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2014年9月11日 (木)

「昭和天皇実録」の衝撃~文藝春秋10月号

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昨日、週刊ポストを呼んでいたら、「『「昭和天皇実録』流失ショックで取り沙汰される『書か

れなかった昭和史』」。という記事。


「昭和天皇実録」については、各新聞、マスコミで報道されたと思いますが、「10日発売の

月刊『文藝春秋』に実録の中身が掲載されることが分かり、宮内庁記者クラブが慌てた。先

に内容が報じられては困ると発売前の9日に公開する動きになったのです。」(皇室担当記

者)とあり、さっそく「文藝春秋」を買って来ました。


「実録」の編纂は平成2年にスタート。「16年計画」だったそうですが、結局24年費やして

います。全61巻。刊行されるのは数年先だそうです。買いたい気はあるのですが、全61

巻とあっては・・・・


「文藝春秋」は、作家、半藤一利氏、昭和史研究家、保阪正康氏、歴史学者、磯田道史氏

の3名の対話からなっていますが、なにせ、一万二千ページ。全文は目を通せなかったらし

く、「それにしても、一万二千ページという、大変な量ですから、それぞれ興味のある部分か

ら読み始めましょう。」ということで、内容は、


■「お父(もう)さま、お母(たた)さま」への手紙

■創作物語「裕仁新イソップ」

■お好きな人、お嫌いな人

■語られなかったA級戦犯への思い

■天皇は何度涙を流されたのか

■軍部の横暴に立ち向かわれた瞬間

■天皇のお考えは「機関説」である


日本において、天皇の記録を公刊する形でまとめたのは、「孝明天皇記」「明治天皇記」

「大正天皇記」、そして、今回の「実録」だそうです。「大正天皇記」には、全体の3%が黒く

塗りつぶされてあるそうですが、これは、「しかし、その部分といえば、たとえば個人に送っ

た金品の金額とか、そういうtころです。」という事だそうです。


「実録」を纏めるについては、収集した資料は国内外合わせて3,000点。本文の後に、根

拠となった資料が書いてあるそうですが、「サンデー毎日」まであるそうです。ただ、どこの

部分が、どこから引用されたか分からないそうです。


3名の方によると、昭和21年から数度にわたって、側近が天皇から伺った話をまとめられ

たとされる「拝聴録」があり、これは「本当に現物はないのかね。作ったけど失くしてしまった

なんてことじゃないだろうね(笑)。」と書いてありますが、


この対談のあとに、「宮内庁OBが明かした編纂の内幕(本誌編集部)」という記事があり、

「『聖談拝聴録』は、以前から宮内庁内に存在することが確実視されていた。編纂にあたっ

た関係者のひとりも『何としてでも入手したかった』という記録だった。」とあります。


史料の収集にあたっては、元宮内庁幹部、元側近に聞き取り調査を行い、なかなか協力が

得られないものの、元侍従長の故徳川義寛氏は「談話聴取」に応じた一人だそうですが、

外交官、官僚、女官の方は、難しかったそうです。


なお、皇族の方はもっと難しく、お願いして良いのやら、職員の方にも自制がかかって、な

お難しかったそうです。


この「実録」は黒塗りなしで刊行されるそうですから、お楽しみに。といっても数年先、多分、

○万円ではなく、○○万円になるでしょう。


【個人的なこと】

ご存じのように(ご存じない方は、少し世間から遅れています)いよいよ、iPhone6が発売さ

れます。19日から発売ですが、明日12日、午後4時から予約が始まります。

下のiPhone5は、今年買ったばかりなのですが、買い換えるかどうするか、悩みます。ま

た、今夜も眠れません。

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