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2014年11月 8日 (土)

第24回千々石少年の主張大会~雲仙市千々石町

Dsc01407

子供が学校へ通っているころは、学校の様子、子どもたちの行動も分かっていたのです

が、家を出てしまうと、全く関係がなくなり、分からない状態。


近所の高齢者の人も、「子供ん顔ば見ても、どこん(どこの)子か、いっちょん(まったく)分

からん」という話。


という事で、千々石の小中学生(残念ながら千々石高校・大学はありません)による、「少年

の主張大会」があったので、出かけて見ました。


小中学生10名。島原半島、各町大体開催していますが、発表者は女子が多いのですが、

今日は、男子6名、女子4名という珍しさ。小学生6名、中学生4名です。


天気も少し悪くなりそうなので、お客さんが少ないかと思っていたら、大盛況。後の方まで

満員でした。


最初は、小学生の部。

「ソフトボールから学んだこと」「みんな仲良し」

左の子は今、キャップテンをしているそうですが、将来は、メジャーまで行きたいとのこと。

夢は大きい方が良いですね。


女の子は、千々石第二小学校の子ですが、全校で18名。現在、島原半島でも小規模校の

廃統合が行われていますが、小規模校の良さが伺えました。


学校に来ると、職員室に入って、先生に挨拶をしてハイタッチをしているそうですが、私の

頃は、一学級で50名(一学年ではありません!)。とても、職員室に入るなんて。羨ましい

ですね。


なお、千々石二小は、日本の棚田百選の岳地区がある、木場名という所にありますが、木

場地区の運動会と、学校の運動会は合同で行っているそうです。地域の融和と、子供との

触れあいがあって良いですね。

Photo_2 Photo_3

「家族の一員として」「ソフトボールを通して」

左の子は6年生で、体格が良く、長男だそうですが、お父さんの仕事の手伝いもやっている

そうです。今の子供は、昔と違い、お父さんの仕事を手伝う子供も少なくなりました。

学校でも進んで仕事を引き受け、感謝されるのが嬉しく、人のためになりたいとのこと。


右の子は、お父さんがソフトボールの監督さんだそうで、学んだことが、「元気」「集中」「チ

ームワーク」だそうです。

人と人との結びつきが大事、何よりも人に感謝。そのためには、元気でいることが大切だ、

という事で、元気を無くしているオジサンには、耳の痛い話でした。

Photo_4 Photo_5

「みんなちがって みないい」「仲間に支えられて」

詩人、金子みすずさんの「わたしと小鳥とすずと」を学校の教科書で習った事を、話してい

ましたが、この子も、千々石二小で、同級生が5人。男女、最初、仲があまり良くなかったそ

ですが、一緒に5年間(現在は6年生)過ごし、協同作業をとおし、それぞれの良さを見つけ

合い、違いを認たそうです。


蛇足ですが、「チーリップの唄」。「あか しろ きいろ どのはなみても きれいだな」。この

歌詞も、それぞれの違いを、それぞれに良さがある事を歌っています。


右の子は、サッカーをしているそうですが、県大会直前に足を骨折。クラブ仲間から、全国

大会に連れていってやると言われ、ボール拾いとか、裏方の仕事をガンバって、やったそう

ですが、県大会の時、試合前、スクラムの中心に置かれ、「頑張るぞ」と言われ、感激した

そうです。

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「いじめとは・・・」「命の重み」

さすが、中学生ともなると、話が重厚になってきます。

「いじめ」。なかなか止みませんね。昔は、表だっていじめていましたが、今では、蔭でのい

じめ、おまけに、ライン、ホームページでのいじめ。

この子は、いじめの中にあるものとして、「嫉妬」「個人的なストレスを他人に発散する」事を

上げていましたが、なかなかの分析でした。


右の子も、いじめを取り上げていましたが、「自分がいつ被害者になるか分からない」事。

「ウザイ」「ダサイ」など、今や普通に使っていますが、人の心を傷つけることもあり、軽いノ

リで言わない自制心が大切だ、と言っていました。

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「本当の思いやり」「家族の愛」

女の子の方は、バレーボールをしているそうですが、監督から、「バレーボールとは思いや

りのスポーツだ」と言われたそうです。

思いやりとは、「信頼」の事で、相手を信頼し、個性を理解し、全体のことを広く考える事だ

と発表していました。


右の男の子は、大人に対し、「ほめて欲しい」「叱って欲しい」と言っていました。

確かに、現在、親は子供に嫌われたくなく、「叱る」事が少なくなりました。叱らないと「悪い

ことが、悪いと思わないようになる」と、確かにそうですね。


昨日のブログで「ウドロク」の事を書きましたが、NHKTVの有働アナウンサー、こう書いてい

ます。


「父は怒ると、この世のものとは思えないほど怖い存在だった

私がまだ一歳の頃、何かのことで怒られた私が泣こうとした瞬間、父が『おほん』と咳払い

をしただけで、ひぃひぃと息を引きつらせるように、泣くのを我慢したという。」

昔の親はそれほど、厳しいものでした。

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まだ、書き足りないほどの発表でしたが、又、用事があるので・・・・・・


「今どきの、若い者は」と言いますが、皆ちゃんと、考えていることは考えています。

子供の悪いところは、大人の責任が大きいようです。そんなことを考えさせられる、「少年の

主張」でした。


主催の「雲仙市青少年健全育成協議会千々石支部」の皆さんは大変だったと思いますが、

子供の意見は滅多に聞けるものではなく、来年も、是非、開催をしてください。


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