「幻の唐比(からこ)れんこん収穫祭」~諫早市森山町唐比
土曜日が、愛野町の、ゆるキャラ「あいのん」の発表なら、日曜日は、隣町の森山町(諫早
市)で「幻の唐比れんこん収穫祭」。
森山町郷土誌(昭和60年発行)に、唐比の古老よりの聞き書きとして、「唐比れんこん物
語」が載せてあり、「唐比れんこんは、大昔印度から唐へと伝わり、唐からこの地へともた
らせたという。・・・・・・最盛期は戦前、昭和15年前後頃で、唐比水田約55町歩余の約半
分の25町歩が蓮根田。味、歯ざわりの良さで、唐比れんこんの名は知れわたり、値も良
かったものであったが、戦後年を追うごとに栽培が減り現在(昭和60年頃?)では、実質
一町八反余という淋しい物になってしまい。・・・・・」と書いてあります。
この原因として、第一に栽培で重労働となり、特に若い者が嫌うということがあげられるそ
うです。
上の写真がレンコン堀りの写真です。軟らかい土ですが、手で掘っていって、土の中か
ら、折れないように、掘り出します。寒い時期は大変な作業ですが、近年、またレンコン作
りを復活しようと、取り組む人も増えているそうです。千々石でも、以前レンコン田があった
のですが、全滅しました。
この日は、参加料500円を払えば、着る物(写真のズボンの部分。下は長靴になっていま
す。)を借りて、掘ったレンコンはお持ち帰り。
ここの横に唐比ハス園があり、年々有名になり、貸し切りバスも寄るようになったのです
が、今回の「幻の唐比レンコン収穫祭」、記憶によれば今年が最初ではなかったのか?初
めは、参加者は少ないようでしたが、時間と共に、徐々に増えたという感じでした。
私も参加しようと思ったのですが、なにせ一番上の写真。この作業を見たとたん、やめまし
た。古人曰く「色男、金と力は無かりけり」。
場所によっては、地面がズブズブしているところがあり、参加者の方ですが、ご覧の通り、
足が土にはまってしまい、右足はなんとか抜けましたが、左足が抜けない、抜けない。
左の写真、プロの方にも手伝ってもらい、大きなレンコンが。右の写真は、一人で全部掘
ったもので、もちろん、全部持ち帰りです。
レンコンと言えば、結構高く、一節(一本ではありません)300円以上。これで、参加料50
0円といえば、ホントに大儲け。
子ども三人とお母さん。お父さんはといえば、私と同じ色男・・・子どもたちは嬉々としてとし
て掘っていました。ホントに子どもは泥遊びが好きですね。他の人に手伝ってもらいながら
も、四人で結構な量の収穫。
右の写真の女の子は、お母さんと一緒に来ていましたが、若いので馬力があるのか、掘
ること掘ること。すごい量を掘っていきました。(女の子の右側)
このレンコン掘り、子どもも喜ぶし、500円で掘った分は持ち帰り、おまけに「まばろしの
唐比れんこん」とあっては、来年、皆さんも是非参加を。もうけものの収穫祭です。体力は
いりますが・・・・味は、私も食べているので保証します。
そういえば、NHKの「あさイチ」で、「食べなきゃ損!れんこんの底力」ということで、放送が
あってましたが、アレルギーの改善、脂肪肝の改善、かぜのときの、のどの痛みにも良い
そうです。インターネットで、「NHK あさイチ レンコン」で検索すると、詳しく出ています。
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突然のコメント失礼いたします。
現在大学で風土記について学んでいて、千々石町にかつて蓮根が多く生えていたという記載があるのですが、実際に蓮根の田が多くあったのでしょうか、、?
もしご存知でしたらお伺いしたいです。
よろしくお願いいたします。
投稿: 風土記を学ぶ大学生 | 2022年7月18日 (月) 01時03分
sugikan
数十年前、ほんの一部にありました。
投稿: sugikan | 2022年7月21日 (木) 21時08分