2015 「~青い目の人形~リトルメリーと仲間たち・日米親善人形交流と島原展」・「春うらら茶会」~島原市
毎年、書いていますが、やはり、こういう歴史があったという事を、忘れてはいけ
ないな、という事で、また、去年と同じ事ですが、書いてみます。
日米関係が悪化していくなか、日米の子ども達の友好を願い、親日家、シドニ
ー・ギューリックさんが昭和2年、日本に12,700体ほどの人形を日本の幼稚
園、学校等に送りますが、戦争が起こり、敵国の人形だということで、焼かれた
り、破棄され、現在、全国で300体、長崎では2体しか残っていないそうです。
今見れば、なんの変哲もない人形みたいですが、当時、昭和2年ということを考
えれば、外国の人形で珍しくもあり、貴重でもあり、高価でもあったのでしょう。
真ん中のリトルメリーさんは、島原第一小学校の雛人形と一緒に、箱の中に入っ
ていたそうです。
だれかが、隠したか、たまたま人形ということで、一緒の箱に入れられていたの
かは分かりませんが・・・
アメリカからのお人形のお礼に、日本からは日本人形47体を贈りましたが、
長崎からは、答礼人形「長崎瓊子」が贈られ、行方不明のところ、ニューヨーク
州ロチェスター市科学博物館に保存されいて、2003年に、里帰りをしていま
す。
一番左は、人形でなく本物の人間です。
「島原親善人形の会」のお世話をしている、Kさんです。スラリとした美人で、年齢
は若く、独身です。島原の「子ども狂言」のお世話もしている方です。
話をしていると、真ん中の、リトルメリーちゃん、何となく元気がないようで・・・
リトルメリーちゃんの右側は、某小学校から借りてきたものだそうですが、顔が何
となく生き生きしていますね。この小学校では、人形を自由に触らせれたり、抱っ
こさせたりしているそうです。リトルメリーちゃんは、大事なものとして、ケースに
入れて飾ってあるそうです。
「人形は、抱っこしたり、触ってあげた方が良いんじゃないかしら。」という話など
をしてきました。まあ、夫婦も一緒の事ですが・・・
会場では、ボランティアの方による「リトルメリー物語」の紙芝居(手作り)と、お茶
のお接待。
なお、お茶の接待は「森岳婦人会茶道教室&モリモリ広場茶道教室の子ども
達」で、以外と沢山のお客さんが来られていました。
会場は、「御馬見所」。島原城三の丸にあったそうです(建物は、現在、本丸にあ
ります)が、幕末藩主、松平忠和公の時代、藩士の訓練状況を見るのに使われ
たそうです。
「リトルメリー俱楽部」の活動等、詳しくはFacebookにも掲載されています。
昼からは、子ども達の紙芝居、「しまばら半島国際交流クラブ」の「春を外国語で
歌おう会」があったのですが、用事があったので、午前中だけの参加で、残念で
した。来年の開催もまた楽しみにしています。
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