恐怖のお泊まり会~死者から届いたメール~P.J..ナイト著・岡本由香子訳・shirakabaイラスト
今日はお盆の最後の日。長崎市内では派手に精霊流しをやっているみたいです。昔は、毎
年見に行っていたのですが、もう元気も失くし、というところで、ゴロゴロしながら読書。
暑いので、少し涼しくなろうと、難しい本は避けて、帯に「2014年 学校がすすめる 5・6
年生」と書いてあったので、買って来たホラー小説。この、「学校がすすめる」が良いです
ね。学校がすすめるホラー小説とは、どんなものか?
このシリーズ、7月にもう一冊出るそうですから、全部で四冊になります。「吹雪の夜に消え
た少女」「呪われた脚本」、そして「死者から届いたメール」、7月発行の「裏庭にひそむ怪物
(仮)」。
私たちの頃は、宮本武蔵「お通の白い太ももが、月の光に・・・・・・」、とか、山田風太郎「くノ
一忍法帖」、柴田錬三郎「眠狂四郎」なんて読んでいたんですが・・・・読んでいただけです。
さて、この本読んでいると、小学生5,6,年で、パティーだとか、付き合いを申し込むだと
か、5,6年生にしては、マセているなと思ったら、作者はアメリカ人でした。こんど、生まれ
変わる時は、アメリカ人に。
登場人物は、五名描いてありますが、サラは交通事故で亡くなっています。
さて、アビー、リア、クロエ、ノラの四人が、お泊まり会をしますが、亡くなったサラと付き合っ
ていた、ジェイクの事を、アビーが好いていることを告白します。
その夜、電源を切っていたはずの携帯電話にメールが入っていて、「わたしの彼にちょっか
いを出さないで!次はただじゃすまないから!」。亡くなったサラからのメールです。
また、ジェイクとパーティーに着ていく、ドレスが引き裂かれていたり、脅かしのメールが入
っていたり・・・・・という事で、後を書くと面白くないので、この辺で。
私、小さい時、生の火の玉を見て、3日ばかり寝込んだり、知人が亡くなった丁度その時
間、知人が枕元に立っていて、金縛りになったりの経験をしていますから、まあ、これくらい
のホラーではというところです。まして、カミサンと一緒だと・・・・
小学校の5,6先生くらいの、女の子が読むのに、丁度良い、ホラー小説みたいな感じがし
ました。でもアメリカの女の子は、マセてイマスネ。
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