「鳥居・注連縄つくり」~雲仙市千々石町温泉神社
神社に行った時、何となく見ている、鳥居の注連縄(しめなわ)。現世と、神域を分ける結界
だと言われています。天照大神が天の岩戸から出たとき、再び天岩戸に入れないよう、注
連縄で戸を塞いだのが、起源だといわれと言われていますが・・・・
千々石では名(みょう)が七つあり、毎年代わり代わり、当番になり、温泉神社の秋祭りを担
当します。七年に一回、当番が廻ってきます。
当番の名は大変で、特に、少子化、農家が減り、サラリーマンが多くなり、人を集めるのが
一番の悩み。
名では、御輿担ぎ、演芸係、各名の奉納踊り等々の係を決め、昨日は注連縄作り。鳥居は
二本ありますから、二本分の注連縄を作りますが、これが、そう簡単にはではなく、とにかく
七年ぶりですから、ああでもない、こうでもないと言いながら・・・・
台風前で、いつもは神社前で作るのですが、昨日は、ジャガイモの選果場で・・・・
行くのが遅くなって、ほとんど、できかけで残念。
縄をすぐって、藁打ちをして綺麗に整えます。
お下りの道中にも注連縄を張っていきますが、何十メートルではなく、何㎞分ですから、こ
れ大変です。三名でかくの如く、縄をなっていきます。祭事に使うものは、左縄といって、普
通の縄とは逆の左に縒っていくそうです。
いつもは、はしごを掛けて吊していたのですが、今年は、大工さんがいたのか、足場を組ん
で。「もう少し垂らしたら」とか、「張ったらとか」言いながら。
意外と時間がかかるのが、紙垂(白い紙でギザギザに作ってあるもの)と房の飾り付け、こ
れも、「もう少し右」、「間を少し狭く」とか。
雨がひどく降り始めたのですが、注連縄を吊す時は雨がピタリと止んで、「やはり、神様の
事じゃもんな」「新しい注連縄は良かな」と言いながら、終わったのが、7時近く。
神主さんに、話を聞けば、注連縄の専門の業者さんがいて、材質によっては10年ばかり
もてるとか、ただし、お値段が・・・というより、その土地で取れた稲の藁で、自分たちで作っ
た注連縄が良いですね。
今週の土曜日、午前中にお下り、昼2時30分から、海岸の福石公園で演芸会。日曜日が
お上りになります。お暇な方はお越し下さい。
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