« 雲仙ビードロ美術館★2014 第13回南島原市セミナリヨ現代版画展、その他~雲仙市 | トップページ | 空照上人壹百日修行頭髪塚~雲仙市田代原 »

2014年3月18日 (火)

小浜の鬼石・雲仙の鬼石~雲仙市

1

小浜町北野の鬼石です。説明板には、次のように書いてあります。


「この石は、島原半島随一の巨石と言われ、長さ12m巾11m、厚さ6m、表面は平坦で、

その面積は61㎡、そこには四体の地蔵が安置してある。その石にまつわる伝説は、例え

ば、鬼が罰を受けて大きな石をもたされ、雲仙登山をしていたが、あまりの重たさに耐え

かね捨てたものであるとか、この石のまわりを三回まわれば鬼がでるなど、いろいろある

が、事実は雲仙火山大爆発の際、転げ落ちた石ということである。里人は、この石には霊

魂がやどっているとのいい伝えから、この石を石材にしようとするものはなかった。

観音菩薩像は、昭和52年11月篤志者により建立されました。」


穴が穿たれ、4体の地蔵が安置され、そのほかにも、新しく奉納されたものが、たくさんあ

りました。


横に、かなり古ぼけた説明板(町合併前、小浜町時代からのもの)と、小浜小学校の生徒

が作った説明板。


「北村の名の由来! 昔は「来村」と書いて、神様が来た村で、来村って書くんだよ。今は

北村という字だよ!」「1663年、大雨が降って、その時に土砂が流れて、この鬼石が地

上に現れた!!」。良く調べていますね。

3 2

下が、雲仙の鬼石。こちらの説明板は少し難しく、環境庁・長崎県の名前が入っていま

す。「鬼石」のタイトルで・・・・


「東西南北を十二支の卯(ウ・東)、酉(トリ・西)、午(ウマ・南)、子(ネ・北)、で現している

古い雲仙の絵図面に、鬼石の場所が記されています。

温泉山縁起にも『此の山の難林王は四面の大鬼なり、行基菩薩に逢いに奉り種々の問

答あり、又悪鬼あり、男鬼の名は空仙鬼、女鬼の名は難林王なり、此の鬼々を加持すれ

ば即ち鬼石となる』」と記されてあります。

石の形から、山領の鬼石(注:小浜の鬼石)は男神の『空仙鬼』。雲仙の鬼石は女の『難林

王』と思われます」と記されていますが、小浜の鬼石と、雲仙の鬼石との関係は、検証がい

ると思いますが・・・・、

6

この場所、旧八万地獄の周囲の散策道にありますが、観光客も訪れる人もなく、鬼石は、

ひっそりと鎮座しています。


左が今の旧八万地獄で、右がいつのものか分かりませんが、煙が上がっていたころの、

八幡地獄の絵葉書です。

4_2 5

なお、この地獄の場所は、西から東へと場所を移動をしているということです。

下図の赤丸が、左から右(西から東)へと移っていく様子です。

Img_20140318_0003

 (「島原半島ジオパークをひと筆書きで一周する~寺井邦久編著」より)


さて、帰りがけ、「六兵衛茶屋」で昼飯と思っていたら、なんと・・・・・・閉店でした。多分、以

前は茅葺の立派な屋根だったのですが、今はボロボロで、最近、茅葺ができる職人さん

が少なく、費用もかかるとか。そのせいかな?なお、千々石店はちゃんと営業をしておりま

すので、こちらへ御来店を。

13 14


« 雲仙ビードロ美術館★2014 第13回南島原市セミナリヨ現代版画展、その他~雲仙市 | トップページ | 空照上人壹百日修行頭髪塚~雲仙市田代原 »

史跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小浜の鬼石・雲仙の鬼石~雲仙市:

« 雲仙ビードロ美術館★2014 第13回南島原市セミナリヨ現代版画展、その他~雲仙市 | トップページ | 空照上人壹百日修行頭髪塚~雲仙市田代原 »

フォト
2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ブログランク参加中ポチしてね(^o^)

最近のトラックバック

amazon

無料ブログはココログ