「呼子と口笛」複製ノート★石川啄木著
石川啄木の「呼子と口笛」を書いたノートを、そのまま複製したものです。
奥付を見ると、「昭和50年 啄木忌 複製」としてあり、発行は、盛岡啄木会、「啄木新婚
の家内」となっています。
カバーがしてありますが、カバーをはずすと、ノートになっています。1頁と2頁が空白。3
頁に、「呼子と口笛」。1頁あいて、次のページに右の原稿。
1頁あいて、目次。「果てしなき議論の後」「ココアのひと匙」「激論」「書斎の午後」「墓碑
銘」「古びたる鞄をあけて」「家」。7頁空けて、右の文様。
1頁あけて「はてしなき議論の後」が始まります。この頁から、頁のノンブルがあり、「3」の
文字が右上に書いてあります。
このあと、目次通りの詩が書いてありますが、16頁に目次には無い、「飛行機」の詩が書
いてあります。ノートの目次に書き忘れたものか?
その後、17頁から21頁まで、頁のノンブルのみ書いてあり、あとは空白の頁です。
石川啄木と言えば、思い出すのが、金田一春彦氏(金田一京助の息子、言語学、国語学
者、国語辞典の編纂等で知られています。お父さんの金田一京助も言語学者、アイヌ語
の研究で有名です。金田一少年とは血の繋がりはありません。)の講演会。
金田一京助氏と石川啄木は親友であったらしく、よく金田一氏の家を訪れて来たそうで
す。京介氏の妻は、その度、嫌な顔をしていたそうです。
石川啄木は訪問する度、お金の無心をし、金田一京助氏は嫌な顔もせず、お金を貸した
そうですが、お金が戻って来ることはなかったとの事です。金田一春彦氏はその事を、小
さいながらも良く覚えていたそうです。
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