雲仙鉄道 29~第一号機関車? その2
少し呆けてきたようで、昨日、明治44年と書くところを、昭和44年と書いてしまって、訂正
はしておきましたが・・・雲仙鉄道の続きです。
さて、しっつこいようですが、雲仙鉄道の各駅の記念碑の所に、焼き付けてある写真で
す。確認のために載せます。
最初写真を見て、考えたのは、この場所はどこか?左に見える畑は、路線際に所々見ら
れる風景です。
右側、良く見ると、防波堤と思われるものがあり、その外側は海岸の岩礁みたいに見えま
す。だとすれば、千々石断層の下あたりか?
この写真、「小浜鉄道」と書いたものがあり、小浜鉄道と言えば、千々石~小浜ですから、
似た風景がないか、一応、小浜の観光協会、小浜支所に聞きに行ってみましたが、はっき
りせず、富津あたりではなかろうかと言う方もおられ、ウロウロしてみましたが、やはり似
た風景はなく・・・
二枚の写真があり、一枚は小浜郷土館、一枚は個人が所有していたもの。千々石海岸で
す。
(小浜資料館にて)
(個人所有)
同じように見えますが、満潮と干潮。また、線路の写り方を見ると、下の写真は、上の写真
より、かなり下ったところで、写真を撮ったことが分かります。たぶん、同じ人が、同じ日に
写したという感じがあるのですが・・・・ルーペ、パソコンで拡大して見ると、一軒だけ違う家
があり、写真を写す角度の関係か、写した時期が違うものか、悩みます。
赤矢印が線路ですが、写真の右の方に行くと、千々石断層の一番ひどい所。
海と平行に、海のすぐ横を汽車が走ります。なお、ここのところは、岩礁がゴツゴツとした
所で、砂浜ではありません。
念のため、一番上の写真を、ディサービスのお年寄りに見せたところ、「塩屋(千々石海岸
付近)のとこやろ」と言う事でしたが、当時とは、地形も変わっており、はっきり、ここだと断
定できることは、できませんでした。
さて、機関車です。昨日も載せた、ウィキペディアに掲載されている、一号機関車の写真で
す。
(ウィキペディアより)
島原鉄道に入ってきた時は、かなり、改造されていたようで、下は、島原鉄道に入ってきた
時の設計図だと思われます。
「形式称号/1 車種/四輪連結タンク機関車 番号/1」と書いてあります。
(「島原鉄道100年史」より)
ご覧の通り、改造されていることが一目瞭然です。とくに、機関車の上の方。
図面の下に、製造所名「ランカッシャー ヴァルカンフアウンドリー」。製造年月日「187
1」。前所有者「鉄道院」。旧番号「150」。「元作業局第1号」。その他、寸法等の記
載。
さて、島原鉄道でも大改造がおこなわれますが、また、次号。
諫早市森山図書館、玄関脇のミモザ。今が盛りです。不思議な花ですね。
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