久しぶりの「う・な・ぎ」~諫早市
お~、久しぶりの「う・な・ぎ」ですね。家でも、時々はでますが、ほんの二切ればかり、おま
けに、私、タレをジャブジャブかけて、お茶漬けみたいにして食べるのが、好きなんです
が、塩気があるということで、ほんの少ししか、かけてくれません。
今日は、カミサンが、ぬりえ絵教室、自称、油絵教室に行って一日留守。こちらも、諫早へ
少し買い物へ。時間を見たら、ちょうどお昼。弁当を買っていっても遅くなるし・・・・・
最近、夏の疲れが、今頃出て来たのか、パワーをつけようと、うなぎ屋へ。今年のニュース
ではウナギが激減し、値段も上がっているとか。
思えば、数十年前まで千々石でも、千々石川の河口で、カンテラをつけて、うなぎの稚魚
を取っていたのですが、今や、あの風景は見られません。私の義兄弟も小さいときは、川
でうなぎを取っていたそうです。本物の天然うなぎです。
長崎といえばチャンポン。同じように諫早と言えば「うなぎ」。うなぎ専門の店が何軒もあり
ますが、老舗の「福田屋」さんへ。
諫早のアーケード街ですが、郊外の大型店舗にお客を取られて、だんだんさびれて来てい
ます。このビルの間に、いまだに昔の姿で頑張っています。
左の写真は、昔の福田屋です。暖簾には「文久3年」の文字。今年で150年の歴史をもち
ます。電話「百一番」というのが泣かせますね。携帯しか知らない若い方には、昔の電話
の事は分からないでしょうが、交換手に番号を言って、向こうに繋いでもらっていたもので
した。
初代、福田小一は、森山村(現諫早市森山町)で百姓をしていたそうですが、どういうわけ
か、諫早へ来て、うなぎ屋と魚屋をしたそうです。
昭和36年、時の昭和天皇が長崎に来られたとき、雲仙の宿所で召し上がれられたそう
で、この時、膳を下げた女将が、「ひと汁ものこっとらんばい」と言ったそうです。
昭和51年、時の皇太子殿下ご夫妻が来られたときも、ここのうなぎを召し上がっておられ
ます。
店の中は、少し新しくなった所もありますが、基本的には、数十年前初めて来たときと一
緒。
うなぎ料理にはいろいろありますが、この店はいわゆる蒲焼きです。継承者に、割三、刺
し五、焼き一生と教えているそうです。
うなぎ定食には、特上うなぎ定食(うなぎ六切)、上うなぎ定食(うなぎ六切)、うなぎ定食(う
なぎ四切)、三切れうなぎ定食とありますが、値段を見て、気の弱い私、一番安い、「三切
れうなぎ」を注文しました。この気の弱さで、人生どれだけ損をしてきたことか・・・・(ρ_;)
気が強かったら今のカミサンとは・・・・
右側のお椀は、肝吸いです。別料金ではありません。うなぎの器は、楽焼きで下が二重に
なっており、お湯を入れ蒸すので、身が柔らかくなり、いつまでも暖かく食べられます。諫
早のうなぎ料理の特徴です。
普通に焼いただけのものとは、食感が違います。どちらが良いかは、人それぞれでしょう。
肝が入ったお吸い物。うなぎの器を割ったものです。
さて、本当は2人分持ち帰って、夕食にカミサンと仲良く食べようと思っていたのです
が・・・・思っただけです。何年ぶりか、タレをジャブジャブかけて食べたら、おいしかった。
(古写真:「写真集 明治・大正・昭和 諫早」より)
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