前立腺がん疑いのための生検入院再体験記 その二★そして 病院でのショック ②
さて、昨日は検査の事を書きましたが、検査前、20代くらいの、男の看護師さんが来て、
今日の具合とか、煙草の本数とか、アレルギーのこととか聞かれましたが、その中で、手
術室の雰囲気を和らげるために、音楽をかけるとか。「どんな音楽が良いですか?」
昔、柳家三亀松が手術の麻酔をかけられ、「1,2,3,と数を数えてください」と言われた
時、「そんな野暮なことができるか」という事で、麻酔が効くまで、都々逸を唄ったそうです
が、それを思い出し。
「都々逸を」と言ったら、「ドドドイツですか?」「ドドドイツじゃないよ、都々逸だよ」「ドドイツ
ってなんですか?」「・・・・本当に知らないの?」「知りません」「・・・・・・・!」「・・・・・・」これに
はビックリしました。この男、ものを知らないな、と思ったのですが・・・・
さて、この後、検査になるのですが、帰る時、これも20代の、2人の女性の看護師さんか
ら、部屋まで、ベットを押してもらって行ったのですが、途中、「ねえ、都々逸って知ってる」
「ドドドイツって何ですか?」「それじゃ、小唄、長唄は?」「何かのスイーツですか?」「新内
って知ってる?」「シンナイなんて、知んない(新内と、知んないの駄洒落です)」。
という事で、これにはショックでした。日本人が、都々逸も、小唄、長唄、新内という言葉さ
えも、知らない時代になったんですネ。
安倍という某国の首相が、集団自衛権とか、三本の矢とか言ってますが、日本の伝統文
化が消えているんですヨ。教育改革なんて言ってますが、どうせ、主要五科目だけでしょ
う。
小学校で、アホみたいに、英語を教えるみたいですが、日本伝統文化はなくなって、アメリ
カの植民地になるんですかネ。
それより小学生は都々逸を教えて、可愛い声で「七つ八より いろはを習い はの字忘れ
て いろばかり 」なんて、粋じゃ~ありませんか。
6階の病室で眺めは良かったんですが、ショックのため、体中の空気が、抜けていくみた
いな感じでした。おかげで、退院が一日延びました。日本の伝統文化に係わる方にも、努
力が必要でしょうネ。
【おまけ】
せっかく、庭にバラが咲いていたので。
ウチのカミサンは、バラとかピラサンカとか、トゲのあるものが好きで、本当に性格ピッタ
リ。
バラは、色によっても、花言葉が変わるそうですが、贈る本数によっても意味が変わるそう
です。108本プレゼントすると「結婚して下さい」だそうです。男性の方は、注意して、間違
っても108本のバラを贈らないように。地獄が待っています。詳しくは→こちらのブログを
(この項終わり)
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コメント
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まずは無事退院おめでとうございます・・・結果はともかくとして^^;
>日本人が、都々逸も、小唄、長唄、新内という言葉さえも、知らない時代になったんですネ。
まぁ・・・若い人は言葉自体も知らないでしょうが私たちの同世代の人たちも単語としては聴いたことがあってもその内容がわかる人は少ないでしょう
やはりテレビが無かったころに育った親達世代から比べると環境が違いすぎますからね
ひょっとすると講談や浪花節もそれに近い状態になりつつあるのかもしれませんね
投稿: 心づくし | 2014年5月21日 (水) 00時03分
>やはりテレビが無かったころに育った親達世代から比べると環境が違いすぎますからね
と言うより、小唄、長唄、新内、都々逸は江戸で発達したので、地方ではあまり、なじみがなかったのでしょう。
音楽の授業で、こんなのもありますよと、一時間くらいでも取り入れてくれれば、いいのですが・・・・
身近でないようでも「長崎ぶらぶら節」も、小唄なんですが・・・・・
先日、講談、浪花節の元になったと言われる、「節談説教」をお寺に聞きに行きましたが、すごい迫力でした。
今度、奥様と「花月」あたりに出かけ、藝妓さんを呼んで、小唄とか、長唄とか、新内とか経験されたら如何でしょう・・・奥様喜びますよ。
投稿: sugikan | 2014年5月21日 (水) 21時50分