ちょっと気になる「週刊誌」記事~「腸内フローラ」「コレステロール」「スマホ・PC受信料」
買う気は無かったのですが、歳取ると、健康問題について書いてあると、つい買
ってしまって・・・・
週刊現代。一番上の行「がん・糖尿病・肥満・老化 何にでも効く『腸内フローラ』
の真実」。これ、先日、NHKでも放送していたと思います。
「腸内フローラ」とは「腸内に生息している細菌の生態系」だそうで、要するに、腸
内にいる腸内細菌のことでしょう。
腸内細菌には、良い働きをするもの、悪い働きをするものがいるそうですが、
まだ研究中なのかな?肥満、がん、糖尿病、この糖尿病については、臨床試
験をやっていて、実用化も近づいているようです。
老化にも効果があるらしく、「閉経後の女性101名を対象にした試験で、エクオ
ール(注:エクオールという物質をだす腸内細菌がいるらしいのですが)を3ヶ月
間服用することで、シワが改善する結果が得られた」という、某製薬会社もある
そうです。サプリメントでネットで買えるそうです。
うつ病等にも効き、人間の性格、行動も変えられるかも知れないということです。
なお、腸が大切だという事は、以前から言われており、藤田紘一郎氏の本
右は主にウンチについてと、現代人の「超清潔志向」で生きる力が弱った事につ
いて、書いていますが、左の本は、モロ、腸と脳の関係について書いています。
前書きで、
「・・・そして、脳をコントロールするときに大切な役割を果たすのが『腸』です。
私は最近、脳内幸せ物質であるセロトニンやドーパミンが腸で合成され、その前
駆体が腸内細菌によって脳内に運ばれていることを報告しました。腸内細菌が
バランスよく大量に存在しないと、私たちは幸せな気分になれません『幸せ』を作
っているのは腸だったのです。」とありますが、この本まだ途中までしか読んでな
いので、また後日。この本の発行が2012年で、やっと、腸が、本格的に、日の
目を浴びて来たみたいです。
さて、週刊ポスト、「コレステロール250mg/dlでも健康体だった」。以前、血圧の
件で、「147」は健康かで、人間ドッグ学会と日本高血圧学会で、論争になりまし
たが、結局、人間ドック学会は「あくまで目安」と言うことで、沈静化下みたいです
が・・・
今回は、コレステロールです。
(「週刊ポスト」より)
日本動脈硬化学会では、脂質異常症の人に対して、「動脈硬化疾患予防ガイド
ライン」(12年版)では、食事からのコレステロール摂取を「一日200㎎以下」に
制限しているそうです。07年版のガイドラインでは、300㎎(治療初期の場合)、
厳しくなってます。
新聞にも載っていましたが、米厚生省と農務省が5年ごと改正する「米国人のた
めの食生活ガイドライン」では、「食事からのコレステロール摂取を制限しても意
味がない」ということでした。
なお、これによりガイドラインで「一日300㎎」という制限は削除される見込みに
なったそうです。
米国心臓病学会、米国心臓協会では、13年に策定した新ガイドで「『悪玉』と呼
ばれているLDLコレステロールを下げても心筋梗塞などの心血管疾患が治療、
改善される根拠はない」という事で、「血中コレステロールが高いと動脈硬化が
進む」という仮設は撤廃されたそうです。
日本でも、米国学会と同立場を取るのが、日本脂質栄養学会で、「コレステロー
ル値が高い群ほど癌や脳卒中、全死因による死亡率が低い」・・・・「むしろ『コレ
ステロール値は長寿の指標』であり、『コレステロール低下医療は不適切』」と主
張して、日本動脈硬化学会と対立しているそうです。
東海大学名誉教授の大櫛氏のグループは、全国健康実施機関から集めた70
万人の結果解析から、30代前半で170㎎/dl、60代前半の男性で183㎎/dl、
総コレステロールはそれぞれ、250㎎/dl、267㎎/dl(上の表参照)までが、基
準値だったそうです。今までの基準と比べると、ずいぶん違います。(上の表を参
照)
最後に気になるのが、「NHK『スマホとパソコンから受信料』のやり放題」。
16年から番組をネットで配信するなど、インターネットサービスをするそうです
が、これに伴い、ネット利用者からも受信料をするようになりそうです。
放送法第64条に「協会の放送を受信できる受信設備を設置した者は、協会とそ
の放送の受信についての契約をしなければならない」とあるそうです。
ですからTVはもちろん、ワンセグ機能のスマホ、TVチューナー内蔵のパソコンも
勿論ですが、「(総務省)はテレビのない世帯からも料金を徴収する検討を始め
る。パソコンなどネットを持つ世帯に納付義務を課す案のほか、テレビの有無に
かかわらず全世帯から取る案も浮上している」(総務省放送政策課は「まだ何も
決まってない」と記事を否定)という事ですが、誰が、「はい」といいますか、官僚
が、如何に国民との生活感覚と違ったものか、ご存じのはずです。
とにかく、これには絶体反対しましょう。
(参考:文引用「週刊ポスト」「週刊現代」「脳はバカ腸はかしこい~藤田紘一郎
著」より)
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