ちょっと「田代原」まで~雲仙市千々石町
数年前、写真に凝り、雲仙の九千部岳まで、写真機に三脚を担いで良く登りましたが、今
日は天気は良いし、カミサンは家にいて、やぜくるしいし、久しぶりに九千部の麓、田代原
まで出かけることに。
左が九千部岳、右が吾妻岳。赤の矢印がトレイルセンター。ここから、車道を渡った所
が、登り口になっています。なお、トレイルセンターは5月から11月までが利用期間。
この山の間に、田代原という放牧場があり、藩政時代からの放牧場であり、管理している
方に聞いたら、鍋島の殿さま(島原半島には、佐賀藩の飛び地として、神代鍋島家領があ
ります)から、祖先の方が管理を命令されたそうです。
さて、以前は,牧場の入り口を開けて、牧場を抜け、登り口まで行って、登っていましたが、
へたすると、牛のお食事時間にあたり、入り口あたりに餌場がありますから、牛が何十頭
といて、間を縫って歩くのですが、怖かったですね。牛肉にして売ってあるのは好きです
が・・・・
左が入り口で、右が何名山へ登ったかのカウンター機。絹笠山にもありましたが、こちら
は柵があるので、グルグル回られません。登山者数を増やすべく、協力したいのです
が・・・
道は本当に良くなっています。
おまけに四阿まで。風景は絶望的に見られませんが・・・・・お休み処ですね。
さて、数年前までは、九千部岳は、何の事もなく無く登っていたのですが、入り口に着く前
に、足はガクガク、心臓はパクパクで、歳を感じました。心臓病があるので、万が一のこと
を考え、携帯電話をみたら「圏外」。回れ右をして、戻りました。
あちこち、野花をみて歩いていると、穴があちらこちらに。写真では分かりにくいけど、かな
り深い穴です。猪が掘った穴です。牙と鼻で掘った。
さて、トレイルセンターの回りに、ドウダンツツジが植栽してあって、満開でした。本当は、
自然の林の中で見るのが、趣があるのですが・・・・
昔は知っていた野花の名前が、すんなり出てきません。哀しいですね。
ところで、山道を歩いていると、なんとなく感じるものがあって、探したら、道の側にありまし
た。カンアオイ。寒気にも葉があるので「寒葵」。「九州の花図鑑~益村聖作画・解説」には
「本当のカンアオイは九州にはない」と書いてありますが、「ウンゼンカンアオイ」と言うの
が載せてあり、これで間違いないでしょう。真ん中の落ち葉を除けると、花が咲いていまし
た。
赤のやじるが花です。え?これが花?って言わないで下さい。人間にも、美人と、そうで無
い方もおられるでしょう。慣れれば、可愛いものです。
持って帰らないように、国立公園ですから、木の枝一本折るのも禁止されています。もっと
も、普通の方には、カンアオイは雑草と同じようで、分からないでしょうが・・・・
何というキノコなのか?昔、植物学をやっている人に聞きました、「毒茸と、普通の茸の見
分け方はありませんか」、先生曰く「難しいですね。とにかく、食べて見て、一週間なんとも
なければ毒茸ではありません。食べて、症状が出るまで、時間がかかる毒茸がありますか
ら」。
右は、「しのぶくさ」。古いワラ屋根の軒に生えるのは「のきしのぶ」。カミサンに寄生して、
忍んでいるのは、私そっくり。
オオイヌのフグリ。可愛い花なのに、可哀想な名前をつけられて。果実が犬の睾丸そっくり
なんですって。
ナズナ、でしたっけ。横から見ると、あまり面白くないですが、上から見ると意外と絵になり
ますね。
ヒメオオドリコソウ。オドリコソウという名にしては少し地味ですが・・・・
何の草の若葉だったか?アカメガシワだったかな。春を感じます。園芸用でなく、野花も風
情があって良いですね。畑に生えれば、雑草なのですが・・・・
この田代原、ヤマボウシが多く、その時は又、写真でも。最後に、シロドウダンの写真をも
う一枚。
忘れていました、一番上の写真は、シャガの花。少し湿った、日陰に咲きます。
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