« 「敬語ノート~山岸弘子著」&国語世論調査より | トップページ | NHK連続小説「マッサン」&ウィスキーつれづれ その2 »

2014年9月27日 (土)

NHK連続小説「マッサン」&ウィスキーつれづれ その1

Photo_14

日本酒を初めて飲んだのは、高校の時。友人の下宿で飲んで、天井やら部屋がグルグル

回って、お~世の中、こんな楽しいものがあったのか、と思ったのですが、あとは、ゲロ吐い

て二日ほど寝ておりました。


ウイスキーを始めて飲んだのがいつか、忘れましたが、確か東京に行ってからだと思いま

す。


以前、新聞で「鼻毛とアン」  失礼しました「花子とアン」の次は「マッサン」というのがあ

ると出ておりまして、「マッサン」とは何ぞや、と思い読んでみると、「・・・本格的な国産ウイ

スキーの誕生に尽力した竹鶴孝政夫婦をモデルにしたストーリーで・・・・」と書いてあり、竹

鶴孝政氏といえば、ニッカウヰ(イと読みます、今は学校で教えてないので、念のため)スキ

ーの竹鶴社長さんではありませんか。(ニッカウイスキー正式には「ニッカウヰスキー」で

す)。

Photo_20

実は、私、一時「スコッチ・モルト・ ウイスキー」に凝っていたことがあり、久しぶりに酒店に

入ったら、洒落たポケット瓶。たしか、以前は箱に入って、小さなプラステックのコップが入っ

ていた記憶があるのですが、おまけに、缶入りのハイボールまで、ハイボールは私たちより

一世代前に流行ていたのですが、私たちの時代には水割が主流でした。


一応、ウイスキーの知識を持っていたほうが、TVを見るのに面白いかなと思って、私も一

言。知ったかぶりで・・・


「スコッチ・モルト・ウイスキー」と一概にいっても、作る場所で、「アイランズ・モルト」

「キャンベルタウン・モルト」「スペイサイド・モルト」「ハイランド・モルト」「ローランド・モル

ト」、そして、「アイラ・モルト」があります。「アイラ」という島で作られたウイスキーです。


人気があるのが、「アイラ・モルト」。タレントさん、作家の方が、「アイラ・モルトが良いね」な

んて言ってますが、私が所有しているウイスキーを捜してみると、以外と「アイラ・モルト」

を持ってました。下の写真が「アイラ・モルト」です。写真だけで、スミマセン。

Photo_2

なお、「スコッチ・ウィスキー」については、「スコッチ・ウィスキー規則」というのがあり、規定

されています。


私の好きな、「バルヴィニー」という名の、スペイサイドのウイスキーですが、10年、12年、

15年、21年(成熟させるのにかけた年数)もの。矢印のところ。

Photo_13

下の左の写真、12年もの。「First Cask」「Second Cask」と書いてありますが、これは、ウ

イスキーを成熟させるとき、最初にオーク材の樽で熟成し、その後、このウィスキーの場合

は、「Serry」と書いていてありますから、シェリー酒を作った樽に入れて、熟成させた、ダブ

ルカスクのものです。


下の右の写真、15年もの。赤字で書いてありますが、「9.2.96」は「1996年2月9日」に

ボトリング(瓶詰め)した日。「6.10.80」は「1980年10月6日」に蒸留した日。


「13308」は樽のナンバー、「19」はボトルナンバー、「13308番」の樽から、「19番目」

に瓶詰めしたということでしょう。もちろん手書き。こんなのも、飲みながら、どんな人が書い

たのか想像しながら、見ていると楽いものです。


21年ものには「PortWood」と書いてありますから、ポートワインを作った樽に、ウイスキーを

入れて作ったもの。他に、バーボン等の樽を使ったものがあり、それぞれに、独特の香りが

楽しめます。

3_3 2

左は、「CAOL ILA(カリラ)」。読みにくいですが、ここら辺りは、ゲール語が混じっているそう

です。強烈な味わいと香りがします。超辛口のモルト。もちろん「アイラ」です。最初飲んだ

時は、ビックリしました。


右は「MACALLANN(マッカラン)」。スペイサイド・モルト。「百貨店のハロッズが出した『ウ

イスキー読本』で、シングルモルトのロールスロイスと絶賛されていたものが、このマッカラ

ン。」(「改訂版 モルトウィスキー大全~土屋守著」より)と書いてあります。

Photo_4 Photo_3

下は、英国の「スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティー」からお取り寄せのもので、ウイス

キーは樽から出した時がアルコール度数が50~60度くらいあります。


