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2014年3月27日 (木)

茂木あちらこちら~長崎市茂木 附録・橘公園(神社)ナウ

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先日から、気になることがあり、2日ばかり茂木通い。この事は、まだ、まとまらないので、

後日。


茂木については、小学生時代に来たばかりで、詳しくないので、調べものついでに、ぶらっ

と、由緒あるところを、あちらこちらと。


「裳着神社」です。「わが町の歴史散歩~熊弘人著」によれば、「町名の由来は、昔、神功

皇后がこの地に立ち寄られた際(三韓からの帰途)、モニの浦と名付けられたのが転訛し

た説、或いはこの地で裳(衣の下ばかま)をお着けになった事から、裳着の地名がおこっ

たとの説があります。」と書いてあります。


また、「現在の地形から素直に考えると『草木が繁茂し、魚が群れる浦』から茂木の地名

が起こったのではないかと考えられる。」とも書いてあり、他の資料を読むとまだ諸説ある

ようで・・・・

2 3

最近出来た、「茂木水辺のきずな公園」の説明版。茂木は化石が出るところで有名で、小

学校の時、先生に連れられて時々来ましたが、木の葉っぱの化石なんかが結構採れまし

た。最近、恐竜の化石が見つかったとかで、その説明と採れた場所です。

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長崎は内町(旧町)と外町(新しく発展した町)があり、その外町の代官、アントン(又は、ア

ントニオ。記念碑には、アントニオと記載)村山等安の別邸跡。


近くのスーパーで「村山等安の跡地は?」と聞くと、「さあ?」。他に聞いても「?」。この近く

だと聞いたので、見つけると、スーパーのすぐ横の、郵便局でした。皆さん、興味ないのか

な?


村山等安は、佐賀の名護屋城で豊臣秀吉と会い、洗礼名アントンを元に「等安」という名

前を貰い、長崎代官を願い出、許されます。


なお、この事に関しては小説ですが、典厩五郎著、「NAGASAKI 長崎 夢の王国」をお読

みください。当時の長崎の様子がわかり、面白い本でした。

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長崎市指定記念物「太田尾の大クス」。周囲5,80メートル、樹高20メートル。近くではカ

メラに入らないので、遠くから写しましたが、下の家と比べると、大きさが分かると思いま

す。

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玉台寺にある、石碑。左は、寛政4年、島原大変(雲仙の地震・噴火・眉山の崩壊)の時、

死者が漂着したそうですが、その死者を埋葬し、供養した塔だそうです。


右は、島原の乱後復興のため、島原藩主として移封された高力摂津守の命で、茂木地方

のキリシタン取締に功績をあげた、長尾安右衛門の墓。

この、玉台寺については、また、述べます。

9 10

長崎、茂木間の鉄道設置の計画があったそうで、大正10年、茂木鐵道株式会社を設

立。大正12年堀切の工事が始まり、大正15年に完成したそうですが、鉄道敷設は出来

なかったそうです。

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立石。江戸中期から後期にかけ、各地の名所図絵等が刊行され、長崎でも長崎奉行が

命じ文政年間、編纂されますが、刊行されることなく終わり、眠っていたものを長崎史談会

が出版した、長崎町人誌「長崎名勝図絵」にも載っていいいます。


石の上。昔は右図の様に、五葉の松の大木だったそうですが、枯れて今では普通の松だ

そうです。

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                          (「長崎町人誌~長崎名勝図絵」より)

茂木と言えば、「茂木ビワ」。ハウスものは出荷しているようですが、1個で何百円。我々、

下々の者の口に入るものではありません。


露地ものは5月からの出荷。茶色に見えるのは、ビワに袋をかぶせたもの、これ、大変で

人夫さんを雇ってするそうです。とにかく、手がかかるもの。

Photo

再び、長崎町人誌「長崎名勝図」より。

茂木のあゆみによれば、「古老の口伝によれば、昔の茂木村は、入江に漁師の家が数軒

あるのみの名もない浦だった。」とも書いてあります。

読んでみると、「茂樹村」とも書いてあるようです。

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       (「長崎町人誌~長崎名勝図絵」より)

忘れていましたが、雲仙の小浜に行くには、長崎からひと山越え、ここ茂木港から小浜温

泉に行っていました。

まだ他にも、いろいろあるようですが、時間切れで残念でした。


橘公園、すっかり咲いていました。開花基準木もあっという間に、八分咲き。ドンチャン騒

ぎするところも、すっかり咲いていますから、いつでもどうぞ。

Photo_5 Photo_3

Photo_4 Photo_6

(参考・引用:「郷土誌 1958」、「長崎町人誌~長崎名勝図絵」、「わが町の歴史散歩~

熊弘人著」、「茂木 ミニガイド」、他ネットより「茂木のあゆみ」、「茂木の散歩道」、より)


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