応援してます・・・!

コメントありがとうございます。

でも、なにか照れますね。あまり、褒められたことがないので・・・ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ
最近は、若い子とは話が合わないので、少々・・・・が好きです。
今後も、気楽にお読みください。
ありがとうございました。

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