「ピーナッツと谷川俊太郎の世界」~チャールズ・M・シュルツ・谷川俊太郎
今日もカミサンが留守で、焼き芋作りにハマッテ、朝から焼き芋を作って、昼から
公民館の図書室で、珍しや、チャーリー・ブラウンの表紙の本があって、ペラペラ
とめくったら、「バレンタイン」の文字が目に入り、借りてきました。
「今年はバレンタインの心配はやめよう・・・・」
「どうせカードは一通もこないんだ、心配することはないだろう?」
「とはいうものの、だれかが万が一送ってくれたら、配達されたとき、その場にい
たいな・・・・」
という事で、郵便ポストの所で寝ることに。この分じゃ、チャーリー・ブラウン、バレ
ンタインのカード、いままで貰った事ないんじゃ無いんですか。
私の場合も、心配なんですが・・・オジサンモも欲しいんだヨ~ 。どうせ。カミ
サンからは貰えないし。
「ピーナツ」という題名は、最初「L'il Folks」の予定だったそうですが、著作権の問
題で「PEANUTS」になったそうですが、「PEANUTS」は「取るに足らない・つまらな
い」という意味があり、作者のチールズ・M・シュルツーとしては、不満を持ってい
たそうです。
この漫画の魅力について、谷川俊太郎氏は、出てくるのは子どもばかりだが、
「彼らの世界がおとなの縮図かと云えばそうではない。彼らは小生意気なミニチ
ュアおとなではなく、多くの場合、現実の子どもよりもっと子どもらしく、無邪気で
率直なのである。
が、この子どもらしさが、単にかわいらしいだけでなく、時に人間の本質に迫る
意地悪さや、残酷さ、エゴイズムなどをはらんでいるところに、このマンガの一種
の深みとでも言うべきものがあると思う。」と書いています。
考えれば、このマンガのャラクター、スヌーピー、チャーリー・ブラウン、サリー・ブ
ラウン、シュローダー、ルーシー、ライナス等、意地悪な子、スポーツ万能な子、
音楽の得意な子、人生を少し斜めに見る子、哲学的な子、いろんな子が出て来
ますが、谷川俊太郎さんが書くように「人間の本質に迫る」面がたくさんでてきま
すね。といっても、優しさも沢山持っており、若すぎるからと、病院で面会を断ら
れた場面です。外で病室見上げています。
かと思うと、含蓄に含む部分もあり、やはり、大人にも参考になりますね。
谷川俊太郎さん、このマンガに出てくる人物を「『「ピーナッツ』のみんなに」という
誌を書いています。
■チャーリー・ブラウン
いつきみはひげが生えるの
丸い頭の子
ぼくらがみんなゲート・ボールしかしなくなっても
きみは相変わらず野球に夢中
ジャンパーのポケットに手をつっこんで
不死なる敗北を嘆きつつ歩むきみの姿に
スーパーマンは顔を赤らめ
ハムレットは顔をそむける
さて、これを読んで、もう一つ思い出したのが、谷川俊太郎さんの「いいこ」
■いいこ
となりのよっちゃん とってもいいこ
おやのいうこと なんでもきいて
しけんはいつも ひゃくてんとって
さけものまなきゃ たばこもすわず
いちんちろっかい はをみがく
となりのよっちゃん とってもいいこ
もらったこづかい みんなかえして
じゅくからじゅくへ わきめもふらず
てれびもみなけりゃ まんがもよまず
ゆめのなかでは といれのそうじ
(参考・文引用:「ピーナッツと谷川俊太郎の世界~チャールズ・M・シュルツ」「わ
らべうた~谷川俊太郎著」「魂のいちばんおいしいところ・谷川俊太郎詩集」よ
り)
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