さみしかった夏
今年の夏は、何となくさみしい夏でした。いつもの、ところ天が食べられなかったから。
この、ところ天屋さん、以前からご紹介していますが、7月1日から、9月30日までしか営業
していません。家の近くでもあり、店の中が、レトロ風で気にいって、良く買いに行っていた
のですが、今年は・・・・
7月1日、買いに行ってみたら、今年は休業とのこと。これには、ビックリ。6月の終わりに、
開店の準備はしていたので、途中から開けるだろうと思っていたら、最後まで開きませんで
した。
店の庭には、湧き水が湧いていますから、今日行って、ところてんの代わりに、水を飲んで
いたら、娘さんが出て来て、事情を聞くと、腰の骨を折ったとか。今は、家に戻っているとの
ことで、来年は、大丈夫でしょう。
店の庭には、水神様などが、いつもきれいにしてあります。来年の7月1日は、また、ブログ
に載せる予定です。
さて、9月が終わりました、俳句に「九月尽(じん)」という季語があります。「尽」が付くのは、
「三月」と、この「九月」のみで、それぞれ、春、秋を惜しむ気持ちが強いのでしょう。「一月
尽」「八月尽」などはありません。
もっとも季語の場合は、旧暦になりますから、実際の季節感とはズレがあるのですが。ま
あ、今は、本格的な秋ですが。
雨降れば暮るる速さよ九月尽 杉田久女
まんじゅしゃげは九月の花のその九月 時実新子
十月はお祭り好きの青い空 水野亜希子
九月尽地球が病むといふ手紙 越髙飛騨男
酔ふて寝てころりとさはやかに逝かれ 伊佐利子
この句については、故江國滋氏が次のように書かれています。
「・・・・・病気で死ぬからいけないのだ。病気になる前に死ねば良いのだ。なんだ簡単なこと
ではないか、といいたいところだが、これが至難のわざ」。(「微苦笑俳句コレクション」より)
故江國滋氏は、癌で亡くなられましたが、
おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒 江國滋
という句を残しています。爽やかで、どことなく侘びしさを感じる秋です。
そろそろ、年賀状の準備を。
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