スクイ(石干見)について その1~島原市のスクイ
Google earthから見た、島原城下です。緑で囲んだ所が、ざっと、昔の島原城跡。下の
枡から、本丸、二の丸、三の丸になりますから、島原城がいかに広大なのもだったかが分
かると思います。
今日は、島原城のことではなく、海の中、赤い矢印の所に、何となく、スジが見えますか?
以前、「すくい漁場~長崎県諫早市高来町水の浦」でスクイを紹介しましたが、島原市、雲
仙市にも、スクイがあり、そのスクイです。潮の加減で、海の下ですが・・・・
スクイは古い物で、1707年に造られたそうですから、江戸時代中期、宝永年間になりま
す。明治25年の最盛期には200以上のスクイがあったそうです。
スクイは満潮になったとき、魚が入り、干潮になったとき、残された魚を捕るという、原始的
な漁法です。ただし、干潮、満潮の激しい所でしか、できない漁法で、同じ、島原半島で
も、有明海に面した所でしか無く、橘湾方面の海では見られません。
島原でも、ほとんど無くなり、形が確認できたのが、この、新田町のスクイだけだったそう
ですが、一部壊れていたため、平成18年から補修を始め、平成20年に、「みんなでスク
イを造ろう会」が結成され、年間2回程度、補修をおこなっているそうです。
現在、子ども達をを集め、スクイの体験をさせています。
この石を積み上げて行くのですから、大変な労力です。
さて、このスクイGoogle earthで有明海沿岸をみていくと、スクイではないか?と思われる
ところが、所々ありますから、皆さんもヒマがあったら、見つけてください。意外と、面白い
ですよ。
多分、赤い矢印の所もそうでしょう。潮の関係で、よく分かるところ、何となく分かる所あり
ますが、本当にスクイかどうかは、現場に行ってみないと、分からないのですが。
暑さが、薄れたら、見に行ってみようと思うのですが、スクイは見ていると、飽きませんね。
皆さんも是非見学を、ただし、潮の満潮干潮の時間を考えて、満潮の時は何にも見えませ
ん。
暑さが続きます。体重が増えるので、アイスクリームを我慢しています。ポチ食べたいナ。
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