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2014年3月 1日 (土)

「走れメロスは歩いていた」?~たまには週刊誌を

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久しぶりに週刊誌を買いました。久しぶりにといっても、3日前、別の週刊誌を買ったばか

りですが・・・


この「65歳で決断する『終の2択』」、「夫が死んで『幸福な妻』『不幸な妻』」という、題字が

気になります。ウチのカミサンはもちろん「幸福な妻」でしょうが・・・・


さて、本屋さんに行ったら、猫と犬の本が多いこと。

「犬に言いたいたくさんのこと」「涙猫」「ネコの涙」「ネコに言いたいたくさんのこと」「猫たち

の恩返し」「世界から猫がきえたなら」「人生はニャンとかなる」。


何ですかね、これ。ウチ、隣の犬と猫から5年も悩まされています。私が某国の国王なら、

「発禁書」にしているんですが。

__

さて、週刊誌をめくっていたら、「走れメロスは歩いていた」の目次が目に入ったので読ん

でみたら、中学生2年の村田信一君のレポートが、理数教育研究所主催のコンクールで

最優秀賞をとり、話題を呼んでいるとか。


「走れメロス」は教科書にも載っているので、皆さんご存じだと思います。太宰治の作品。

簡単に書くと、いろいろあって、3日間のうちに町に戻ってこないと、人を信じない王様に、

親友が処刑されるというもの。


はたして戻ってこれるか、手に汗を握る物語。また、友情、人を信じることを主題にしてい

ます。


村田君のレポート。「初夏満点の星の深夜出発」との記述から、メロスが深夜0時に出発と

仮定。


「一睡もせず十里の道を急ぎに急いで、村に到着したのは、翌る日の午前、日はすでに昇

って、村人達は野に出て仕事をはじめていた」とあるので、夜通し走って午前10時に到着

したものと仮定。


計算すると、10里=約39㎞。村へ到着するのに10時間。計算すると、平均時速は3,

9㎞。「一般的な男性の歩行速度は4㎞なのでメロスは往路は歩いたことが分かります」。


復路は、「目が覚めた時は翌る日の簿明」と書いてあり、物語の舞台はイタリア南部、北

緯38度付近、日本では仙台とほぼ同じ軽度。緻密な考え方ですね。


そこで、メロスが目覚めたのは、「午前4時」と推定。「悠々と支度を始めた」ので、出発を

午前4時30分と推定。


と言う事で、あとは簡単に書けば、出発から12時までの平均時速が2.7㎞(この間は川

の氾濫がありますが)。


途中、山賊に襲われますが、処刑場に辿り着いたのが、仙台の夏至の日没時間から午後

7時と推定。


と言う事で計算すると、最後の死力を尽くして走った時速が、5.3㎞。私が、少し早めにウ

ォーキングする時の速度が、時速6㎞。結果、メロスは、計算上では歩いた、ということに

なります。


村田君は、こう感想を述べているそうです。「『走れメロス』というタイトルは、『走れよメロ

ス』のほうがあっているなと思いました」、村田君、中学2年ですよ。すごい、着眼点とユー

モア。


結局、「65歳で決断する「終の2択」、「夫が死んで『幸福な妻』『不幸な妻』」はまだ読んで

いません。読まない方が良いかな、特に後者の方は。


橘公園の桜。桜開花の基準木を見に行ったら、まだまだですね、

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帰りがけ、学校のユキヤナギが、少しばかり咲き始めていました。春はすぐそこ。わたしの

心はいつも冬。

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(参考・文引用:「週刊ポスト 3月7日号」より)





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