信長伝★長篠の合戦~宮下英樹著
コンビニに買い物に行ったら、出ていました。宮下英樹著、「信長伝」の「長篠の合戦」で
す。今川との「桶狭間の合戦」。浅井・朝倉と信長・家康との「姉川の合戦」に続く、武田勝
頼と織田・徳川連合軍の戦いです。
武田氏と徳川氏の戦いが広げられ。武田信玄の死去に伴い、要所にある長篠城を家康が
奪還。それに対して、武田勝頼は長篠城を包囲し、これに、信長が加わり、「長篠の合戦」
が始まります。
この戦い、撃つまでに手間がかかる鉄砲を、3段に構えて撃つ戦法で、天下無敵の武田軍
を破ったことで有名ですが、現代、可能であったかどうかの疑問があるそうです。
また、このとき、信長は3000丁の鉄砲を用意したと言われ(疑問するもあり)、この戦い
後、「やーやー、我こそは・・・」という、個人戦から、鉄炮隊をを中心にする、集団戦法へ移
行する戦いになっていきます。
このマンガ、戦いの図が多く出てきて、分かりやすいですね。
相変わらず、現地調査し、長篠合戦二つの謎、「何故 武田軍は合戦の常道を逸し大河を
背に 織田軍の目前に迫ったのか・・・・・・・それは『長篠合戦考』史上最大の謎と言われ
ている・・・・・」。「長篠合戦の二つの謎の一つ 何故 一国の大将たる勝頼までが 織田軍
の目前にまで迫ったのか・・・」。これは、読んで見て下さい。解釈はいろいろあるでしょう
が。
さて、この合戦で、武田軍は破れ、武田氏は衰え、1582年(大正10年)滅亡します。
高校時代、勉強された方は、言わなくてもご存じのことだったでしょうが、勉強をサボってい
た私は、やっと、戦国時代のことが分かり始めました。やはり、授業より、こちらの漫画の
方が分かりく面白いですね。この本を教科書にしましょう。
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