大寒・二十日正月
テレビでも言っているように、今日は二十四節季(にじゅうしせっき)の一つ「大
寒」です。千々石の「大寒」風景です。白く見えるのは雪、ではなく、ジャガイモの
マルチです。
二四節季は、立春、雨水(うすい)、啓蟄(けいちつ)、春分、清明、穀雨(こくう)、
立夏、小満、芒種(ぼうしゅ)、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑(しょしょ)、白露、秋
分、寒露、霜降、立冬、小雪(「こゆき」、キャバレーの、女の子の名前にありそ
う )、大雪、冬至、小寒、大寒(だいかん)。時々、「たいかん」と言っているア
ナウンサーがいますが、「だいかん」です。
知っているのもあるし、知らないのもあると思いますが、自学自習で調べてくださ
い。
「大寒」は、新暦一月では二十一日ごろで、一番寒い時期になりますが、春はもう
すぐです。この「一月二十一日ごろ」の「ごろ」というのが、何となくノンビリした感
じで良いですね。今年は今日「二十日」が「大寒」でした。
さて、今日は大寒と同時に「二十日正月」です。「はつかしょうがつ」で「にじゅう
にちしょうがつ」ではありません 。
「二十日正月」は、テレビ、新聞等、話題にもなりません。一月一日から店を開け
る時代だから・・・
「最新俳句歳時記(新年) 山本健吉編」によれば、「正月行事は、だいたい二十
日を境界としている。・・・・」となっており、今日で正月気分が、終わりだと言うこと
になります。
さて、旧暦と書きましたが、太陽暦が日本で実施されたのが、1872年(明治五
年)十二月三日からで、この日が太陽暦の明治六年一月一日になります。こ
の、旧暦も便利なもので、旧暦の十五日はいつも満月で、分かりやすいですね。
この間紹介した、「神宮館百彩暦」に、「旧暦の名残をとどめる行事や風習」のと
ころに「八月一日」を何と読むか?「ほずみ」です。旧暦の八月一日は、稲の初穂
を積み神に捧げ、感謝をするという事だそうです。
「四月一日」は「わたぬき」。旧暦四月一日は「衣替え」の日で、冬物の衣類から、
綿を抜いて軽くすることから「わたぬき」。
旧暦で言えば、今年の「正月」は二月十九日、「二十日正月」は三月二十日で
す。こうして見れば、随分、時期が違いますね。
今日は「二十日正月」と「大寒」がダブって一緒の日ですが、俳句歳時記では、
「二十日正月」は「新年の部」、「大寒」は「冬の部」です。
注:「二十四節気」を「にじゅうよんせっき」と書いておりましたが、コメントにて「に
じゅうしせっき」ではないかとの指摘をいただきました。「にじゅうしせっき」の
の方が正解です。お詫びかたがた改めて訂正をしておきました o(_ _)oペコッ。
なにせ、昨日はTVでサッカーを見ながら、書いてたもんで・・・・
大寒の一戸(いっこ)もかくれなき故郷(こきょう) 飯田龍太
大寒や転びて諸手つく悲しさ 西東三鬼
正月も二十日になりて雑煮かな 嵐 雪
正月も二十日となりて樽の酒 間 去
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