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2015年3月23日 (月)

「一フク イカガ 茶モ忘レテ」~「心偈(こころうた)~柳宗悦(やなぎむねよし)著」より

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先週、土曜日に 「~青い目の人形~リトルメリーと仲間たち・日米親善人形交

流と島原展」・「春うらら茶会」に行ったことを書きましたが、そのおり、小学生によ

るお茶の接待があり、もちろん野点で、堅苦しいものものではありませんでした

が。


もっとも、私、正式の茶室で、正式の茶道で、なんて経験はありませんが・・・

TVなどで見ていて、まあ、招待されても、行きたくないな、と。


ところで、今回は気楽なものだったので、ふと、柳宗悦の「一フク イカガ 茶モ忘

レテ」の言葉を思い出しました。以前、「心偈」については書いていますが

こちらをクリック

Img_20150321_0001 Img_20150322_0001

「心偈」には、「佛偈」、「茶偈」、「道偈」、「法偈」とあるありますが、その「茶偈」

なかの一節に、「一フク イカガ 茶モ忘レテ」と言うのがあり、長くなりますが、以

下のような文章です。



廿五、 一フク イカガ 茶モ忘レテ


  讀んで文字のままで、平明な眞理を述べてゐるに過ぎないのだが、茶人がと

くに巧者氣取ったり、型を大行(おほぎょう)に扱ったり、趣味を露はにだしたりす

るので、こんな言葉も一役を背負ふ。茶をたしなむのはよいが、到り得ずば、ま

だ態らしきが殘ろう。そんな澱が取れると、茶を忘れて茶が點てられよう。茶三昧

には、茶の意識は殘らぬ。茶をどうのこうのと云うのは、茶が末に沈んでゐる證

據である。ここで「忘れる」とは、茶を去るのではなくして、茶に在って茶に囚われ

ぬことを意味する。この境地からこそ、活きた茶がおのずから輝きでるのである。

「茶を心得る」のはよいが、心得が意識の域に止まっては、眞に茶を心得たとは

云えぬ。茶を忘れた茶となって、初めて茶を識る茶となろう。




さて、茶については、まったく無知でありますが、青空のもと、子ども達が、運ん

でくれた、茶菓子とお茶は、すがすがしいもので、これが、本当のお茶ではない

かと思った次第です。「一フク イカガ 茶モ忘レテ」。



【おまけ】

橘神社の桜が咲き始めました。暖かさが続けば、今年は少し早いかな?

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