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2015年3月 9日 (月)

「男はつらいよ・映画版」最終回

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TV版の最終回の事を書いたので、映画版の最終回の事も・・・


「男はつらいよ」第48作「寅次郎の紅の花」。第1作が、1969年「男はつらい

よ」。この第48作が1995年「男はつらいよ 寅次郎紅の花」。最後の作品。


このあと、「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花特別編」がありますが、渥美

清さんが亡くなられたのが1996年8月で、この映画が作られたのが、1997

11月ですから、既存の映像、CGで作られた物で、この48作「寅次郎の紅の花」

が、実質上の最後の映画になります。


この映画には、ほとんど寅さんは登場しなく、昔のような、威勢の良いタンカも聞

かれません。渥美清さんはこのとき、癌がひどく、出演できる状態ではなかった

そうです。


42作目からは、渥美清さんの体の状態が悪く、さくらと博の息子「満男」と、想い

を寄せる「泉(後藤久美子)」の恋物語が、サブストーリーになってきます。


さて、寅次郎の事をみんな心配していますが、なんと、「阪神・淡路大震災」のボ

ランティアとして大活躍しています。TVでさくらが見つけます。


さて、さくらと博の子供、満男の所に、泉が訪ねてきます。この二人も、お互い惚

れてはいるのですが、どうもうまくいきません。泉は満男に、見合いのこと、結婚

するかも知れないことを告げますが、満男は気の弱さで何も言えません。


結局、結婚式の日、満男は結婚式の邪魔をしに。(ダスティン・ホフマンの「卒業」

みたいに、かっこよくありませんが・・・・)


そのまま、一人、足に任せて、付いたところが、奄美大島。偶然に「リリー(浅丘

ルリ子)」に会い、ウチにも居候が一人いるからおいでよ、とついていった家に、

なんと、おじちゃんの、寅さん。毎日、快適に暮らしていますが、

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追ってきたのが、破談になった泉。

海岸にいる満男の所にいって、「どうして、あんなことしたのよ?」と詰問します

が、満男は海の中へ後ずさりしながら、「愛してんだよ!」。泉はニッコリして「もう

度いってよ!」。満男は、海の中に尻餅を。二人の心が通じ合った瞬間です。


それを見ていた寅さん、「無様だね」。リリー「若いんだもの、いいんじゃない、私

たちと違うわ。」

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こうして、リリーも付いて、4人帰ってくるのですが、さくらは、「まだ夫婦じない

だから」と二人の寝るところを、別々の部屋にしますが、これを聞いて、リリー

「あら、一緒でよかったのに」。

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リリーは、11作、15作、25作、そして、この48作、マドンナ役としては、一番多

く出演しています。


どの作品も、あと一息で、所帯を持つところまでいくのですが。妹のさくらが、リリ

ーに、寅さんとの結婚を頼んで、「いいわよ」といっても、寅次郎は「冗談だろう」。


寅さんが「リリー、おれと所帯をもつか」というと、「私たち、夢を見ていたのよ。ほ

ら、あんまり暑いからさ」


この作も一緒で、しばらくは仲良く暮らしますが、ささいなことで、リリーは奄美大

島へかえることに。さくらは、寅さんに止めるように言いますが、いうことを聞きま

せん。


タクシーに乗っていこうとするリリーの横に、突如寅さんが座ります。

「か弱い女を一人寂しく旅立たせるわけるにはいかないだろう」

「寅さん、どこまで送っていただけるんですか?」

「男が女をおくるって場合は、その女の玄関まで送るっていうことよ。」

いいセリフですね。ハンフリー・ボガードみたい。私も、このセリフ、いつか使いた

な。


さて、二人が、奄美大島へ帰って数ヶ月後、リリーからさくらの所に、手紙が届き

ます。また、ささいなことで、喧嘩をして、寅さんが出ていったとか。

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寅さんは、災害地の神戸に来ていました。みんなから歓迎を受けるところで、映

画は終わります。

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さて、寅さんの映画がなぜ、こんなに長く続いたのか、ユーモアもあり、セリフも

うまく、筋立ても良く、親戚のおじさんに、正論のお小言を言われるような感じも

あり、時として、哲学的なこともいいます。


「それを言っちゃあお仕舞いよ」。私も、カミサンに言いたいことが、山とあるので

すが、そのたび、この「それを言っちゃあお仕舞いよ」を思い出し我慢していま

す。


おかげで、離婚せずにすんでいるわけで
すが・・・寅さんのおかげです。もっと

も、こちらは、言われっぱなしですが・・・


山田洋二のコメントで、「寅さんあじさいの恋」で、寅さ
んが、かがり(マドンナ・い

しだあゆみ)の所へ訪ねていって、泊まりますが、かがりが、寅さんが寝ている子

ども部屋に、ランドセルを取りにいく所で、あわやという場面。とらさんは、お

なびっくりで、タヌキ寝入りをして、かがりは、ちょっとがっかりしたような顔で

いったそうです。


この映画で、大阪・天王寺松竹の支配人から、山田監督が聞いた話だそうです。

映画館は土地柄、酔っ払いや、フーテンが大勢いて、この場面になると、酔っ払

いが「いてまえ、いてまえ(やってしまえ)」と叫んだら、その声に対して、「アホ、

寅はそういうことをせんのがええところやないか」と反論の声が起き、場内爆笑し

たそうです。


高校生の初めてのデートの時、手を握って良いものかどうか、手の甲が触れ合う

と、稲妻に打たれたみたいに、どきっとしたものです。誰でも、そんな純情な時代

の事を覚えているでしょう。そんな、純情な時代の自分を、思い出しているので

はないでしょうか。


約30年間の間の作品ですから、さくらさんもふけました。夫の博さんも少し太っ

たみたいです。寅さんはもちろん亡くなり、おいちゃんも、森川信→村松達郎→

下条正巳と変わりました。おばちゃん(三崎智恵子)も少し細せたみたいで、白髪

が増えました。御前様も亡くなりました。タコ社長は、変わりません。


映画と共に、出演者も年月を経ていく、こんな映画、もう出ないと思います。ヒマ

でない方も、もう一度、是非ご覧下さい。


(参考・引用:「男はつらいよ 寅さん読本~寅さん俱楽部編」より)



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