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2013年9月24日 (火)

鯛作り★祭りの準備~雲仙市千々石町北船津

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一時流行った、「白い鯛焼きくん」、ではありません。千々石町の氏神様、温泉神社の秋祭

りに使う、「鯛引き」の鯛を作っているところです。


千々石には大字(おおあざ)が7名(みょう)あり、毎年順番で、祭りを担当します。南船津

名の皿踊り、鯨引き。下峰名の鍬踊り。上峰名の浮流。小倉名の棒踊り。野田名の浮流。

木場名の浮流。各名にそれぞれ、独自の演し物があります。


そして、今年の当番が北船津名。「船津」と付きますから、大昔は、海に面したところでしょ

う。北船津の演し物は、三味線、太鼓をバックの道踊り、「トントンレツン」と「鯛引き」。


この鯛が80年ばかり前に作られ、この際、作り替えようかという事で、先日、ちょっと見に

行ったら、まだ作成中。北船津名の大工さん2名で作っているそうですが、なにせ、80年

前、誰がどう作ったかも分からず、古い鯛の張り紙が半分はがされていました。

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中を見ると、よく作ってあります。作った人の名前が書いてないか探したのですが、残念な

がらありませんでした。


今日、行って見たら出来上がっていました。表面の図案は、看板屋さんに書いてもらったそ

うですが、紙を貼って、その上に布を三重に張って、又紙をはって書いたそうです。これで、

あと80年はもてるでしょう。今回は、制作者の名前も、ちゃんと中に書き込んだそうです。

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前の鯛より迫力満点。


7年前の前回は、子どもが20数名で引いたそうですが、今年は子どもが6名ほどしかいな

いそうで、なにか淋しいですね。多分、大人も手伝いをするのでしょうが・・・・・御旅所では、

グルグル回して、壮大なものです。

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この歯、2人がかりで、一日かかったそうです。

楽しい祭りには、裏方さんの尽力があるからこそ、盛り上がっていくものですね。


外に出たら、稲が実っていました。千々石には、ここ数年台風も来なく、豊作みたいです。

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コメント

どんなものか見に行ってみたいですね・・・でも秋は長崎市内の郷くんち巡りだけで手一杯なので多分行くことは出来ないでしょう^^;

長崎にいたときは、母の実家が、新地町の公園の前で、実家にも当番町の演し物が回ってきて、公園で、龍踊りをしているのを、2階からゆったりとみていたものです。あれから、何年、くんちには行ってないものか、懐かしいですね。

こちらの、鯛引きは、くんちの鯨引きの鯨が鯛になっているものです。多分、「めでたい」、からた来のでしょうが、こちらは潮は吹きません・・・・・(o^-^o)

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