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2014年10月 1日 (水)

さみしかった夏

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今年の夏は、何となくさみしい夏でした。いつもの、ところ天が食べられなかったから。


この、ところ天屋さん、以前からご紹介していますが、7月1日から、9月30日までしか営業

していません。家の近くでもあり、店の中が、レトロ風で気にいって、良く買いに行っていた

のですが、今年は・・・・

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7月1日、買いに行ってみたら、今年は休業とのこと。これには、ビックリ。6月の終わりに、

開店の準備はしていたので、途中から開けるだろうと思っていたら、最後まで開きませんで

した。


店の庭には、湧き水が湧いていますから、今日行って、ところてんの代わりに、水を飲んで

いたら、娘さんが出て来て、事情を聞くと、腰の骨を折ったとか。今は、家に戻っているとの

ことで、来年は、大丈夫でしょう。

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店の庭には、水神様などが、いつもきれいにしてあります。来年の7月1日は、また、ブログ

に載せる予定です。

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さて、9月が終わりました、俳句に「九月尽(じん)」という季語があります。「尽」が付くのは、

「三月」と、この「九月」のみで、それぞれ、春、秋を惜しむ気持ちが強いのでしょう。「一月

尽」「八月尽」などはありません。


もっとも季語の場合は、旧暦になりますから、実際の季節感とはズレがあるのですが。ま

あ、今は、本格的な秋ですが。


雨降れば暮るる速さよ九月尽         杉田久女

まんじゅしゃげは九月の花のその九月   時実新子

十月はお祭り好きの青い空                   水野亜希子

九月尽地球が病むといふ手紙               越髙飛騨男


酔ふて寝てころりとさはやかに逝かれ      伊佐利子


この句については、故江國滋氏が次のように書かれています。

「・・・・・病気で死ぬからいけないのだ。病気になる前に死ねば良いのだ。なんだ簡単なこと

ではないか、といいたいところだが、これが至難のわざ」。(「微苦笑俳句コレクション」より)

故江國滋氏は、癌で亡くなられましたが、


おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒        江國滋


という句を残しています。爽やかで、どことなく侘びしさを感じる秋です。

そろそろ、年賀状の準備を。







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