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2015年2月 2日 (月)

「ピーナッツと谷川俊太郎の世界」~チャールズ・M・シュルツ・谷川俊太郎

Img_20150202_0001

今日もカミサンが留守で、焼き芋作りにハマッテ、朝から焼き芋を作って、昼から

公民館の図書室で、珍しや、チャーリー・ブラウンの表紙の本があって、ペラペラ

めくったら、「バレンタイン」の文字が目に入り、借りてきました。

Img_20150202_0004_2

「今年はバレンタインの心配はやめよう・・・・」

「どうせカードは一通もこないんだ、心配することはないだろう?」

「とはいうものの、だれかが万が一送ってくれたら、配達されたとき、その場にい

いな・・・・」

という事で、郵便ポストの所で寝ることに。この分じゃ、チャーリー・ブラウン、バレ

ンタインのカード、いままで貰った事ないんじゃ無いんですか。


私の場合も、心配なんですが・・・オジサンモも欲しいんだヨ~  。どうせ。カミ

ンからは貰えないし。


「ピーナツ」という題名は、最初「L'il Folks」の予定だったそうですが、著作権の問

題で「PEANUTS」になったそうですが、「PEANUTS」は「取るに足らない・つまらな

い」という意味があり、作者のチールズ・M・シュルツーとしては、不満を持ってい

そうです。


この漫画の魅力について、谷川俊太郎氏は、出てくるのは子どもばかりだが、

「彼らの世界がおとなの縮図かと云えばそうではない。彼らは小生意気なミニチ

ュアおとなではなく、多くの場合、現実の子どもよりもっと子どもらしく、無邪気

率直なのである。

 が、この子どもらしさが、単にかわいらしいだけでなく、時に人間の本質に迫る

意地悪さや、残酷さ、エゴイズムなどをはらんでいるところに、このマンガの一種

の深みとでも言うべきものがあると思う。」と書いています。


考えれば、このマンガのャラクター、スヌーピー、チャーリー・ブラウン、サリー・ブ

ラウン、シュローダー、ルーシー、ライナス等、意地悪な子、スポーツ万能な子、

音楽の得意な子、人生を少し斜めに見る子、哲学的な子、いろんな子が出て来

ますが、谷川俊太郎さんが書くように「人間の本質に迫る」面がたくさんでてきま

すね。といっても、優しさも沢山持っており、若すぎるからと、病院で面会を断ら

れた場面です。外で病室見上げています。

Img_20150202_0003

かと思うと、含蓄に含む部分もあり、やはり、大人にも参考になりますね。

Img_20150202_0005_3

谷川俊太郎さん、このマンガに出てくる人物を「『「ピーナッツ』のみんなに」という

誌を書いています。



■チャーリー・ブラウン


いつきみはひげが生えるの

丸い頭の子

ぼくらがみんなゲート・ボールしかしなくなっても

きみは相変わらず野球に夢中


ジャンパーのポケットに手をつっこんで

不死なる敗北を嘆きつつ歩むきみの姿に

スーパーマンは顔を赤らめ

ハムレットは顔をそむける


さて、これを読んで、もう一つ思い出したのが、谷川俊太郎さんの「いいこ」



■いいこ


となりのよっちゃん とってもいいこ

おやのいうこと なんでもきいて

しけんはいつも ひゃくてんとって

さけものまなきゃ たばこもすわず

いちんちろっかい はをみがく


となりのよっちゃん とってもいいこ

もらったこづかい みんなかえして

じゅくからじゅくへ わきめもふらず

てれびもみなけりゃ まんがもよまず

ゆめのなかでは といれのそうじ



(参考・文引用:「ピーナッツと谷川俊太郎の世界~チャールズ・M・シュルツ」「わ  

 らべうた~谷川俊太郎著」「魂のいちばんおいしいところ・谷川俊太郎詩集」よ

 り)





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