大江戸恐龍伝 第三巻~夢枕獏著
本屋さんに行くと、この第一巻と第二巻、売れなくて置きっぱなし。このような状況では、第
三巻が入荷するか?まして、田舎の本屋さん、入荷しても、遅くなるのは目に見えている
ので、Amazonへ、予定注文。
第二巻目の帯に、第三巻11月末刊行予定となっているのですが、本には、初版第一刷・
発行が12月4日になっており、Amazonからの発送が12月1日、ウチについたのが12月
3日。発行日より早く着くとは、さすがAmazonさん。加えるに送料はただ(アマゾン経由の
古本屋さん等からは送料有り)。本屋さんには、3日後に出ていました。
300頁程度の本ですから、一日で読めるはずなのですが、近視に老眼。おまけに、呆け
て登場人物がどういう人物か、忘れる始末。この人物は、誰だ?その度、第一巻と第二巻
を読み直し、読み直し、やっと、今日、読了しました。歳は取りたくないもの。
第一巻と第二巻については、すでに書いた所ですが、あまり書くと、これから読まれる方
に、面白くないので、少しばかり。
いよいよ、舞台は琉球に移り、はたしてニルヤカナヤなるものは、あるのか無いのか、あ
ればどこにあるのか。手がかりは江戸で手に入れた、下の図。
(「大江戸恐龍伝 第三巻」より)
そして、琉球にも同じような文字を彫りつけた、徐布石。
(「大江戸恐龍伝 第三巻」より)
琉球の加良間でおこなわれる、儀式に潜り込む、平賀源内。そして、書かれた文字を基
に、ニルヤカナヤの場所を推理し、ニルヤカナヤに出帆する源内。はたして、そこが目的
の場所であるのか。続きは第四巻。12月末刊行となっていますが、Amazonではまだ予約
注文の受付をしていないので、少し遅れるかな。
おまけです、本のカバーに書いてある部分だけ、サービスにご紹介を。
「ゑれき丸」を完成させた平賀源内は、黄金のニルヤカナヤに向かい、船出した。
途中、琉球で秘密の祭りを覗き見た源内は、そこで目蓋のない神女(ノロ)から、古の言い
伝えを聞く。
なぜ、神女は目蓋がないのか?
唯ひとり生還した水夫は、なぜ、目蓋を切りとられていたのか?徐市石とは?
そして、その石に刻まれた絵の意味するところは?
深まるばかりの謎を抱えて、源内はニルヤカナヤを目指すのだが・・・。
この本、連載物ではなく、書き下ろしですから、原稿はできているはずで、ほぼ予定どおり
刊行されるでしょう。と期待しています。終わったら、「餓狼伝」、「東天の獅子」、「キライ
マ」の、出版を早めにね。この「大江戸恐龍伝」もお薦めです。
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