2015 「第36回 長崎県子ども会伝承芸能大会」~雲仙市
昨日「長崎県子ども会伝承芸能大会」が、雲仙市の吾妻町ふるさと会館で開催
されました。どうせ、観客が少ないだろうと思っていたら、ほぼ、満員状態。
この大会は、各市を回り持ちで開催し、来年は松浦市で開催だそうです。
子ども会は、昔は、各地にあったのですが、最近は無い地域もあるとか。子ども
会は、異年齢の子どもが集まって、地域の繋がりの一環をになっていたのです
が・・・先輩が、後輩に遊び方とか、ナイフの使い方(当時は「肥後守(ひごのか
み)」をみんな持っていたのですが)これも、先輩から使い方を習い、使い方が分
かれば、鉛筆も削れるし、竹細工もできるし、便利なものでした。
ビー玉とか山遊び、ケンケン、ゴム跳び、とかいろいろな子どもの遊びがあり、夏
休みはラジオ体操(現在、土、日、休日、盆は休みとか)とか、異年齢で遊んだも
のですが、いまや、ゲーム機で、同年齢ばかりの遊び。
子どもの伝承遊びも、段々少なくなり、動植物の「絶滅種」が新聞などに載ります
が、「遊びの絶滅種」も考えた方が良いんじゃないですか?
もっとも、子どもが少なくなり、近くの地区では、会員が1名とか。町村合併より、
こちらの方が先なんじゃナイデスカ。
さて、少子化にともない、地域の伝承芸能が消えつつあります。子どもも少なく、
塾、習い事と忙しく、今からの子どもの結びつきは「塾友」になるような気がする
のですが・・・・
という事で、このイベントは、子どもに地域の伝承芸能を伝え、発表しようとよう
と、開催されているものです。
最初は、小浜の「小浜太鼓ジュニア」の「ふうりん、航(わたる)」。
小浜は、私の薄れゆく記憶によれば、太鼓ブームを作った「鬼太鼓座(おんでこ
ざ)」の指導者の方が、指導をしていた気がするのですが、今は拠点を移してい
ますが、「小浜太鼓ジュニア」は平成11年11月に、健全育成、後継者育成を
踏まえ、発足したそうです。子どもとは思えない迫力でした。
「伏尾(ふしお)鍬踊り」。瑞穂の古部(こべ)伏尾地区に伝承されており、地区の
祭り、復興祭等、地域のお祭りなどのイベントで活躍しているそうです。
大正小学校では、運動会などで児童の総踊りとして、十年以上受け継がれてい
るそうです。一番上の写真も「鍬踊りです」。
千々石にも、鍬踊りがありますが、かけ声の「めでたい、めでたい」のところ良い
ですね。なんとも、のんびりして。「大正小学校の古部地区(岡・夏峰)」の皆さ
ん。
千々石の「御神楽」。日本一の松明武者行列、「観櫻火宴」の一環として、16年
前から始まったものですが、16年前というと、最初の舞った子は、31歳ですか。
光陰矢のごとし、ですね・・・地元の贔屓で写真を2枚ばかり・・・「千々石中学校
吹奏楽部」の皆さんですが、二足のワラジで、練習が大変です。
吾妻町「鶴田小学校の民踊クラブ ドリームキッズ」の皆さん。「吾妻おどり」と
「吾妻盆唄」の踊り。平成10年に誕生したそうです。
うちわをもって、ゆかたを着ての盆踊り姿、だんだん少なくなりました。なんとな
く、懐かしいような・・・・
「琉球國祭り太鼓 ジュニア」の「エイサークイチャー他」。20年前の雲仙復興の
イベントで結成されたもの。長崎ランタンフェスティバル、博多どんたく、その他、
イベントの時よく、出演をしています。終わったら、子ども達は、肩で息をしていま
した。体の動きが激しい太鼓です。
外にも、浮流等各地にあるのですが、秋祭りの奉納踊りで、子どもの練習が夏
休みくらいから始まりますから、年に2度の出演は、チト無理なところがありま
す。
子ども達の演技は、良く練習され、息がピッタリ合っていることが分かりました。
演目の説明も、子ども達です。最後に賞状授与。
最近は、年に一回のバス旅行だけの、子ども会もあるみたいですが、もう少し、
子どもの繋がりを考えて貰いたいものです。
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