「節分の日に」~雲仙市橘神社
今日は天気も良く、ブラブラ橘神社を歩いていると、なにやら、おばさんが二人ば
かり拝殿の前にいて、女性とあれば、声をかけないのも失礼だと思いながら、
ヒョッと拝殿の中を見ると、神官さんがなにやら、やっていて・・・
よく考えると、今日は節分でした。千々石の氏神様「温泉神社」でも、やっていた
ようですが、時間が分からず、行けませんでした。
帰って、暦を読んで見ると、二十四節気の一つに、立春がありますが、節分は立
春の前日だそうです。
本来は、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことだそうですが、それが、次第に春
だけに用いられるようになったそうです。俳句の季語でいうと、明日からが春の
部で、今日「節分」までは、冬の部になります。
旧暦では正月初旬、年末になることもあるそうですが、新暦では2月の3、4日に
なるそうです。
儀式のあと、鏑矢を四本ばかり引かれましたが、この儀式初めて見ました。意味
を聞くのを、うっかり忘れました・・・・
豆を撒く時、「福は内」だけで、「鬼は外」は言ってない感じでした。神殿の中に
「鬼」がいたら、大変な事ですから。
そのあと、本殿の4つの角(かど)で豆まきですが、見物人が私も入れて、3人と
はチト淋しい。来年は、AKB48でも呼んだら、と思いましたが・・・
儀式のあと、一番上の写真のように、豆を貰ってきましたが、これなら、ビニール
袋を持ってくれば、良かった。
二人の女性の方は、諫早と大村から来られたそうですが、節分の儀式が見られ
て良かった、と大喜びでした。今年は、良いことがあるでしょう。
さて、節分といえば「恵方巻」が流行ってきましたが、これは、ウィキペデイアによ
れば、大阪地方を中心におこなわれていたそうですが、1998年(平成10年)
に、セブンーイレブンが「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用されたことにより広まっ
た。と書かれています。
なお、「恵方巻」と呼ばれていたという文献等は見つかってない。と書かれていま
すが、私が、数十年前、千々石に来た時、千々石の某寿司店が売っていて、最
初は「こらなんじゃ」と思った覚えがあるですが・・・名前は何て言ったか、忘れま
した。
さて、「恵方」のことですが、
これ、方位図ですが、吉神、凶神等が書き込まれ、この図は、年、月で変わっ
て来ますが、この中で吉神として、「歳徳神(としとくじん)」と言われる神様がい
て、「歳徳神」の在泊する方を俗に、”あきの方””恵方”というそうです。今年の場
合は「西南西」の方角だそうですが、「恵方巻」の名前はこれから、考えられたの
では?赤の○印に「恵方」と書いてあります。
「歳徳神」の在泊する方向を選ぶと、家屋建設、移転、開店、転地、結婚等、すべ
て吉方向とされているそうですが、方位については、難しいので、自学自習して
下さい。
さて、私は、商業ベースにのりたくないので、コンビニでは買いませんでしたが、
少しヘソが曲がっているので、寿司の代わり、「西南西」を向いて「ロールケーキ」
を一本、食べました。また太るな。
節分の豆少し添へ患者食 波郷
あたゝかく炒られて嬉し年の豆 虚子
豆撒きやかりそめに住める人の家 波郷
節分の火の粉を散らす孤独の手 六林男
節分の貰ひし豆を妻と食ふ sugikan おそまつ (*_ _)ゴメンナサイ
思い出しましたが、俳句の季語に「恵方詣」がありました。「その年の明けの方に
あたる神社仏閣に参詣すること。その道を恵方道という。〈恵方・恵方道・明の
方・恵方拝〉」
恵方とて人の歩める方へ行く 多佳子
恵方とて海の上にも道を延べ 狩行
(参考・文引用:「神宮館百彩暦~髙島易断本部編纂」。他、俳句歳時記より)
【おまけ】
神社の裏に、梅一輪
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