NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」三巻でました~作・前川洋一/ノベライズ・青木邦子
お~、出ましたね。「軍師官兵衛」第三巻。出版が7月10日、本屋さんには3,4冊しか置い
てありませんでした。ここらあたり、あまり読書の習慣がないようで・・・・
さて、この前の週のTVは、クライマックスの本能寺の変。信長の死を知って、泣きじゃくる秀
吉に、官兵衛が「わかりますか?殿のご運が開けたのですぞ!」
さて、この本能寺の変、歴史上の大きな謎となって、ウィキペディにも、「野望説」「怨恨説」
「ノイローゼ説」「黒幕説」等々いろいろ書いてあります→こちらをクリック
先日、新聞、TVで報道がありましたが、「林原美術館(岡山市)と岡山県博物館(同市)は
23日、明智光秀の謀反で織田信長が自害した『本能寺の変』の動機について、土佐(高
知)の武将だった長宗我部元親が関わっていた可能性を示す手紙が見つかったと発表し
た。四国支配を巡り、信長と元親が対立、譲歩するなどした内容を伝える書状。光秀とは
重臣が長宗我部と婚姻関係にあったこともあり、専門家からは『信長の四国征伐から元親
を守る狙いがあったのでは』という見方が出ている。・・・・・・」(毎日新聞・7月17日付け記
事より)とあり、後、詳しくは→こちらをクリック
ウィキペディアに早くも、「四国『征伐』回避説」のなかに
「2014年、元親から利三に宛てた書状が発見された。文中、元親は土佐国・阿波2郡のみ
の領有と上洛に応じる旨を記しており、ここから四国攻めが実施されると政治的に秀吉―
三好ラインの完全勝利となり、光秀は織田政権下はもちろん長宗我部氏に対しても面目を
失い、いずれにせよ失脚してしまうことから、本能寺の変を起こしたとも読み取れると論評
されている」と付け加えられていました。
歴史は結果は分かっているので、あと、小説は、資料を基に、どう解釈して、物語にしていく
かですが、NHKTVドラマは違った解釈でした。後で、こんな新資料が出てくると困りますね。
さて、第三巻、後ご存じのように、家康の「伊賀越え」、「中国大返し」、「村重との再会」、「
九州遠征」、「伴天連追放」、「茶々の登場」等々続くのですが、はやり出ていましたね。
秀吉が、「よし、では聞くぞ・・・・。わしが死んだら、次は誰が天下人になると思う?」と聞く
と、面々、徳川、前田利家、毛利、上杉とか意見をいうが、「秀吉はにやにやして見てい
た」。
後日、家康が官兵衛と会った時、その時のことを話し、「家康はいったん言葉を切り、官兵
衛の表情をうかがいながら、秀吉の声色を真似た。
官兵衛じゃ。次に天下を取るのは官兵衛に違いない」・・・・
秀吉が、天下人になるにつれ、黒田官兵衛と豊臣秀吉の心は離れていきます。石田三成
がウロチョロしています。TVで見るのを待ち遠しい人は、本の方をどうぞ。
【おまけ】
某チェーンのレストランに置いてありました「百歳カード」。60歳以上の人は5%引いてくれ
るそうですが、「有効期限は、60歳から100歳」まで。カード作りましたが、100歳以上に
なったら、使えないのかな?
(参考・文引用「軍師黒田官兵衛 三」・「毎日新聞」「ウィキペディア」より」)
« イベリコ豚を買いに~野地秩嘉著 | トップページ | ぶらり、夏の花 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 島原半島に関する三冊の本(2024.05.05)
- 気まぐれ資料館~次は「草双紙」の世界(2023.01.15)
- ザッとした読書感想文なのですが(^_^)(10月~11月中旬読了)(2022.11.13)
- 落語「紀州」の原典は松浦静山「甲子夜話」?(2023.09.19)
- 「積ん読」の効用(2022.08.19)
コメント