センゴク一統記⑦~宮下英樹著
え~、まあ、なんと言いますか、消費税は上がる、年金は下がる、男は下がるわで、この
「センコク一統記⑦」。信長の本能寺も終わったし、買うの止めようかと思ったのですが、
黒田官兵衛は出てくる、この間書いた、三谷幸喜著の「清須会議」と、宮下氏の「清洲会
議」が、どう違う展開を見せるのか、読みたくて、つい買っちゃいました。
今回は、「山崎の合戦」の決着がつくところですが、中国大返しをおこなった、豊臣秀吉と
明智光秀の決着は、ご存じの通りです。日本史の時間は、お昼寝タイムだった私も知って
いるくらいですから、もちろん、皆さんもご存じだと思います。
さて、これに次ぐ「清洲(清須)会議」が大変で、なにしろ、織田信長の後継者を決める会
議ですから。いよいよ前哨戦がはじまります。
「清洲会議」については、メンバーは、柴田勝家、丹羽長秀、池田恒興、羽柴秀吉の四
名。他、事情により(書けば長くなるので省略)、滝川一益、徳川家康は欠席。
長男、織田信忠は二条城で死亡、次男信雄、三男信孝、どちらかが選ばれるはずです
が、結果は以外、ご存じの通り・・・・ご存じない方は、次巻の第八巻をお買い下さい。
さて、この清洲会議には、次男信雄、三男信孝は出ておらず、この点で、織田家の実権が
弱まっている事が分かります。
この会議につては、著者宮下氏は、「付記」で従来とは、少し違った見方をしており、これ
も、買ってお読み下さい。ほんの2,3頁ですから、立ち読みもできますが、立ち読みは他
人の邪魔になるので、ちゃんと買って読むように。
ちなみに、私は立ち読みする人が嫌いで、長時間、立ち読みしているのがいたら、そばに
寄って、ひとりごとをブツブツ言いますが、皆さん気味が悪いのか、全部逃げていきます。
一度お試しを。
さて、次の第八巻は「清洲会議」が中心になりますが、多分、黒田官兵衛も活躍するはず
です。どのように描かれるのか、楽しみにしています。
さて、我等が主人公、仙石権兵衛は、淡路の国を治めますが、主君の秀吉から、まだ宛
行状(あてがいじょう、知行宛行状)が、まだ届いていません、というより、清洲会議等でそ
れどころでは無かったのでしょうが・・・・
宛行状とは、知行の割り当てを示し、その権利を保障した文書のことですが、仙石権兵衛
の場合は、分かりやすく言えば、部長の席には着いたが、辞令は貰っていない状態。こ
れ、本人も不安なら、部下になる人も不安ですよね。さて、どうなるかは、第八巻のお楽し
み。
手入れも、肥料もろくにやらないのに、毎年、綺麗な花を咲かせます。これに比べれば、
人間は・・・・
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