縁結びの神社?~長崎市「諏訪神社」
長崎の氏神様、諏訪神社です。長崎では「お諏訪さん」と言いますが、今日は修学旅行の
生徒さんが、見学にたくさん来ていました。
女子学生の写真を撮ろうと思ったのですが、髭をはやして、アロハシャツ着たおじさんが、
写真撮っていたら、盗撮と間違われるので止めました。
さて、小さいときですが、諏訪神社横の諏訪幼稚園に通い、近所にしばらく住んでいたの
に、この話知りませんでした(最も5才のときですから)。
「くんち」の事を調べようと、諏訪神社のホームページを読んでいると、「縁結びの陰陽石」
と書いてあり、神社参道の敷石に、男石と女石が埋め込まれており、男性は女石、女性は
男石を踏んだ後、拝殿前の両性が合体した石を踏んで参拝すると、縁結びの願い事が叶
うとか。神社ができたのは慶安元年(1648)。今も昔も男女の仲は、変わらなかったのか
な?でも、神社の参道に作るとは、長崎の人間は・・・・・
この神社、縁結びとは関係あるのかと調べて見ると、この神社は3つの神社が合祀したも
のですが、諏訪大神(武神・厄除けの神)、森崎大神(万物創成。縁結びの神)、住吉大神
(海上安全、大漁の神)とありますから、まあ、何でもありの神社でしょう。
私、離婚をかなえてくれる神社があったら、すぐに飛んで行くんですけど・・・・
さて、神社の案内図によれば(ネットに出ています)、「①男石この下↓一の鳥居付近」、と
書いてあります。最初の鳥居は一番上の写真ですから、ここらを探したんですけど、無い
んです。
さても、神様も嘘をつく時代になったかと思って、まあ、一番上まで登って、社務所にでも
行って聞こうかと思っていたら、次の鳥居
この下にありました。男石。
あとで、可愛い巫女さんを捕まえて、聞いてみたら、この鳥居が一の鳥居だそうです。。外
の鳥居と比べると、確かに古いものです。
足が、二本継ぎ、笠木と島木が一体のようで、これは三本継ぎ、ほかの鳥居と比べれば、
全然違う事が分かります。
年代は、文字が風化したものか分かりませんが、この鳥居が最初に建てられたものでしょ
う。
これが、女石、ちゃんと、割れ目ちゃんまでついていて、中の方も少しリアル。でも、なぜ、
六角形なのか?私なら、二重丸を書いて、真ん中に線を入れて、回りに飾りの射線を、チ
ョンチョンチョンと入れるのですが、六角形では、男性は痛いでしょう。
さて、ここで不思議が。神社の説明には、「女石(四の鳥居付近)」と書いてあるのですが、
確か三の鳥居の下にあったですが・・・神社の間違えか?この間にもう一本あって、壊れ
るか何かして、昔は、四の鳥居と言われ、それをそのまま継承したものか?私が呆けて、
数え間違いしたものか?・・・一番最後が正解みたいな気がするのですが・・・まあ、とにか
く行けば分かります。
この階段、見ただけで、いつもグッタリしますね。
拝殿ですが、この下に、神馬像があります。
横道それますが、この神馬像、千々石とは少し関係があって、明治12年の「千々石村村
誌」に、次ぎのように書いてあります。
千々石出身で、荒飛甚太夫という怪力の者がいて、江戸に上がって力士になった人物が
いますが、そこの部分に、「荒飛嘗テ長崎諏訪神社ニ詣デ銅製ノ馬ヲ高クサシ揚ゲテ以テ
人ヲ驚カセリトカ・・・・」。この、神馬象には、謂われが書いてあったようですが、読み忘れ
ました、年代が分かれば、本当かどうか分かるのですが、ちょっと眉唾な話。
本殿の前には、両性合体石。良く見れば、本当に丸いものが挿入してある感じ。
なお、この、祝殿横に、「恵比須・大黒縁結び『恋占い』」というのがあって、
男性は大黒様、女性は恵比寿様に寸志(お賽銭)をいれ、恋する人の事を念じ、男性は大
黒様から 恵比寿様へ、女性は恵比寿様から大黒様へ、目を閉じて歩き、たどり着いたら
祈願が成就するのだそうです。
私も、カミサンの顔を頭に思いながら、目をつむって歩いたら、明後日の方へ行ってしまい
ました。
皆さんも、陰陽石をしっかり踏みしめ(男石と、女石を間違わないように。でも、はるな愛ち
ゃんとか、イッコちゃんは、どちらを踏むのかな?)、拝殿前の前の両性合体石をしっかり
踏んで、その夜は、しっかりと合体して下さい。少子化予防にご協力を。
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