ウイスキーは同じように作っても、樽ごとに、微妙に違っていますから、ベテランの人が確

認して、樽ごと買ってきて、会員に販売します。ただし、作った会社の関係もあって、銘柄は

わかりませんが、そこは・・・・

2_2

1991年に樽に入れ、2003年にボトリングした12年物。アルコール度数56.7度。

銘柄はNo87.7で、会員だけ、リストが配られています。

Photo_8 3_4

先ほどから「アイラ」と言っていますが、「ISLAY」と書きます。これもケール語かな?さて、先

に書いたように、ウイスキーは50度くらいのものに加水して、40度くらいにしますが、その

折、少しばかり、白濁します。これを、濾過しますが、風味が薄くなるというので、大きい不

純物だけ取って、そのままボトリングしたものを「CASK」といいます。上の協会のウイスキー

は全部「CASK」です。

これ、機会があったら是非飲んでみてください。濃いけれど、すごくおいしいです。ただ、飲

みすぎないように。

Photo_10

左の写真、左はカスクそのまま、右はカスクに加水したもの。少し白濁しているのが分かと

思います。

右の写真、普通の40度程度のウイスキーと、それを水で割ったもの。水で割ったものは、

色が薄くなっているだけだ、ということが分かります。

Dsc_0081 Dsc_0085

あと、グラスの問題。少し良いやつを。間違っても、○○ビールなどと宣伝の入ったグラス

など使わないこと。


左がバカラのタンブラー。「ロック」用。右がカスク用で、「スコッチ・モルト・ウイスキー・ソ

サエティー」から購入したもの。ちゃんと、紋章まで入っています。鼻がちょうどグラスの中

に入って、香りが楽しめます。会員しか手に入りませんから、ワイングラスで代用を。

Photo_18 Dsc_0053_2

さて、後は飲み方ですが、これは、ニッカウヰスキーのホームページに載っています。

こちらを→クリック

例えば、簡単なようで、美味しく作るハイボール。Photo_19

あと、水割り、ロック、ホット等、それぞれに、美味しい作り方が載っていますから、お読みく

ださい。


私、残念ながら、ドクターストップで飲めません。

死んでから、お供え物に、あげてもらおうかと思っていたら、お寺さんから貰ったお知らせ

に、供え物として、故人が好きだった、ビールとかお酒は供えるなということ。


お釈迦様の時代に、弟子、信者も決められた戒律として、「不飲酒戒(ふおんじゅかい)」と

いうのがあり、お酒を飲んではならない、という規則だそうです。死んでも飲めない、この悲

しさ。宗旨を変えるか?まあ、坊さんも般若湯を飲んでいるから、良しとするか。


明日は、ウイスキーの作り方。「マッサン」の話などを少しばかり・・・また、長くなるかな?




(参考:「改訂版 モルトウイスキー大全~土屋守著」「ウイスキー銘酒事典~橋口孝治

 著」「ニッカウイスキーホームページ」より)


« 「敬語ノート~山岸弘子著」&国語世論調査より | トップページ | NHK連続小説「マッサン」&ウィスキーつれづれ その2 »

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

コメント

最近日本酒を購入するのに酒屋に行かずにスーパー等を利用しているのですが
最近の量販店には「ニッカウヰスキー」を置いていないのですね(゜o゜)

先日「ドン.キホーテ」に寄ったらニッカがいろいろ揃っていたので懐かしい「G&G」を
購入しました

ちなみにウィスキーが邪魔でしたら千々石まで預かりに行ってもいいですよ・・・って
以前も書いたっけな(^o^)

同感ですね。
ニッカはサントリーに押されているのを感じます。
二大ウイスキー会社で、互いに競争し、日本のウィスキーが発展して来たのですから、ニッカにはもっと頑張って欲しいものです。

時々は、栓をあけ、香りだけ楽しんでいます。思わず、飲みそうになったりして・・・・・・・(´Д⊂グスン

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: NHK連続小説「マッサン」&ウィスキーつれづれ その1:

« 「敬語ノート~山岸弘子著」&国語世論調査より | トップページ | NHK連続小説「マッサン」&ウィスキーつれづれ その2 »

フォト
2024年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ブログランク参加中ポチしてね(^o^)

最近のトラックバック

amazon

無料ブログはココログ