« 2014 紅葉だより~雲仙★仁田峠・三十路苑(10月30日) | トップページ | 2014 「秋桜まつり」~「しまばら 芝桜公園」 »

2014年10月31日 (金)

「ペコロスの母の玉手箱」~岡野雄一著

Img_20141031_0001

今日は、島原の病院へ行って、島原の秋桜を載せるつもりだったのですが、本屋さんに寄

って見ると、昨日まで無かった「ペコロスの母の玉手箱」が並んでいて、買って来ました。


「ペコロス」については、2冊目の本になります。一冊目の「ペコロスの母に会いに行く」も紹

介をしましたが、あの頃は私の父母も、入院をしていたのですが、4ヶ月後、12月24日に

母が亡くなり、追うようにして、12月31日に父が亡くなりました。一週間で、2人の年末で

の葬式は少しきつかったのですが、夫婦仲が良かったので、まあ、これで良かったのかな、

と思いましたが・・・・


「ペコロス」さんのお母さんも、つい最近亡くなられたそうです。この本に、その事も描いてい

ますが、九十一歳だったそうです。

Dsc01255_2

「ペコロス」さんの家族になりますが、お父さんは、大正8年生まれ、平成12年に、80歳で

亡くなっています。その頃から、お母さんが認知症を発症し、施設にお世話になっていまし

た。弟さんは、東京近郊に在住。


「ペコロス」さん一家。大体、私と同じ世代で、「ペコロス」さんのお父さんは、酒乱だったそう

ですが、あの世代は酒乱が多く、私の父の友人も酒乱だらけで、私の父は酒乱では無いも

のの、毎日、飲んで帰って来ていました。繁華街は、あちらも、こちらも、ゲロだらけでした

が、今はあの光景はありませんね。


おかげで、給料日前は「質屋」にラジオを持って、給料日まで「質入」れ、今では、ラジオな

んかじゃ「質」に取ってくれないでしょう。「質屋」さん、どこにでもあったのですが、今では・・


ところで、「ペコロス」さんのお父さんは、「三菱造船所」に勤務していたそうですが、あの時

代は、高給取りで、テレビ、冷蔵庫など当時の高級品は、みんな「三菱造船所」勤務の人が

一番最初に買っていました。


弟の名前が「つよし」で、私と同じ名前で、このマンガ、いろんな面で、親近感を覚えます。


このマンガのなかに、「私(うち)は大人になったら、この風景ば忘れるとやろか、そいとも・・

・・・年ばとってから思い出すとやろか・・・」というセリフがありますが、私の母から、「あん

た、小学校の2年の時、こげんことば(こんなことを)、しよったとよ(していたのよ)」、なん

ていわれて、「エッ、嘘」。

父母が亡くなって、まだいろんな事を、聞いていれば良かったなと後悔しています。


回りの風景も、変わって来ました。「大人になって、この風景を忘れるのか、年取って思い

出すのか」。できるだけ、「年取って思い出す」事を沢山持つように。私?失恋の思い出は、

イヤというほど持っています。


「ペコロス」さん、「母・みつえの逝去によせて」で、「一冊目と同じく、この本が、介護をする

全ての人たちの気持ちに寄り添い、少しでも癒やしになれるよう、祈り、ねがいます」と書い

ています。


特に家族の方に、認知症をの方をお持ちの方の、介護は大変だと思いますが、この本、是

非お読みください。「癒やされる」ところが、たくさんあると思います。


思わず、笑ってしまう所も沢山ありますが、「涙なくしては、笑えない」本です。若い方も、お

父さん、お母さんも必ず年を取っていきますから、今のうちにお読みください。






« 2014 紅葉だより~雲仙★仁田峠・三十路苑(10月30日) | トップページ | 2014 「秋桜まつり」~「しまばら 芝桜公園」 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

認知症だった父は68歳で他界しました。悲しみからは立ち直りましたが、形見らしき物も特になく、寂しく思った事がありました。
ただ気付きました。ひとり娘である私自身が父の形見…(形見と言えないかもしれませんが)かもしれない、父が残した命だと。
伝わりますかね…(苦笑)
認知症は家族も色々大変ですから、色々な面で考え方、捉え方、向き合い方を柔軟に変えていかないと…と、体験から感じました。
参考までに。

ウチの父は89歳でした。多少の認知症は出ましたが、そんなにひどい状況ではありませんでした。
身近にも、重症の認知症の方を持たれた方の話を聞きましたが、大変だったでしょう。
こちらは、続けて二人でしたから、バタバタして、悲しみ所ではありませんでしたが、最近、父母が亡くなってしまって、孤児になって(この歳で孤児はないんですが)しまったな、という感じがします。
ウチも「お宝鑑定団」に出すような、形見はありませんでした (^-^;

いつも、コメントのお返事ありがとうございます。
認知症は、やはり早めの診察がいいと聞きました。
ご存じかもしれませんが、海援隊の『そうだ、病院へ行こう』という曲があります。早めにちゃんと病院に行きたくなるような歌です、一度聴いてみてください…。

はい、今度聞いてみます。

認知症は、発症してから、病院へ行くまで、平均7ヶ月かかっているそうです。
他人から見て、おかしいぞ、といわれたらすぐ病院へ。
お互い健康には、注意しましょう。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ペコロスの母の玉手箱」~岡野雄一著:

« 2014 紅葉だより~雲仙★仁田峠・三十路苑(10月30日) | トップページ | 2014 「秋桜まつり」~「しまばら 芝桜公園」 »

フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ブログランク参加中ポチしてね(^o^)

最近のトラックバック

amazon

無料ブログはココログ